マスクをつけたまま過ごす日は、ベースメイクで肌をケアするチャンスにも! そこで、肌をあまり見られない日に使いたいファンデーション選びと使い方のコツを、長井さんに教えていただきました。
マスクを取る日/取らない日で選ぶ
ベースメイクBOOK
ヘア&メイクアップアーティスト長井かおりさんの
マスクを取らない日のベースメイクの選び方&塗り方
“素肌のため”を考えた快適ファンデをセレクト
仕事や用事で出かけるけれど、人前でマスクを外す機会は少なめ。そんな日は、“肌と心をケアする時間”ととらえて、ファンデーションをセレクトしましょう、と長井さん。
「長時間マスクをつける不快感を和らげるために、なじませると肌と心が喜ぶような、心地よいテクスチャーのファンデーションを選びたいですよね。マスクで肌がゆらいでしまうケースもありますから、スキンケア効果の高さも重視したいポイント。マスクを取らない日のファンデーションは、人に見せるためというより自分がリラックスするためにメイクする、という気持ちで選んで」
メイクするときは気負わず簡単、シンプルに。
「幸い顔の大部分が隠れたままですから、徹底的にカバーする必要はありません。むしろ薄く軽くのばし、肌が負担を感じないようにしましょう。もちろん、飲み物を飲むときなど、ふとした瞬間に肌を見られても大丈夫なように、美肌印象は必須。重ねればマスクを取る日に使えるものも多数あるので、臨機応変に使い分けましょう。フェイスパウダーはマスクにファンデーションがつく部分や、テカリが気になるときにだけのせて」
マスクを取らない日のベース選び
3つのPOINT
1 癒やしの心地よさ
「そんなに肌を見せなくてよいなら、耐久性より快適さ、カバー力よりも軽さを選択しましょう。マスクをしているだけで閉塞感を感じてしまうので、毛穴を塞ぐような密閉ファンデは避けたいところ」
2 スキンケア効果が高い
「マスクの内側がムレると肌はかえって乾きやすくなるので、保湿効果がマスト。クリームやリキッドはもちろん、最近はパウダリーでもスキンケア成分豊富なものがそろっているので、選択肢には困りませんよね」
3 シンプルステップでお手軽に
「メイクするというより肌をケアする、心地よく過ごすためのベースメイクなので、あれこれ重ねる煩わしさのない、簡単アイテムがベター。下地要らずだったり、粉要らずのアイテムがおすすめです」
HOW TO MAKEUP
A 下地不要。グロウ クリーム コンパクト SPF41・PA+++ 全3色 各¥8250/SUQQU(9月2日発売) B 水分油分を保つ。ナチュラグラッセ ルースパウダー シアーモイスト ラベンダーピンク SPF13・PA++ 11g ¥4620/ネイチャーズウェイ(9月15日限定発売)
肌全体は薄く仕上げる
肌はたっぷり保湿しておき、表面の潤いごとのばすつもりでスポンジをすべらせ、ファンデーションを肌全体に薄く広げる。
重ねづけで保湿力アップ
目の周りの乾きやすい部分や、マスクから出る部分で色ムラが気になる肌には、ファンデーションを重ね塗りする。
オプションでパウダーをオン
マスクがべったり肌につくのを避けたい人は、スキンケア成分入りのパウダーを、マスクが触れる部分に軽くのせても。
MAQUIA10月号
撮影/吉田 崇(モデル) 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/長井かおり スタイリスト/黒崎 彩〈Linx〉 モデル/田中真琴 取材・文/風間裕美子 轟木あずさ 構成/山下弓子(MAQUIA)
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。
最終更新日: