デビュー5周年の2025年を駆け抜けるSnow Man。11月からは5枚目となるオリジナルアルバム『音故知新』を引っ提げ、5大ドームツアー『Snow Man Dome Tour 2025-2026 ON』を開催中!
12月23日(火)に行われた東京ドーム公演初日の様子をレポート。衣装やヘアメイク解説を含めた“5つの眼福ポイント”をMAQUIA目線でお届けします。


※楽曲名、演出、MC、ファンサービス、ステージ構成、衣装などに一部触れます。ネタバレが気になる方はご注意ください

眼福ポイント①「もしもこの時代にSnow Manがいたら?」各世代の音楽を独自の解釈で表現

SnowMan 東京ドーム公演

『ブラザービート』の曲中、向井さんからハートポーズを誘われるもなかなか応じない焦らし上手な岩本さん&ボケ渋滞で盛り上がるメンバーたち

Snow Manにとって1年ぶり二度目の開催となる5大ドームツアー『Snow Man Dome Tour 2025-2026 ON』は、11月5日に発売された5thアルバムタイトル『音故知新』の“音(ON)”に由来するもの。ライブ構成は1960年代から2000年代まで各世代ごとにブロックを区切り、楽曲や映像、衣装などの細部まで「もしもその時代にSnow Manがいたら?」にこだわったステージ演出がポイントです。


その演出はなんと開演30分前から(!)始まっているという徹底ぶり。彼らが楽屋入りする様子やバックヤードの出来事などの映像が数分おきにモニターに流れたかと思いきや、鏡の前で身支度を整える岩本照さんの後ろ姿とセットが徐々に1960年代風に変化!白黒映像のTVショーに切り替わり、そのままオープニングムービーに突入します。

ロックンローラー、ナウい聖子ちゃんカット、平成を抱いたロン毛の男、ディスコミュージックに合わせて踊るパラパラ&オタ芸……などなど、メンバーそれぞれが各時代を象徴する国内外のスター&アイドルを彷彿とさせる姿で、急いでどこかへ向かう様子が描かれます。そしてムービーのラストにカウントダウンが始まり、スクリーンが上がると9人のシルエットが登場!


最大10mの高さまで上がったムービングステージで横一列に並び、1曲目を飾ったのはアルバムのリード曲でもある『TRUE LOVE』。渡辺翔太さんが美しいフェイクを轟かせる中、アリーナ席の上空をゆっくり移動するムービングステージで多幸感たっぷりにフルサイズを披露♡

タイタニックポーズを決める阿部亮平さん向井康二さん目黒蓮さんをバックハグするラウールさん、全員一致団結して作られるハートのフォーメーションなど、どこを見ても口角が上がってしまう、わちゃわちゃの連続でした。

佐久間大介さんによる「ただいま絶賛ライブ中♪」の替え歌でお馴染みの『ブラザービート』のアウトロでは、深澤辰哉さんによる「イーアルサンスー」のコール&レスポンスタイムに続いて向井さんがタイ語バージョンで「ヌンソンサンシン」のコール&レスポンスを繰り広げます。

すると流暢な発音でタイ語を話し始め、すかさず阿部さんが「あ、“僕たちはみなさんのことを愛してます”って言ってま〜す」と通訳。


また自己紹介ソングの『Nine Snow Charge!!』では、メンバーそれぞれが放つ「その日の一言」もお楽しみのひとつ。

とくにお笑い好きのラウールさんはどこかにM-1ネタを盛り込んでくるはずとファンの間で注目を集めており、この日は「(バスケのドリブルをした後に松浦亜弥さんの『♡桃色片想い♡』の)胸がきゅるるん♪」と、ヨネダ2000さんのネタをモノマネ! 実は『ブラザービート』の曲中でも阿部さんと2人でモノマネをしており、かなりお気に入りのネタだったのではと想像させられました。

