毎年過酷さが増している日本の夏。これまでのスキンケア正攻法では太刀打ちできず、この夏、肌のダメージに見舞われた人も多いはず。そこで、石井美保さんから皆さんへ、肌ダメージを労る残暑見舞いをいただきました。
この夏、いかがお過ごしでしたか?
ダメージタイプ別 石井美保さんの
残暑お見舞いスキンケア
外の暑さと冷房の寒暖差で肌が乾燥してしまった
肌カピカピタイプ
暑さでスキンケアをおろそかにしてしまったのかもしれませんね。夏は汗や皮脂が出ることで潤っているように見えますが、現状で肌の乾きを感じているようでしたら、やはり保湿ケアが足りなかったのだと思います。乾いてカピカピしていると肌がゴワついて、スキンケアが浸透しにくくなるので、洗顔料を肌を柔らかく整えるものに見直しましょう。次に、落ちた肌機能を高める美容液で肌の土台を整えてから、潤い力を高める化粧水で潤いがめぐる環境に。盲点ですが、唇も日焼けして乾燥しているはずなので、リップケアも積極的に行って。
【A】コスメデコルテ
AQ ラディアンス エアリークリームウォッシュ
「ゴワつきの原因となる蓄積汚れや酸化皮脂、古い角質を濃密な泡で洗い上げます」。毛穴を磨く微粒子泡のクリーム洗顔料。125g ¥6600
【B】クレ・ド・ポー ボーテ
ル・セラム Ⅱ
「乾燥で肌力が落ちていたら土台から高めて」。肌の美しさの源にアプローチする洗顔後すぐの美容液。50ml ¥29700(9/1発売)
【C】エスティ ローダー
アクア チャージ 薬用 トリートメント ローション
「自ら潤う力を育てるのも乾燥から脱出する手です」。肌の奥まで素早く浸透し、潤いが続く。(医薬部外品) 200ml ¥7590(9/13発売)
【D】アウグスティヌス バーダー
ティントリップバーム 2
「色つきだから、日中のリップケアに」。映画監督のソフィア・コッポラとのコラボカラーが魅力。¥6500/エスティーム(限定品)
「肌をほぐして潤いを引き込める肌にしてから保湿を」美保
気をつけていたつもりなのに……
くすみタイプ
きちんと紫外線対策をしていたはずなのに、夏の終わりに感じる肌のくすみ。でも思い返してみてください。完璧だったはずでも、汗や物理的な刺激で日焼け止めが落ちてしまっていたり、「すぐ近所だから」「曇っているから」と紫外線対策が手薄になったりしていませんでしたか? こうしたちょっとした積み重ねが肌のくすみに。とはいえメラニンの影響だけでなく、紫外線ダメージで肌機能が低下しているのも原因。化粧品が“利く肌”に整えるために、角質除去成分が配合された化粧品を取り入れ、代謝リズムを整えてくすみを払いましょう。
【A】オバジC
酵素洗顔パウダー DP
「ピュアビタミンCとWの酵素配合で大人の複合的な肌悩みをケア」。洗って、引き締め、潤いを与える洗顔料。0.4g×30個 ¥2420/ロート製薬
【B】シャネル
ル マスク エクスフォリアン
「塗って5分後、洗い流すだけで角質ケアまでOK」。ホワイトクレイが肌表面の汚れをオフし、自然由来スクラブが角質を除去。150ml ¥10120
【C】ランコム
クラリフィック デュアル エッセンス ローション EX
「ブライトニングをしながら無理なく古い角質をオフ」。4種類の角質ケア成分配合。色ムラが目立たないなめらかな透明肌へ。150ml ¥13530
「不要な角質を穏やかにオフし、肌の代謝リズムを整えて明るさを取り戻して」美保
MAQUIA 10月号
撮影/橋口恵佑 イラスト/平松昭子 取材・文/藤井優美〈dis-moi〉 構成/横山由佳(MAQUIA)
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