シミやくすみなどの気になる肌悩み、美容医療で治療するならどれがいい? お悩み別の最適施術をドクターに教えていただきました。
0からわかる美容医療BOOK
私のモヤモヤに最適解
お悩み別・おすすめ美容医療
【顔】編
シロノクリニック恵比寿院、表参道スキンクリニック勤務。豊富な知識を垣間見れるYouTubeも大人気。
日本形成外科学会認定専門医。照射機器の保有数は国内トップレベルで、その人にベストな機器を提案。
日本形成外科学会認定専門医。ごく少量で、人に気づかれず効果を出す注入技術には特に多くのファンが。
シミ
→シミの種類によって照射機器を選択
20代には「フォトフェイシャル」がおすすめ
薄く細かい点在シミに最適
[ステラM22]
「シミは種類を見極め、適切な治療方法を選択することが重要。フォトフェイシャルの最新機種『ステラM22』は、顔全体に広く浅く働きかけるので、20代の薄いシミやソバカスに有効。繰り返し照射することでシミが薄くなり、肌のハリもアップ」(石川先生)
30代には「ピコレーザー」がおすすめ
濃いシミにスポッツ照射
[ピコフェイシャル]
「ここ5~6年で普及した最新のシミとりレーザー。シミを切りとるかのようにピンポイントにメラニン色素を破壊し、濃く目立つシミも一網打尽! 当院ではピコレーザーの出力やヘッドを変えて肝斑なども一網打尽にする『ピコフェイシャル』を展開」(石川先生)
ピコレーザーはメラニン破壊効果が高く、肌へのダメージは小さい。1回の照射で終了することもあるが、通常は3~5回が目安。
40代には「Qスイッチルビーレーザー」がおすすめ
シミと間違えやすいイボを除去
[Qスイッチルビーレーザー]
「30~40代以降になると、シミの表面が盛り上がってくることが。これは厳密にはシミではなく脂漏性角化症という老人性のイボの一種。ほくろの除去にも用いられる『Qスイッチルビーレーザー』で、厚みを削り取るようにアプローチします」(寺島先生)
くすみ
→角質ケアやマシン照射、
顔脱毛も有効
「くすみの原因にもよりますが、まずは老化角質を除去するピーリングと、ビタミンCやコウジ酸のイオン導入のコンビ技を。照射機器なら、20代は顔全体に照射できるフォトフェイシャル、30代以降は肝斑が潜んでいることが多いのでトーニング系レーザーを。顔脱毛も黒いうぶ毛がなくなり、透明感がアップします」(友利先生)
肝斑
→弱い出力の
レーザーブライトニング
[ブライトニング]
「一般的なシミとりレーザーを肝斑に照射してしまうと、炎症性の色素沈着が起こり、肝斑が悪化する原因に。当院では炎症が起きない程度の弱い出力にレーザーを設定し、頻繁に照射を繰り返すことで少しずつメラニン色素を破壊していきます。トラネキサム酸などの内服薬を組み合わせると、より早く効果を実感」(寺島先生)
クマ
→注入で隠すかレーザーで消去
「多いのはヒアルロン酸注入。先天的に黒いあざの場合はレーザーを使うことも」(石川先生)。「皮膚の浅い部分に注入できるベビーコラーゲンはほんのりクリーム色で、血管が透けて見える青グマをカバー」(寺島先生)
MAQUIA 5月号
撮影/三宮幹史〈TRIVAL〉 イラスト/熊野友紀子 構成・文/高見沢里子 摩文仁こずえ 企画/萩原有紀(MAQUIA)
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。
※同じ治療でもクリニックによって呼び名や金額は異なる場合があるので、きちんと診断を受け、相談して選んでください。また施術の効果や痛みの感じ方、ダウンタイムには個人差があります。