オープニングブロックを終えるとメンバーは挨拶と共にステージを去り、モニターの映像が白黒になって時代が1960年代まで巻き戻ります。

眼福ポイント②7分間にわたるスーパー舘タイムを打破したのは幼馴染からの一言

1960年代ブロックではメンバーが煌びやかな箔押し衣装にチェンジして再登場。1曲目は岩本さん主演ドラマ『恋する警護24時 season2』の主題歌であり、自身が振り付けを担当した『悪戯な天使』。その後はカラーテレビの普及が加速した1960〜70年の時代背景をイメージしてのことか、モニター映像が白黒から徐々にカラーになっていく細かい変化も見られました。


1980年代ブロックからはデニム生地に革を組み合わせた衣装に着替え、ムービングステージが上下にセパレートしたり、高さ20mのクレーンで2階スタンド付近までメンバーが上がったりと、客席の近くまで会いに来てくれる嬉しい演出の数々が♡

トロッコや花道に広がってのパフォーマンスを終えたメンバーがメインステージに集結すると会場が突然暗くなり、宮舘涼太さんにだけピンスポットが。ここからは舘様のみが許される独特な沈黙の“間”……Snow Man名物「舘タイム」の始まりです。


照明が絞られすぎて舘様しか見えない状態に「照明さん? Snow Manは他にも8人いるんですけど」と佐久間さんが物申すも、しばらくは暗闇に存在することを余儀なくされます。時間をたっぷり使って会場各所のカメラと目線の追いかけっこを楽しむ様子に、「今日時間かけるじゃん」「みなさん終電に気をつけてね」などのツッコミが。

指パッチンの合図によって舘様のみを乗せたムービングステージが上昇し、ようやくアクションを起こすかと思いきや、シャラララン♪と魔法少女の変身シーンのようなSEに合わせて華麗なターンを披露しただけでステージが降下。

「ターンだけ!?」「降りんのかい!」とまっとうなツッコミが上がる中、岩本さんが客席に向かって「ほらみんな、おかえりーって」と促します。「おかえりー!」の歓声を浴びた舘様が口パクで「ただいま」と応えて爆笑を誘うと、両サイドにいるメンバーをムービングステージに乗るように手招き。

再び指パッチンの合図でステージが上昇すると、頭上からサングラスをかけたぬいぐるみ「すのチル」が登場!


ところがサングラスをそっと手に取った途端に激しい息切れを起こし、サングラスをうまく掛けられない謎の茶番を繰り広げる舘様。客席から「頑張れー!」と応援されるも、なかなか掛けることができません。

その姿を見て阿部さんが「舘様、すっげぇ汗」と気がつき、渡辺さんからの「うちらは汗ひいて寒いまである」という冷静なコメントに拗ねてしまう舘様。「翔太〜!」「否定的なこと言っちゃダメだよ」と非難の声が上がると、佐久間さんから「翔太、頑張れって言ってあげて?」と素敵な提案が。

舘様の幼馴染でもある渡辺さんが「頑張れっ♪」と声をかけると、にっこり微笑んでようやくサングラスを掛けることに成功!


そこからは他のメンバーもサングラスを掛けて場位置につきます。舘様が約7分間のスーパー舘タイムを破る「レッツ! カリスマックス!」の咆哮を上げると、80年代ブロックを締めくくる『カリスマックス』がスタート。

SNS総再生数10億回超えの大ヒットを達成した本楽曲は、パラパラを現代風にアレンジしたダンスが人気。歌詞の「crazy,crazy,man」さながら、客席ではガチの振りコピを楽しむ“crazy,crazy,human”な様子も見受けられました。

眼福ポイント③笑いが止まらないMCにコント、大盛り上がりのユニット曲も!

