忙しい日々の中、自分と向き合う時間をくれるサウナ。今回は、平均週5でサウナに通い、全国をめぐる“サ旅”を楽しんでいるmomoさんにインタビュー。サウナひとリートの魅力から、肌や髪を整える美容ルーティン、サウナ後に欠かせない愛用品まで。整える時間のつくり方をたっぷり教えてもらいました。

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サウナーOL

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東京在住。平日はIT会社で人事として働きながら、週末は全国各地のサウナを巡る「サ旅」を楽しむサウナーOL。SNSでは、女子でもハマれる「記憶に残るサウナ」をテーマに、アウトドアサウナの体験レポや、美容サウナが楽しめるスポットを発信中。美容×サウナの切り口が共感を呼び、サウナ女子からの支持も高い。

「ひとリート」とは……半日~日帰り・1泊2日程度の「一人で楽しむリトリート体験や旅」を表す造語

忙しい日々の合間に、自分に戻る時間をくれるのがサウナ

──momoさんがサウナにハマったきっかけを教えてください。

momo 2022年の冬、友人たちと一緒に長野県の『The Sauna』を訪れたのが最初のきっかけでした。もともと周りにサウナーの友人が多くて、入り方を教えてもらったり、最初から自然に囲まれた施設に行けたこともあって、一気にサウナの魅力に引き込まれました。

最初は「整う」ってどんな感覚なのか正直よくわからなかったんですが、開放的なアウトドアの空間や、旅をするようにサウナを楽しめるところに惹かれていって。気づいたら、どんどんハマっていました。

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──旅感覚でサウナを楽しめるって素敵ですね。今はどれくらいの頻度で通っているんですか?

momo 平日は近場のサウナ、週末は地方のサウナを巡ることが多いです。1日に3施設巡ることも多く、ならすと週5回ほどはサウナに通っていると思います。

最近も熊本県や佐賀県にあるサウナをいくつか巡ってきました。旅先も「行きたいサウナがある場所」で選ぶことが多くて、まさにサウナが私の生活の中心になっています。

──週5回も通っているなんて、本当にサウナがお好きなんですね! 一人で行くこともあるんですか?

momo はい。もちろん友人と行くこともありますが、「サウナひとリート」することもあります。一人だからこそ感じられる心地よさってあると思うんです。

サウナひとリートのいちばんの魅力は、思考が整理できること。モヤモヤしていたことも、サウナに入っているうちにふとアイデアが浮かんできたり、「あれ?意外と大したことないかも」と思えたり。頭がすっきりして、自分の本音に気づけるような感覚があります。

私にとってサウナは、ただの趣味というよりも、自分と向き合うための大切な時間。仕事や日々の生活に追われて、余白がなくなりがちな毎日の中で、心と体をリセットし、思考を整えてくれる欠かせない存在です。

美容にも、心にも効く。サウナに通って心身の変化に気づきました

──momoさんは、美容にも気を配りながらサウナを楽しんでいる印象があります。「美容サウナ」として、どんなこだわりがありますか?

momo 水質の良さは、美容サウナとしてとても大きなポイント。出身が富山県なんですが、地元の銭湯『アルプス』では、飲めるくらい純度の高いお水が使われていて。それが本当に肌になじむんですよ。

やわらかくて、まるで包み込まれているような感覚。ずっと浸かっていたくなるくらい心地よくて、水に触れるだけで「整う」って思えるほどなんです。

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また、肌が乾燥しているときは、刺激が少ない蒸気やミストのサウナを選ぶようにしています。ドライサウナに比べると、最初は「ちょっと熱さが足りないかも?」と思ったんですが、じんわり芯から温まる感覚があって、今ではすごく好きですね。

昨年訪れた岐阜県の『田辺温熱保養所』では、約4メートルの大きな樽の中に薬草の蒸気を充満させて、その中に入るという、江戸時代の日本最古の蒸気風呂を再現したような体験ができたんです。「蒸気サウナもこんなにいいんだ」って、改めて感じた場所でした。

──水質や蒸気へのこだわり、美容サウナらしさがあって魅力的ですね。ほかにも、空間へのこだわりはありますか?

