食事制限やエクササイズを成功に導くのは、結局、自分自身の精神力。「MAQUIA」6月号から、自らも肥満を克服した経験を持つDaiGoさんが指南する“痩せメンタル”の鍛え方を紹介します。
Profile
慶應義塾大学 理工学部在学中にイギリスのメンタリストDerren Brownに興味を持ち、英国発祥のメンタリズムのエキスパートに。ビジネスから恋愛まで幅広いジャンルで活躍。各所で講義も。著書は累計90万部以上。
ダイエットというとすぐに運動や摂取するカロリーのコントロールを思い浮かべてしまいがちだけど、その大前提として大切なのが、メンタルのチカラ。
「そもそもダイエット本来の意味は“食習慣”。読んで字のごとく“習慣”なんです。何か大きな目標に挑む、という考えではダメ。頭で考えずに無理せず続けられることを“習慣化”し、その結果、おのずと自分が掲げた目標の成果がついてくる、というのが成功の秘訣。ではどうやってその“習慣”=″痩せグセ”をつけるか、というのが頭の使いどころ。心と体に“痩せグセ”をつければ、リバウンドはおろか、ダイエット失敗の道すら断つことができる。鍛えるべきは、体よりもまずはメンタル。メンタルさえ鍛えれば、誰だってダイエットに成功できるんです」(DaiGoさん)
「ダイエットのパートナー 前頭葉を鍛える」
「メンタルの強さ=脳の中の前頭葉の強さ。ココを鍛えると、目標達成のために必要なことの取捨選択力や、実行力が磨かれるので、ダイエットという目標達成には必要不可欠なんです。鍛え方のオススメは瞑想。姿勢を正して2~3m先に視線を向けたら目を閉じ、1分間に4~5回のペースでゆっくり呼吸を。最初は3分間から徐々に時間を増やし、1日10分以上を目標に」(DaiGoさん以下同)
目標を具体化しない
「『1カ月で3 kg痩せる!』など目標を具体化すると、それが達成できなかったときあっという間に心が折れます。『少しずつ痩せられればいい』くらいのゆるい目標を持ってのぞめば、少し痩せただけでも達成感が得られ、結果、継続できます」
「欲望には遠近法がある」
「おいしいものを食べることとダイエットに成功したときの幸福感は、ほぼ同じ。でも人は、すぐ満足できる方に惹かれてしまうもの。近くにある幸福を大きくとらえてしまう、これが“欲望の遠近法”です。目先の幸福感にとらわれないためには、距離&時間稼ぎが重要。例えばテーブルの上のお菓子を箱の中にしまうだけで、欲望を満たすまでに距離&時間がかかり、食べたい気持ちが薄まります」
MAQUIA6月号
撮影/押尾健太郎 イラスト/naohiga 取材・文/石橋里奈 企画・構成/吉田百合(MAQUIA)
【MAQUIA6月号☆好評発売中】
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