SnowMan 東京ドーム公演 2

Netflix映画『10DANCE』に登場する1シーン、ラテンダンスにおける魅惑的な腰使いのレクチャーを再現する岩本さん&ラウールさん

1980年代ブロックを終えると深澤さんが「ここからがMCのお時間です」と告げ、先ほどのスーパー舘タイムはコーナーのひとつであり事故である、とふざけて釈明(笑)。その流れから、この日の舘タイムは歴代最長記録を叩き出したと話を広げます。

心境を尋ねられた宮舘さんは「すごい楽しい」とシンプルな感想を述べ、「なんならもうちょっとできました」と粘りの意志を見せます。「ごめんなさい、これ以上はちょっと(深澤さん)」「勘弁してよ〜(向井さん)」と否定的な反応を示されると、「じゃあ、あんたがやってみろよ!」と秋クールの人気ドラマ作品名を使って言い返す宮舘さん。すかさずラウールさんが「(今着ている)衣装が全体的に茶色いもん(笑)」と作中に出てくるセリフのオマージュで会場中を笑いの渦に!


その後も和気あいあいとしたMCは続き、取材で来ているメディア陣への「セルフ記者会見」がスタート。阿部さんが出演している「ZIP!」、深澤さんが出演している「ノンストップ!」と縁のある番組名を会場一体となってコールし、「このまま各局やろう(笑)」とラウールさんが提案。

佐久間さん宮舘さんが出演している番組については「ラヴィット!は使われないから」と飛ばしつつ、他の情報番組のタイトルコールを次々と。「俺らTV出たいから。付き合ってな、みんな」と向井さんから客席へ手厚いフォローもあり、最後はメディアチェックに余念がない佐久間さんが「(タイトルコールを)使ってない番組あったらチェックしますからね!」と目を光らせます。


また本ツアーではMC以外にも笑いどころが盛りだくさん。渡辺さんから「どうでしたか、みなさん。少しは笑ってもらえました?」と問いかけがあったように、ストーリー仕立てのライブ構成を保ちながら、ファンを楽しませる演出の数々が取り入れられているのです。ブロックの転換時や衣装チェンジのタイミングなどで行われるコントはもちろん、アルバムに収録されているユニット曲でも会場を沸かせていました。


・岩本さん、深澤さん『Symmetry』
長年グループを支える“いわふか”シンメによる、鏡のように対照的な2人がお互いを支え合い、気持ちを分かち合うような楽曲。タイトル通りのシンメトリーなダンスで客席を魅了し、ラストの背を向けて手を前に差し出すポーズは、モニター上では向かい合って手を合わせているように見える仕掛けが!

最後はロマンチックな余韻に耐えられず変顔をしてしまう岩本さんにつられ、照れたように笑う深澤さんなのでした。


・渡辺さん、ラウールさん、向井さん『サンシャインドリーマー』
どこか懐かしいホットパンツをはいて現れた3人。ソロパートのたびにカメラが彼らの美脚を映し出すと、内股でアイドルらしい可愛さを発揮する向井さん、“菜々緒ポーズ”で長すぎる脚をアピールするラウールさん、振り向きざまのポーズでお尻まで主張する渡辺さんと、強すぎる個性をノリノリで乗りこなします。

途中からは事務所伝統のローラースケートを履き、メインステージからセンターステージに向かって“とある仕掛け”で爆走! MCでは目黒さんがキワキワを攻めた衣装について言及すると、渡辺さんから「下着がはみ出てしまうので、スタッフさんに渡された男性用のTバックをはいている」との衝撃暴露もありました。


・宮舘さん、佐久間さん『地球(あい)してるぜ』
地球温暖化をテーマにしたコントを繰り広げた流れから始まる、「地球環境防衛隊」の2人による特撮ヒーロー番組のような楽曲。金色の刺繍やフリンジが豪華に装飾された白衣装に、ハート型の宝石と羽根をあしらったスタンドマイク。KABA.ちゃん氏が手がけたキャッチーな振り付けにのせて、地球に生かされていることへの感謝や人類が地球のためにできることを歌い上げます。

