公開日：2023.09.16

山本舞香さんがドッグヨガ＆ドッグマッサージで愛犬との絆を深める！

『山本舞香さんが愛犬「シェリ」と「レニ」ともっと仲良く♡ vol.1』

愛犬家として知られ、1分1秒でも長く愛犬「シェリ」と「レニ」のそばに寄り添うことを何よりも大切にしているという俳優・山本舞香さん。多忙な日々の中で、今以上に心の距離を縮められるスキンシップを取りたいそう。そこで今回は、愛犬家の中でスタンダードになりつつあるドッグヨガ＆ドッグマッサージを、ドッグヨガインストラクター・うみんさんにレクチャーしてもらいました。

舞香さん　うみんさん、ジュナちゃん、はじめまして！以前からドッグヨガが気になっていました。
うみんさん　舞香さん、シェリちゃん、レニちゃん、こんにちは！ドッグヨガに興味を持っていただき、とても嬉しいです。
舞香さん　元々、身体を動かすことは大好きなのですが、ヨガ自体をやったことがなくて……。それでもできますか？
うみんさん　もちろんです。ヨガは初心者でも簡単にできるポーズから、ちょっとハードなものまでさまざまな難易度がありますが、今回、ご紹介するヨガのポーズは、愛犬と一緒に楽しめるものになっているので、ヨガ初体験の舞香さんでも大丈夫ですよ。
舞香さん　それを聞いて安心しました。リビングでくつろいでいる時も、寝る時も、ご飯を食べる時もシェリとレニとべったり♡ ずっとくっついています。今よりももっと仲良くなりたいと思って、ドッグヨガに興味を持ちました。
うみんさん　ドッグヨガは、ワンコに何かをしてもらうのではなく、あくまでもワンコにお手伝いをしてもらいながらヨガをするというスタンスなので無理強いはしません。ワンコと寄り添いながらお互いがリラックスして絆を深めるというのが、ドッグヨガの考え方です。ドッグヨガでコミュニケーションが取れて、ワンコがぐっと近づいてきたり、身体を預けてきたら、ドッグマッサージも取り入れてみて。では、さっそくやってみましょう！
舞香さん　はい！楽しみです♡
うみんさん　ヨガもマッサージもですが、毎日は無理でも、週2～3回、ひとポーズだけでも、ひと呼吸だけでもいいので、少しずつ続けてみてくださいね。

教えてくれたのは……

【HOW TO DOG YOGA】

真珠貝のポーズ

「あぐらの姿勢から足裏を合わせます。この時、苦しかったり、痛かったりすると、その緊張感がワンコにも伝わってしまうので、身体が硬い人は、無理に足を開かなくてもOK。開きにくい方の足の高さに合わせて、マットに両小指がつくように姿勢をキープ。吸う息で背筋を伸ばし、吐く息でゆっくりと上体を前に倒していきます。それをゆっくりと5呼吸ほど繰り返します。肩の力を抜きながら、近づいてきたワンコに触れたり、ニオイをかいだり、五感で感じてみましょう」（うみんさん）

杖のポーズからの前屈

「1のように、前足を前方に伸ばして座り、両腕をお尻の脇に置きます。身体が硬い人は膝を曲げても大丈夫。それよりも骨盤を立てて背筋を伸ばすことが大切です。ワンコたちが近づいてきたら、太ももの上（鼠径部あたり）に乗せたり、内太ももで優しくサンドイッチしてあげて。次は2のように、背筋を伸ばしたまま、まっすぐ腕を上げます。腕を引き上げながら上半身を前に倒し、3のように、肩の力を抜いたリラックスした状態で、ワンコたちとスキンシップを取りましょう。5呼吸深く行って」（うみんさん）

戦士のポーズ

「1のようにワンコを抱き上げて、両足を左右に大きく開き、左足のつま先は体と平行になるように外側に向けます。2のように、左膝を曲げて、目線を左足のつま先と同じ方向に向けて、姿勢をキープ。ワンコを抱っこしていると、どうしても背中が丸まってしまいやすいので、胸を開くことを意識しましょう。反対側も同様に。左右5呼吸ずつを目安に」（うみんさん）

