「MAQUIA」5月号では、まだまだ続くマスク生活でも美肌をキープするためのスキンケアを徹底研究。上半顔と下半顔ではお悩みが異なることに注目したゾーニングケアを、水井真理子さんが教えます!
まだまだ続くマスク時代は
上半顔 下半顔別ゾーニングスキンケア
マスク生活を脅かす、肌不調の影……。解決しようにも、今まで体験したことのない事態のため、気づけば迷宮入りしがち。そんなマキア読者の肌ピンチを救うべく、水井真理子探偵が出動。マスクから覗く上半顔とマスクに包まれた下半顔ではケアを分けるべきという真実を突き止め、解決へと導く。そう、真実はひとつ!
トータルビューティ アドバイザー
水井真理子さん
肌、体、食のトータル面からキレイになるための秘訣を手ほどき。肌を見るだけで、瞬時に生活習慣やお手入れ法まで見抜く力と愛あふれるアドバイスで人気。
マスク時代の肌不調を改善する糸口は、
上半顔と下半顔を分けたゾーニングケアにあり!
「今までにない肌不調に悩むのは当たり前! だって下のグラフを見ても明らかなように、マスク内はこんなにも悪環境になっていますし、マスクをしていないゾーンとは肌環境がまったく違うんですから。オススメは、上半顔と下半顔のゾーン別に悩みを洗い出していくこと。まず、上半顔に出やすいのは、パソコンや携帯の見過ぎによる目の酷使で出現するクマやまぶたのくぼみ、マスクこすれで濃くなるシミの存在。一方、下半顔に出やすいのは、マスク下の無表情化による筋力低下で深刻化するたるみ問題や、マスク内の蒸れや温度変化の繰り返しで起こしやすい肌荒れなど。原因と肌不調の因果関係が突き止められれば、解決の糸口は見えてくるはずです!」(水井さん)
マスク内の急激な温度や湿度変化により
肌荒れ、ニキビ、毛穴悩みが出やすい状態に
マスク内で急激かつ短時間の湿度変化を繰り返すことによって肌荒れに。また、皮膚温が高くなることで、皮脂量が多くなり、ニキビや毛穴悩みが出現。
※資生堂調べ 24℃・47% RHの温湿度条件下で、マスク内の温度は平均+7℃、湿度は+29% RH上昇する(不織布、布、ウレタンマスクなどの着用でN=15の平均値。マスク素材により差はあるがいずれも同様の傾向を確認)
歯科医師 口もと美容スペシャリスト
石井さとこ先生
歯のホワイトニングを日本で広めた第一人者。近著『マスクしたまま30秒‼マスク老け撃退顔トレ』(集英社)が絶賛発売中。
口もと美容スペシャリストが忠告!
マスク老けに要注意。
内から口内をほぐす「顔トレ」をしましょう
「もともと日本語は表情筋をあまり使わない言葉なうえに、咀嚼筋を使わなくて済むやわらかい食感が多い食生活。さらには、昨今のコロナ禍によるマスク生活で、全力で笑うということも少なくなり、下半顔の筋肉はかなり運動不足です! 筋肉の退化でたるみやゆるみなどの『マスク老け』が深刻化しないよう、マスク着用中にゆっくり舌を回したり、ほうれい線をグイグイ舌で押したりして、簡単な顔トレをしてみてください」
マスクの中でも手軽に顔トレ
左右の口角の少し上にあるふくらみに筋肉の密集ポイントがあるので、そこを舌で下から上にゆっくり刺激して。左右10回。
上半顔の悩みは……
シミ・クマ・まぶたのくぼみ・額のざらつき
↓
リモートによる
眼精疲労と巡り低下を
重点ケアすべし!
下半顔の悩みは……
ほうれい線・たるみ毛穴・フェイスラインのゆるみ・二重あご・ニキビ・肌荒れ
↓
マスク下の無表情による筋力低下と
蒸れによる肌荒れを重点ケアすべし!
MAQUIA 5月号
撮影/押尾健太郎 ヘア&メイク/藤本 希〈cheek one〉 スタイリスト/程野祐子(モデル) モデル/福吉真璃奈(マキアビューティズ) 取材・文/中島 彩(MAQUIA) 企画・構成/萩原有紀(MAQUIA)