再び舘タイムが発生した間奏開けには「ECO!」「徒歩!」「リサイクル!」などのコール&レスポンスで会場の熱気をさらに高め、ラストサビでは凍えそうな強風を全身に浴びながら宮舘さん佐久間さんが魂の歌唱。


・阿部さん、目黒さん『ART』
美術館に飾られたアートのような世界観が広がり、赤いジャケット&黒のツイードジャケットを羽織って薄暗い照明の中で妖艶なダンスを披露する2人。ステージにセットされたアンティーク調の椅子に座る際、阿部さんは手すりにドカッと脚をかけ、わがままなお姫様風の横向き座りに。

一方で目黒さんは帝王のような覇気を放ちながら鎮座し、それぞれの曲への解釈が伝わってくるかのよう。もっとも歓声が上がったのは、阿部さんに抱き寄せられた目黒さんが「Ah…」と吐息をもらす、ラストサビ直前でした。

眼福ポイント④アンコールを含めて33曲。アルバム収録曲を中心に人気曲を熱烈パフォーマンス!

SnowMan 東京ドーム公演 3

攻め攻めの激しいダンスチューン『BOOST』では、火柱、花火、ファイヤーボールなど火属性の特効が景気よく噴射された

各世代を象徴するような音楽やカルチャーを堪能できる本ツアー。1960年代ブロックではタップダンスやグループとして初の試みとなるポールダンスを、1980年代ブロックではパラパラ、2000年代ブロックではラップやヒップホップ、そして2020年代ブロックではデビュー曲の『D.D.』を始め、SNSライブ配信風の演出を取り入れた令和らしいパフォーマンスを見せてくれました。

時代が現代まで到達し、ここから先は何があるのかと心待ちにしていると、ラウールさんのソロダンスをきっかけに20XX年代がスタート!


統率のとれた一糸乱れぬダンスが魅力の『Crazy F-R-E-S-H Beat』は、EDM調にアレンジされて近未来を彷彿とさせます。曲の終わりからそのまま次の曲のイントロに差し掛かると、アルバム収録曲の『BOOST』に突入。

この曲のMV撮影に体調不良で参加できなかったラウールさんがセンターポジションに立ち、力強いまなざしでダンスを先導! 無機質な雰囲気に民族音楽や激しいリズムが重なり、Snow Manのさらなる進化を見せつける、攻めたパフォーマンスに。曲が終わると客席からは「すごかった…」とどよめきが止まりませんでした。


回替わりで行われる最後の挨拶を、この日は深澤さんが担当。「今回はアルバムを引っ提げてのツアーなんだけど、『音故知新』というタイトルで。もしこの時代にSnow Manがいたら、みたいな感じでアルバムを作る上でいろんな時代のいろんな楽曲を聴きました」と、自分の人生を振り返る時間になったと話し始めます。

続けて「それで自分がもしSnow Manじゃなくて、この事務所に入ってなくて、そしたら何してるかなって考えたんだけどね。でも思いつかなかったです。自分にはアイドルという、人生の半分以上ね、本当にこの仕事してなければもちろん8人にもみなさんにも会えてないですし。本当にこの人生でよかったなと改めて感じました」と、素直な気持ちを伝えてくれました。


そして11月に自身が体調を崩してしまった話題から、メンバーの誕生日に撮る動画の話に。現場に行けずとも言葉だけでも届けたいとビデオ通話を繋ぎ、8人が動画撮影を行う様子を見させてもらったという深澤さん

「そしたら、入りたいな、楽しそうだなって思ったんです。いつもは当たり前のようにSnow Man9人で活動していて、もちろん感謝はしているんですけど、あらためてそういう目線で見た時に、本当にこのグループいいなっていうのを感じました」と、アイドルの仕事とSnow Manというグループのことが好きだと再認識するきっかけになったのだそう。


