『MAQUIA』2022年7月号の表紙を飾った吉岡里帆さんのインタビューをまとめてお届け。映画やドラマ、舞台など、幅広いジャンルの作品に出演し、そのたびに新しい顔を見せてくれる吉岡さんの、魅力の裏に隠された素顔に迫ります。吉岡里帆さんのピュアな表情を引き出した、表紙メイクのポイントもチェック！
吉岡里帆さんのピュアな表情を引き出す「まろやかメイク」
吉岡里帆さん
1993年1月15日生まれ、京都府出身。多彩な役柄を演じ分ける卓越した演技力と誠実でチャーミングなキャラクターが支持され、ドラマや広告、映画など幅広く活躍。2022年は映画『ホリック xxxHOLiC』『ハケンアニメ！』、沖縄戦を描いた映画『島守の塔』などに出演。
抜け感が生み出すおしゃれ感あるメイクで、女優やモデルからも引っ張りだこ。ファッションとのバランスも絶妙。
『MAQUIA』2022年7月号の表紙を飾った吉岡里帆さんのメイクを解説！
まろやかな私を演出する、なじみ＆透け感のある柔カラー
ピュアな表情を引き出すなら、どこにも角を立てない「まろやかメイク」がオススメ。使ったコスメすべてが肌馴染みのよい、透け感のある色みだからこそ叶う顔。
「いつも心がけていることですが、『抜け感』重視で作ると表情も優しくなる。今回は特に、コスメ選びがポイント」と語る犬木さん。「ぱっと見た時、どこも際立たない、全体的にまろやかな印象にしたかった。選んだコスメはすべて肌馴染みがよく、透け感もあるもの。指先まで含めてライトな青みをまとうことで、ピュアさも演出しています」。使い方もシンプルだが、きちんと「ぼかす」「広げる」「馴染ませる」のが大切。すべてのパーツを少しずつ盛るので、物足りなさもなし。初夏の柔らかメイクが完成する。
使用コスメ＆メイクHOW TO
アイライナー
目の上、目頭～目尻までまつ毛の間を埋めるように引く。透け感ときらめきがあるから、重たくならない。オペラ アイカラーペンシル 08 ￥1650／イミュ（5月25日限定発売）
チーク
黒目下の中央から頬の外にむかって、指で楕円状に優しくぽんぽんと広げていく。リップ＆チーク ボーム N°1 ドゥ シャネル 5 ￥6050／シャネル
アイシャドウ
2と3を混ぜて上まぶたの中央に置き、それをぼかすようにしながら、あまり広くならないよう、アイホールの中狭めに伸ばしていく。1を下の目尻側にちょこんと置くようにする。シグニチャー カラー アイズ 116 ￥7700／SUQQU（限定色）
リップ
チップで軽く付けた後、指でトントンと馴染ませる。みずみずしさをキープしたまま唇を美しくティントする。ディオール アディクト リップ ティント 351 ￥4290／パルファン・クリスチャン・ディオール
ネイル
爪の先側半分にだけ塗り、根元は空ける。素爪の部分を作ることで出る抜け感アレンジを楽しんで。ネイルポリッシュ 132 ￥1980／THREE
吉岡里帆さんスペシャルインタビュー
軽やか？ 不器用？ どれが一体カノジョの素顔？
吉岡里帆「多面体な美しさ」のひと
ピュアな顔
感性のピュアさについて考えた時に感じるのが、いろんな方とお話しして違う価値観に触れることの大切さ。自分の趣味とは関係なく、おすすめされた音楽や本はとりあえず取り入れてみる。そこで得られるたくさんの気づきが、みずみずしい感覚を取り戻させてくれる気がします。
仕事の上でも、コミュニケーションの重要性を年々感じるように。以前は”ちゃんとやらなきゃ“という気持ちが先走って、周りの方と何気ない会話を積み重ねることの意味に気づけていなかったんです。チームで過ごす時間が作品にすごく影響することを実感してからは、柔らかい空気感の中でお仕事することを心がけています。ご一緒した方がお家に帰った時に”楽しかったな“とふんわり思ってもらえるような時間にできたらすごく嬉しいです。
色っぽい顔
色気に関しては、もともとはあまり備えていない方じゃないかな（笑）。ただ、お仕事を通じていろんな表現の仕方を学ばせてもらっています。『ホリック xxxHOLiC』という作品では”セクシー所作指導“としてポールダンサーの先生が参加しているのですが、”デコルテを常に意識することで女性の見え方は変わる“と教えてくださって。女性ならではのパーツや魅せ方をポジティブに楽しむ先生に、色気に対する価値観を広げてもらった気がします。
