奇跡の56歳、君島十和子さんのその美しさをカタチづくる正体を、惜しみなく披露。思考は生き方だけでなく、肌にも表れる。十和子さんのブレないけれど柔軟、そんなキレイに直結するマインドをご紹介。
肌、髪、体まで。その美しさを覗き見。
これが最新! 君島十和子 ビューティの秘密
キレイの秘密、ここにも。
もっと知りたい 十和子さんの頭の中
結局、未来の自分を助けるのは
毎日の“ちりつも”
きれいにおいてはコツコツ地道にお手入れを続けることこそが最善であり、一発逆転はありません。若い頃は「意味があるの?」と思うことも多いですが、逃げずに毎日肌と向き合い、愛情を注ぎ続けていれば、いずれ与えただけの応えを返してくれるはず。「即、何とかしたい」とゴリゴリ行う素人マッサージは刺激となり、しぼむ、落ちくぼむなどの老けを招くので要注意です。
ストレスとは闘わないで。
うまくいなして、付き合っていくこと
ストレスとの付き合い方は千差万別。でも精神の乱れが体を疲労させ、老化させるのは確かだと思う。私なりに効果的だったのは、オキシトシン、別名“幸せホルモン”を分泌させること。これは人との関わりの中で分泌されるそう。なので、家族でも微笑みながら挨拶をするなど、心地よい交流を心掛けています。また、不安で夜に目が覚めてしまうという時には、寝る前に『自分を褒める3行日記』を書くのが効果的でした。『自分、偉い!』と褒めて眠りにつくだけで、すっきり目覚められるんです。
人事を尽くして天命を待つ
昔からの座右の銘。俳優時代に座右の銘を聞かれてこう答えたら、「俳優っぽくない」と一蹴されましたけれど(笑)。やりきったと自分が思えなかったら反省すべきかもしれませんが、ベストを尽くしたなら、結果を下すのは天なのだから、あとは任せるしかない。それに、できることを全力でやり遂げれば、その諦めない気持ちや熱意を見てくれている人が必ずいると信じています。どんな逆境に立たされても、自分らしくい続けるための心構えです。
自分の体のパーツひとつひとつに
意識を向けて。
そうすると不思議と、
そのパーツが「自覚」を持ち始めて、
自分からキレイになろうとするから
湯船につかる際、足の指1本1本に触れるのを日課にしています。意識を注いでいないと、動きが鈍くなり、感覚もあいまいなものに。皆さんは、足の薬指を上手に動かすことができますか? なかなか難しいですよね。それは肌も同様で、放置すれば、すぐさま衰えていく。反対にきちんと意識を向けていれば、老化のサインにもいち早く気づけるはずですから。
“自分の肌と向き合い、コツコツと愛情を注ぎ続ければ、いつか返ってくるもの。笑顔で、日々諦めずに。”
from Towako
MAQUIA6月号
撮影/天日恵美子(モデル) 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/黒田啓蔵〈Iris〉 スタイリスト/後藤仁子(モデル) モデル/君島十和子 取材・文/中島 彩(MAQUIA) 企画・構成/吉田百合(MAQUIA)