100年動ける体を目指して、毎日摂りたい栄養成分について改めてお勉強! 知っているようでいて、実は更新されている情報もあるのでぜひチェックを。今回は、脂質について学びます。
食事と生活を見直して、目指せ100年動ける体!
\今知っておきたい/ 栄養成分基礎知識(食事編)
病院などでの栄養相談の経験を生かして、食育活動やレシピ開発、食のコンサルティング、講演など、多方面で活躍中。
[栄養成分 03] 良質の油を選ぶことが重要 【脂質】
「脂質は選び方が重要。肉などの動物性食品に多い飽和脂肪酸はコレステロール値を上げるので摂り過ぎはNG。血流改善や抗炎症作用があるオメガ3系不飽和脂肪酸が◎」(浅野さん)
Point
●エネルギー源であり、細胞膜やホルモンの材料にもなる。
●PFCバランスを考え、1日の摂取エネルギー全体の25%を脂質に。
●肉に多い飽和脂肪酸と、魚や植物性食品に多い不飽和脂肪酸がある。
●揚げ物や古い油など酸化した油は細胞を傷つけるので避ける。
●オメガ3系不飽和脂肪酸を積極的に。
●料理にはオメガ9系不飽和脂肪酸のオリーブオイルを。エクストラバージンオリーブオイルを選んで。
●油はフレッシュなうちに使い切る。
【不飽和脂肪酸】
亜麻仁油、えごま油、オリーブオイルを
「オメガ3系不飽和脂肪酸は青魚、亜麻仁油、えごま油などに豊富。ただし酸化しやすいので料理にはオメガ9系不飽和脂肪酸が多いオリーブオイルを」
(右から)ニップン アマニ油 100g¥756/ニップン マルタ えごまオイル 180g¥1188/太田油脂 成城石井 スペイン産有機エクストラバージンオリーブオイル 鮮度ボトル 340g ¥1070/成城石井
【飽和脂肪酸】
肉の油は摂り過ぎに注意。選ぶなら和牛がおすすめ
「常温で固形の肉の脂身やバターなどは飽和脂肪酸が多めなので摂り過ぎに注意。ただ、柔らかい和牛には不飽和脂肪酸が多いので選ぶなら和牛を」
「揚げ物や、開封後ずっと使っている油、加工食品などの酸化した油は細胞を傷つけます。油は開封したらできるだけ早めに使い切ること」
MAQUIA11月号
イラスト/梶井のりこ 取材・文/和田美穂 構成/山下弓子(MAQUIA)
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