momo
 照明や香り、音の落ち着きも、美容サウナとして大切な要素だと思っています。

最近のサウナ施設って、空間全体の設計にこだわっているところが多くて、音響や香りの演出がとても上品で心地よいんです。その空間に身を置くだけで癒されるし、美容だけじゃなく、メンタルのケアにもつながっていると感じています。

それから、自然の中にあるサウナもおすすめ。たとえば、長野県の『Sauna Space TOJIBA ~湯治場~』は、なんとトロッコに乗って向かうんですよ。そういうちょっとした非日常感も含めて、旅のように楽しめるのが魅力です。景色や空気、音や香り……その土地ならではの環境に身をゆだねる時間は、心にも肌にもじんわり染み渡るような感覚があります。

──外側の美しさだけでなく、メンタル面も美しく整っていくんですね。

momo そうなんです。自然のサウナを訪れるようになってから特に、自分のコンディションに敏感になったと感じます。「今、ちょっと無理してるな」とか、「この瞬間、すごく楽しいな」とか。以前はスルーしてしまっていた感情のサインに、ちゃんと気づけるようになりました。

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そのおかげで、直感や感情に素直に従えるようになって、無理をせず、ちゃんと「今」を感じながら、自分らしく過ごせるようになったことは、大きな変化ですね。


感性もどんどん豊かになっていて、空気のおいしさに気づけたり、何気ない景色に感動したり。サウナ後のごはんがびっくりするくらい美味しく感じられるのも、五感が研ぎ澄まされているからかもしれません。

実は、もともとそんなに好きじゃなかった中華料理が好きになったのも、感覚の変化のひとつなんです(笑)。「食べてみようかな」「挑戦してみようかな」っていう前向きな気持ちが自然と生まれるようになって。そういう意味でも、サウナは「心の美容」にも深く関わっていると思っています。

サウナの前・中・後で整える。momoさん流・美容ルーティン

日々のサウナ習慣を、美容の時間としても楽しんでいるmomoさん。肌や髪にやさしく、気持ちよく整うためのルーティンを、サウナの「前・中・後」に分けて伺いました。

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【サウナ前】まずは内側に潤いを届ける

水分補給はとても大切にしています。サウナ全体を通して、最低でも1リットルはお水を飲んでいて、入る前からこまめに意識して飲むようにしています。そのほうがたくさん汗をかけて、肌の調子もよくなり、内側から潤いに満ちていく感じがするんです。

【サウナ中】美髪ケアと、肌への摩擦レスを意識

最初に髪を洗って、トリートメントをつけた状態で髪をまとめてからサウナに入るようにしています。サウナハットをかぶって蒸気でしっかり浸透させておくと、最後に洗い流したときに髪がツヤツヤに。サウナ中の「ながら美容」として、髪のケアもできるのが嬉しいですね。

そしてもうひとつ意識しているのが、肌への摩擦を避けること。汗をかいたとき、ついタオルでゴシゴシ拭きたくなってしまいますが、私はそっと押さえるようにして汗を拭くようにしています。それだけでも肌への負担がぐっと減ると思いますよ。

また、水分補給はサウナ中も欠かせない。愛用しているのは、ザサウナ×サンボサウナのコラボタンブラー。サウナ室の中にも持っていける耐熱仕様で、中身が冷たいまま保てるのでとても重宝しています。

【サウナ後】オールインワンジェルでスピード保湿

サウナを出てすぐに保湿ケアができるように愛用しているのは、ネルジャスのオールインワンジェル。少量でもよく伸びて、これひとつでしっかり保湿できる。しかも薄型パッケージでポーチの中でもかさばらないので、サ旅にもぴったりです。スピーディーに保湿できるのは、このアイテムのおかげですね。

もうひとつ欠かせないのが、コードレスの持ち運びヘアアイロン。電源を気にせず使えるのでとても便利です。

サウナ後にそのままご飯を食べに行くことも多いのですが、私は髪が乱れていると、なんとなく気持ちがそわそわして、早く帰りたくなってしまうタイプで(笑)。だからこそ、軽く髪を整えておくだけで、その後の時間もゆったり気持ちよく過ごせるんです。

サウナ前から後までのちょっとした工夫ですが、意識するだけで驚くほど快適に楽しめますし、美容の時間としても充実してくると思いますよ。

イラスト/スヨン 構成・取材・文/高浦彩加

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