この秋の美容トピックス&新作スキンケアから見えてきた最新の肌の潤い対策を網羅。夏のダメージ&初秋の気温変化で肌が乾燥するだけでなく、カラダやマインドも落ち込み気味になる今の時期。ぜひ参考にして。
乾燥が加速する季節だから肌・髪・体の内&外もまるっと保湿!
潤いのためにできること100問100答
国際中医薬膳管理師
久保奈穂実さん
成城漢方たまりで相談を行う。著書『1日ひとつ、疲れが消える おいしい漢方365』(世界文化社)が話題。
内側から潤う編
Q 空咳を抑えたいときに効果的なツボはある?
A 「天突」(てんとつ)のツボ
「左右の鎖骨の中間にある天突のツボに人差し指の腹を当て、下方向に向かって優しく押すと咳が止まりやすくなります。空咳が止まらず困ったときに押してみて」(久保さん)
Q のどが乾燥して空咳が出るときによいドリンクは?
A 梨ラッシー
「梨やヨーグルトのような白い食材には肺を潤す効果があり、空咳対策に効果的。梨半分とヨーグルト100g、好みではちみつとレモン汁を入れてミキサーにかけるだけ」(久保さん)
Q 乾燥してコロコロ便に。便秘によい食べ物とは?
A 黒きくらげや黒ごま
「腸を潤す効果があるのが黒きくらげや黒ごま。腸が潤うことで乾燥による便秘の改善に役立ちます。料理にちょい足ししてみて」(久保さん)
Q 便秘を改善する簡単ケアって?
A 人差し指すりすり
「腸が潤い不足で便秘になったときは、人差し指の親指側をすりすりこすってみて。ここには大腸の経絡が通っていて、刺激すると腸の動きがよくなります」(久保さん)
Q 潤いを保つために生活習慣で気を付けることは?
A 早く寝る、辛いものを控える、汗をかきすぎない
「東洋医学では潤いは寝ている間に補われるとされているので夜更かしせず早く寝ること。辛いものの摂りすぎ、汗のかきすぎは乾燥を招くので避けて」(久保さん)
Q ドライアイがひどい。改善によい食べ物って?
A はちみつベリー
「ブルーベリー、クコの実、クランベリーなどのベリー類は目によい食材。はちみつに漬けて作る“はちみつベリー”をこまめに摂ると目がうるうるに」(久保さん)
Q 髪がパサつくときによい食べ物とは?
A 黒ごま、くるみ、松の実
「黒ごま、くるみ、松の実を2:1:1の割合ですり鉢に入れて細かく砕いて混ぜ、好みではちみつを加えてペースト状に。毎日スプーン1杯食べるとツヤ髪に」(久保さん)
Q 髪の潤いのためによいレシピを教えて
A 卵とえのきのうるうる炒め
「卵とえのきたけは血と潤いを補う食材。フライパンでえのきたけ半束を軽く炒めて取り出し、次にフライパンに溶き卵2〜3個分を入れ、少し固まったらえのきたけを戻してサッと混ぜ、オイスターソースとごま油を適宜加え和えたら完成」(久保さん)
MAQUIA11月号
撮影/久保奈穂実 イラスト/齋藤よしこ 構成・文/和田美穂 髙橋美智子(MAQUIA) 企画/髙橋美智子(MAQUIA)
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