ガス抜きのポーズ

「1のように仰向けになります。この時、ワンコが寄ってきたら、優しく抱き上げて胸の上に置いてみて。両膝を胸のほうに引き寄せて。ワンコもリラックスしてきたら、2のように、足の脛に移動させてみるのもOK。この時、ワンコが落ちないようにストッパーとして足首を曲げて。1同様に両膝を引き寄せながら、体幹を使って背中を持ち上げて、しばらくキープ。ゆっくりと力を抜いて、3のように、だら～んとリラックス。ワンコを抱き上げる時、下ろす時は、必ず『上げるよ』『下すよ』と声をかけてコミュニケーションを取ることが大事。このガス抜きのポーズは、名称の通り体内の不要なガスを排出して、腸内環境を整えることも期待できるうえ、ワンコを下からのアングルで見ることができる特別なポーズです。1～3の動作を、3～5回繰り返して」（うみんさん）

【ドッグヨガで仲が深まったら、ドッグマッサージに挑戦！】

「ドッグマッサージは、人間のマッサージのようにしっかりと揉んだり、ツボを押すことではなく、身体の表面を優しくなでるように触れるだけで、十分にスキンシップを図ることができます。ワンコもリラックスするだけでなく、体中をまんべんなくなでてあげることで、体毛で隠れていて見つけにくい怪我や、皮膚に寄生しているダニなどの毛包虫を発見することもでき、メンタルだけでなく、フィジカルなケアにも繋がります。もちろん、ワンコにだって感情や、その日の気分があります。必ずしも毎回、喜んでいるとは限らないので、軽く触れた時に逃げたり、嫌そうな雰囲気があったら無理強いをしないことが、よい関係性を築くうえでもっとも大切なことです」（うみんさん）

体温と呼吸を感じる背中さすり

「ワンコがリラックスしている状態のまま、1のように手の平を使って、首のつけ根から、背骨を通り、2のようにしっぽのつけ根までさすって。体の中心である背骨ラインは、もっとも大切な場所です。腰のあたりを揉んでもらうのが好きなワンコが多いと思いますが、首のつけ根あたりからしっぽのつけ根まで、もし可能であれば頭のてっぺんからしっぽの先まで“全体的に”大きく流してあげるのがベストです。万が一、首からお尻までで体温差が大きくある場合は、どこか不調が起きているかもしれませんので、注意してチェックを続けましょう。ひと呼吸おきながら、ゆっくりと3回、毛流れに沿ってさすって」（うみんさん）

緊張を緩める前足マッサージ

「1のように前足のつけ根を親指と4本指で優しく挟みます。2のようにゆっくりと指先のほうに向かってスライドさせます。前足はもっとも使う部位で、本能的にとても敏感なうえ、筋肉も常に緊張状態に。優しく触れながら緊張した筋肉を和らげてあげましょう。自分の呼吸とワンコの呼吸を感じながら、左右3回ずつを目安に」（うみんさん）

大きな筋肉をほぐす後ろ足マッサージ

「人間も足から衰えるのと同じように、ワンコも後ろ足から弱っていくので、私たちが意識的に触れて、動かしてあげることが大切。1のように後ろ足のつけ根を両手の親指と4本指で挟みます。2のように、片方の手でゆっくりと足の指先までさすります。自分の呼吸とワンコの呼吸を感じながら、後ろ足の外側と内側などいろいろな方向からさすって。5～6回程度を目安に」（うみんさん）

神経が集中しているしっぽのつけ根をマッサージ

「ワンコは、動きのバランスや嬉しい、楽しい、不安、怖い、警戒など、あらゆる感情をしっぽの高さや振る速度、振り幅で表現します。感情と直結しているだけでなく、動きのバランスを取っている大切な場所で、想像以上に凝っている部位なのです。片手でお尻を固定しながら、もう片方の手でしっぽのつけ根を優しくつかみ、円を描くようにほぐします。お互いの呼吸を感じながら、時計回りと反時計回りを、ゆっくり1回ずつ目安に。しっぽはとてもデリケートなパーツになるので、ワンコの様子を確認しながらおこなってくださいね」（うみんさん）

――― 来週、9月23日（土・祝）は、ワンコにおすすめのフードやおやつ、サプリをご紹介します。