「このお仕事をさせてもらって、みんなに出会えて。僕は本当に幸せなんだなっていうのを、今も噛み締めながらライブに出させていただいています。何が言いたいかというと、僕のこの人生に彩りをくれて、みんな本当にありがとうございます」と感謝を述べ、会場から大きな拍手が贈られました。

挨拶の後はツアーロゴ入りのバルーンが上空を浮かぶ中、本編最後の曲をセンターステージで歌います。特大の愛をみんなに届けるかのように、向かい合いながら輪になって。ラストサビではメンバーを包み込むように白い羽根が吹き上がり、幻想的な景色が広がりました。

眼福ポイント⑤個性が輝く衣装とヘアメイク。MAQUIA的・各メンバーの見どころシーン

ここからはアンコールを除く各メンバーの衣装やヘアメイク、見どころシーンをMAQUIA目線でお届けします。

▼ラウールさんプロデュースの衣装

①オープニングのターコイズブルー×ピンク衣装
CDデビュー前にたびたび着用していた衣装を最新版にアレンジ。全体的にビジューの装飾が増えるだけでなく布地もリッチにアップデートされ、王家のように上質な艶めきときらめきを放ちます。ラウールさんの背中にはマントが、宮舘さんはボリューミーなフリルやレースをふんだんにあしらわれていました。

②ダマスク柄の箔押し衣装
アイビーや大きい花など、1960年代風のダマスク柄に箔押しを施したレトロ&ラグジュアリーな衣装。生地はメンバーごとにカラーが異なり、見目麗しい装いに。渡辺さんは衿もとに大判スカーフをブローチで留め、阿部さんは可愛らしいセーラー衿。向井さんはショート丈のトップスで動くたびにお腹がチラリ♡

③アメリカン調のデニム衣装
1980年代を思わせる、デニムと革を合わせたアメリカンな衣装。目を凝らすとメンバーカラーのラインストーンで模様が施されているほか、ブーツや装飾のあらゆる部分にウエスタンテイストを取り入れています。なお全員がこの衣装を着て揃う直前まで、渡辺さん&向井さん&ラウールさんの下半身はホットパンツスタイルでした。

④個性豊かな平成の私服風衣装
2000年代、目まぐるしい早さで時代が進む平成カルチャーを落とし込んだ衣装。オーバーサイズに裏原系、ライダースジャケットなどファッション性に富んだ時代を表すかのように、バラバラの系統が楽しめました。さりげなくメンバーカラーの服や小物を身につけているのもポイント。

⑤白×金のSnow Manらしい衣装
サテン調の生地に金色の刺繍を施した豪華なセットアップ衣装。数名のメンバーに腰布が巻かれており、異国のカルチャーをMIXさせているようにも見えます。渡辺さん、目黒さん、ラウールさん以外の6人は透け感のあるレース素材が取り入れられていました。


▼9人のヘアメイク&見どころシーン

岩本さん:ゴールドのエクステごと編み込んだ髪を後ろでひとつに束ね、刈り上げ部分をフルオープン。ダークグレーのアイブロウで眉尻をキリッとシャープに描き、指先にはターコイズブルーのラメネイルがキラリ。見どころシーンはポールダンスの後に披露した台宙(高さのあるステージから飛び降りる形でのバク宙)。Snow Manの礎となったアクロバット技に客席が大歓喜!

深澤さん:やや右分けで前髪を下ろしたブラウンのストレートヘア。前髪は細い束感を作り、根本をほんのり立ち上げていました。上まぶたにうっすらとブラウンベージュのアイシャドウを塗っているように見えました。見どころシーンは『Days』に合わせた創作ラップ。手を上下させる縦ノリを客席に要求し、音楽に合わせて「みんなナイスだったぜぇ↑。手のこれ(縦ノリ)で風きて、涼しかったぜぇ↑」と、アドリブの創作ラップで笑いを呼んでいました。

