横隔膜や腸のコリや固まりをとって老廃物を流す、小野先生流のドレナージュ。家庭で手軽に実践できるセルフ術を「MAQUIA」12月号で紹介中。その中から、代謝アップや便秘解消をねらえるマッサージをお教えします。
ソリデンテ南青山院長
小野睛康先生
日本ミオドレナージ協会代表。理学療法士。痩せると評判になり、撮影前の女優やモデルの駆け込み寺的存在に。
『ミオドレ式 ワニグローブ・ダイエット』
脂肪やセルライトの排出を促すため、サロンでも使っているグローブ付き。¥1620/講談社
ソリデンテ南青山
●東京都目黒区鷹番3-18-20 塚原ビル2F
☎03(3711)6885
営業時間 10:00〜20:00
不定休
溜め込みむくみタイプチェック!
□座りっぱなしの姿勢でいることが多い
□肩が前に落ちている
□お腹まわりが硬い
□炭水化物や甘いものが好き
□運動が嫌い
⇒1つでも当てはまったら、ドレナージュを実践しましょう!
筋膜をつまんで代謝UP!
座りっぱなしの人にぜひ行ってほしいのが、こちらのメソッド。小野先生「同じ姿勢をとっていると筋膜が硬くなります。お腹前面の筋膜をゆるめると代謝も上がるし、姿勢もよくなりますよ」。
1. 腹直筋をつまんでほぐす
肋骨下~へそ下までの3カ所を、各3秒ずつ指でつかむ。両手を使って上・中・下と左右同時に計6点を強くプッシュ。
2. 表面の皮膚ではなく内側の筋肉をつまむ
バストトップの延長上のラインは筋膜が特に多いところ。硬い人は強い痛みを感じるが、手加減せずに強い圧で行って。
こんな姿勢で
横になって、お腹に力が入らない姿勢で行うこと。表面の皮だけでなく、筋肉までしっかりつかむとかなりの痛みが感じられるはず。
腸プッシュで老廃物スッキリ
大腸や小腸といった内臓も筋肉の一部なので、硬くなったり縮んだりするそう。腸の形をなぞるようにマッサージして刺激すれば、便秘もスッキリ解消して、ペタんこのお腹に!
1. グーの手で腸をしっかりプッシュ
小野式では、腸のマッサージもかなり強め。痛さを感じるくらいの圧で、第二関節の骨をかっさ代わりに「の」の字をお腹に描く。
2. 肋骨下を通って左脇腹までプッシュ
へそ上の高さ、肋骨の下ギリギリを右から左へ手を動かす。左脇まできたら、そこから手をへそ下に移動。3回繰り返す。
こんな姿勢で
横になった状態で、膝も曲げたほうがお腹に圧をかけやすい。右脇腹の下側からスタートし、グーの手を押し込みながら行うこと。
腸腰筋をゆるめて下腹撃退
下腹がぽっこり出ている人は、腸腰筋(腰の骨と太ももをつなぐ太い筋肉)が縮んでいるケースがほとんど。ゆるめることで下半身の血流がアップし、ヒップアップにもつながります。
そけい部を親指でプッシュ
脚の付け根を、両手の親指を奥に押し込むようにプッシュ。1回3秒を片側につき3回ずつ。力はかなり強めに。
【NG】背筋は伸ばさない!
このメソッドを行うとき、背筋を伸ばすのはNG。前かがみになることで腸腰筋がゆるみやすくなるので、猫背で行う。
こんな姿勢で
床に直接座り、マッサージするほうの膝だけを立てた状態に。こうすることで脚の付け根部分に余計な力が加わらず、やりやすい。
MAQUIA12月号
撮影/藤澤由加 石澤真実(モデル) 冨樫実和(物) ヘア&メイク/榛沢麻衣 新見千晶 野口由佳〈ROI〉 スタイリスト/福永いずみ 取材・文/風間裕美子 高見沢里子 構成/火箱奈央(MAQUIA) 撮影協力/アワビーズ
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