最近、自分を少し褒めてあげられるようになったんですよ。それまでは何事にも根を詰めすぎて”できていないことリスト“ばかりが溜まっていたけれど、”できているリスト“があってもいいんじゃないかなって。まだ柔軟さを欠く面はあるけれど、精神的に成長した部分かなって思います。
“健やか”吉岡里帆を作るモノ
自分を労ることはマナーのひとつ
体作りに関しても、最近はあまりストイックになりすぎないようにしています。忙しくて体が悲鳴を上げていてもトレーニングに行ってしまうタイプだったけれど、思い切って“今日は休もう！”と割り切ることも必要だと、この年齢にしてようやく学習（笑）。自分を労って大切にしてあげることって、すごく大事なことだなと思います。そうやって自分のメンタルや体調に目を向けはじめたことで、限界を迎える前に調整できるようになってきました。
美肌への探求心は人一倍強い方
一方で、スキンケアはストイックに極めたい派。新製品や新しい美容法がどんどん出てくるから、より自分に合うものを探求したくなるんですよね。お手入れの中で重視するのはクレンジング。撮影中は長時間メイクをするので、スチーマーや美顔器を使ってきちんと落とす作業を続けることで将来的な肌状態が変わる気がして。私の肌は疲れると赤みが出やすいので、規則正しい生活やストレスのないマインドが伝わる赤みゼロでさらっとしたフラットな肌に憧れますね。
話題の健康アイテムは即試す主義
近頃愛用しているのが、誕生日に共演者の方から頂いたCBDオイル。以前はカプセルタイプを取り入れていましたが、ロールオン型はどこでも手軽に使えるからすごく便利で。現場にも持参して、何かと大活躍しています。あとは、アラプラスのアミノ酸サプリもお気に入り。しばらく飲み続けていたら、疲れが取れやすくなってきた気がします。
（右から）「疲れた時や集中力が切れてきたな〜っていう時にこめかみなどをコロコロしています」。ホホバオイルにCBDオイルを高濃度配合した1本。ペパーミントのオイル入りでリフレッシュ効果大。ロールオン 450 8ml ￥4290／エリクシノール 「飲み始めてから、撮影が立て込む時期もいい感じの体調をキープできています」。健康維持と活力をサポートするアミノ酸・5-ALAを1粒で50mg配合したロングセラー。アラプラス ゴールドEX 60カプセル入り ￥11880／SBIアラプロモ
“めげない”吉岡里帆を作るモノ
“足りない自分”を愛してあげたい
誰でもコンプレックスはありますよね。私も常に考えすぎちゃうし、真面目にやりすぎちゃう性格を変えたかった時期があるんです。でも、今は逆にそれが自分の個性なんだと肯定できるようになってきました。もしかしたら、私の中で“自分はこうありたい”っていう憧れや向上心が先行しすぎていた部分があって、それが少しずつほぐれてきたのかも？ 自分の足りていない部分や足りていない状況を愛してあげられたら、すごく気持ちが楽になると思います。
心の疲れには肉体からアプローチを
心に澱が溜まった時は、鍼灸かピラティスをしに行きます。あとは、酵素風呂もかなりおすすめ。体にいいことをしているなって感じるだけで不思議と元気になるし、全身がスッキリしてマインドまでデトックスされる感覚があります。そして落ち込みから立ち直る最強の秘策は、カロリーが高いものをがっつり食べること（笑）。これに尽きますね。私だったら……今はラーメンかな。日頃はセーブしてラーメンを食べたいって気持ちを貯蓄しているので、いざ食べた時の幸福感がものすごいことに。一発で元気になりますよ（笑）。
大好きなお仕事が最大のパワーの源
仕事がなかった頃から続けているのが、頑張って貯金をして自分にご褒美を買う習慣。素敵なものを身につけることは自信に繋がるし、“いつかこれが似合う人になろう”という思いが励みになる気がします。そして、最近私にパワーをくれた作品のひとつが『劇場版 呪術廻戦 0』。内容の素晴らしさはもちろん、多くの方が見ているからいろんな世代の方とお話しするきっかけになるんですよね。コミュニケーションの大切さに気づいた今、様々なジャンルの大ヒット作品に触れる良さを改めて実感。私自身もいろんな分野のお仕事をさせて頂いていますが、毎日本当にたくさんの刺激とパワーをもらっています。チームで表現を追求するこのお仕事に心底惚れ込んでいるので、今後もいろんなことに挑戦していきたいですね。
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編集部
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