ラウールさん:束感前髪をセンター分けにし、髪全体の毛先にやや動きをつけて外ハネに。セミウエットな濡れツヤ質感でスタイリングしていましたが、ライブが進んで汗をかくにつれてリアルな濡れ髪になっていました。見どころシーンはユニット曲のローラースケートシーン。3人が連なって円を描きながら走行する際、へっぴり腰の2人をイキイキとした表情で先導。お笑いに全力な姿勢がお見事でした。

渡辺さん:前髪を下ろしたふわふわのマッシュスタイルヘア。この日も肌ツヤは絶好調で、グロスを塗っているのか唇はうるおいと血色感で満ちていました。見どころシーンはパンツいじり。『Nine Snow Charge!!』の一言で「俺のパンツ洗ってくれよ」とコメントした件や、ホットパンツ衣装の下にはいているパンツがTバックであることをメンバーからいじられ、たまらず「今日はメディアのみなさんが来てるんだから、品のある話をしようよ!」とパンツトークにストップをかけていました。

向井さん:右分けにした前髪を立ち上げたおでこ見せヘアで、後ろ髪はラフに後方へ流したスタイリング。アイシャドウはオレンジブラウン系を使っているように見えました。見どころシーンはコント中に発言したタイムリーな時事ネタ。俳優の波瑠さんと高杉真宙さんの結婚報道を引き合いに、日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』で共演していた目黒さんに向かって「隆二郎、結婚おめでとう」と、高杉さんの役名を添えて祝福の言葉をかけていました。(目黒さん:「俺に言われても…」)

阿部さん:全体的にゆるく動きをつけて左側を編み込み、重めの前髪は1:9分けにスタイリング。目元には白のラインストーンをあしらい、キラキラと瞳に光を呼び込んでいました。またライブの途中に二度ほどメガネを装着している姿をキャッチ。見どころシーンは会場のちびっことの声出しタイム。佐久間さんがレディース、岩本さんがメンズへの声出しに続き、負けてられないとばかりに「第三勢力のちびっこたち〜!」と呼びかけた姿は、まさに阿部ちゃん先生。

目黒さん:さらさらのセンター分けヘアはラウールさんとお揃い風。冒頭から汗だくでパフォーマンスしている姿が印象的でしたが、最後までメイク崩れを起こさず美しい表情をキープ。見どころシーンは『10DANCE』シーンを再現する岩本さん&ラウールさんのモノマネ。該当シーンを目撃後、肩を組んで歌っていた深澤さんを誘って同じように腰をくねくね動かしていました。

宮舘さん:前髪をセンターで分け、ソフトウエーブの髪をやや外ハネに。下まぶたのキワには繊細なグリッターが光り、唇は渡辺さんと同じようにうるおいと血色感がたっぷり。見どころシーンは岩本さんへのダル絡み。とある曲中ではステージを歩いて移動する岩本さんの前を横揺れダンスでふさぎ、舘タイム中はムービングステージに乗ろうとする岩本さんを制止して無言で見つめ合うなど、この日は岩本さんに絡む様子がよく見られました。

佐久間さん:ピンクヘアをハーフアップにし、前髪はセンター分けで軽く立ち上げたスタイル。ネイルは黒で、眉とアイシャドウはピンクブラウンで統一されていました。見どころシーンは隙あらば取り入れるネットミーム。ナルトダンスや江戸走りなど、TikTokで話題のミームを曲中に挟み、時にはラウールさんとおふざけ。

まだまだ続く『Snow Man Dome Tour 2025-2026 ON』ツアー

どの時代にもマッチするSnow Manを堪能し、まるでタイムトラベルを体験したかのような2時間45分。本ツアーは全国5都市17公演、Snow Manにとってツアー最多となる78万人の動員数を予定しています。12月23日(火)〜26日(金)まで行われる東京ドーム公演のみでも22万人を動員し、2026年1月は愛知と大阪。来年もSnow Manの快進撃に期待が高まります!

撮影/猪岐沙矢佳 取材・文/井上ハナエ

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