公開日：2020.12.30

プロが解説！ withマスク時代の「ニキビ」は鎮静ケアがポイント

2020年、一年を通じてニキビに悩む女性が急増中！「MAQUIA」2月号では、美容のプロたちがwithマスク時代の正しいニキビケア法をレクチャー。おすすめのアイテムも紹介します。

“withマスク時代”の鍵は、普段のケアと生活改善
今どきニキビとサヨナラする方法

教えてくれたのは

白ニキビはビタミンCを味方に
まだ炎症前の白ニキビ。ここからの悪化を防ぐための皮脂ケアを強化。「皮脂コントロール効果のあるビタミンCで、3〜5分のローションパックを」（髙瀬先生）

（右）薬用アクネVCローション[医薬部外品]150ml ¥3800／エトヴォス　（左）VCエッセンスウォーター 50ml ¥5400／アンプルール

（右）ニキビ予防の有効成分“グリチルリチン酸2K”配合。薬用アクネVCローション［医薬部外品］150ml ¥3800／エトヴォス　（左）6種類のビタミンCカクテルを配合。さまざまな毛穴トラブルの予防に。VCエッセンスウォーター 50ml ¥5400／アンプルール

洗顔の後、コットンにビタミンCローションを浸して2枚に裂いたものを、白ニキビの気になる部分にオン。

赤ニキビは医薬部外品で食い止める
「炎症を起こしはじめた赤ニキビには、抗炎症&抗菌機能のある医薬部外品を投入。このカテゴリーは肌のターンオーバーを促してくれるアイテムもグッド」（弓気田さん）

（右）dプログラム ACリセット[医薬部外品] 10g ¥2500／資生堂インターナショナル　（中）ノブ ACアクティブスポッツクリーム[医薬部外品]10g ¥2500／常盤薬品工業ノブお客さま相談室　（左）FDR アクネケアエッセンス[医薬部外品]8g ¥1800／ファンケル

（右）ニキビ周りの肌をうるおし、跡も予防。dプログラム ACリセット［医薬部外品］ 10g ¥2500／資生堂インターナショナル　（中）医療機関でも取り扱うニキビブランド。ニキビケアと保湿を両立。ノブ ACアクティブスポッツクリーム［医薬部外品］10g ¥2500／常盤薬品工業ノブお客さま相談室　（左）毛穴詰まりをケアし、ニキビによる肌荒れを予防。FDR アクネケアエッセンス［医薬部外品］8g ¥1800／ファンケル

黄ニキビは「触らない」＆医薬品投入
「黄ニキビはつぶすと跡になる可能性があるので触らず、殺菌効果のある医薬品で落ち着くのをサポート。ニキビパッチは寝ている間触れずに済む効果も」（髙瀬先生）

（上）アクネスラボ薬用スポッツクリーム夜用ポイントパッチ付き[医薬部外品] 7g ¥1380／ネイチャーラボ　（中）イハダアクネキュアクリームジェルクリームタイプ治療薬 [第2類医薬品] 16g ¥800／資生堂薬品　（下）ペアアクネクリームW [第2類医薬品] 14g ¥950／ライオン

（上）薬用成分&美肌成分をパッチで肌に留める。アクネスラボ薬用スポッツクリーム夜用ポイントパッチ付き［医薬部外品］ 7g ¥1380／ネイチャーラボ　（中）ノンステロイド処方の医薬品。イハダアクネキュアクリームジェルクリームタイプ治療薬［第2類医薬品］ 16g ¥800／資生堂薬品　（下）ニキビの炎症をケアし、原因を根本から抑える。ペアアクネクリームW ［第2類医薬品］ 14g ¥950／ライオン

スポッツ系はスキンケアを綿棒でオフしてから
「ニキビ部分はスポッツケアしたいけれど、その周りの肌はしっかり保湿したい。そんなとき、まずは顔全体をいつも通り保湿ケア。ニキビが気になる部分だけ綿棒でスキンケア成分をごく軽くぬぐってからスポッツ系を」（水井さん）

（右）きれいな綿棒を水でぬらし先端を柔らかくする。ニキビ部分のスキンケア成分をやさしくぬぐい取って。
（左）乾いている方の綿棒の先端に、スポッツケアを取り、ニキビの気になる部分の周りを含め、広めにのせる。

メイクツールの汚れはニキビ菌のエサに
「朝使ったブラシやパフは、一日放置すれば雑菌の温床に。ニキビ肌のときは清潔な手でメイクするか、ブラシなどはその都度、汚れをオフ。ブラシ用のクリーナーミストは、乾かす手間がなく便利なアイテムです」（水井さん）

ブラシの質もキープ。（上）パンソーL（タンフリュイド&クレーム）¥6500、（左）ソワンネトワイヤンパンソー（ブラシクリーナー）150ml ¥2500／クレ・ド・ポーボーテ

これもオススメ
コットンをツール代わりにしても
「ブラシやパフを毎日洗うのが難しい場合は、コットンで代用する手も。コットンを裂き、毛羽立ち部分を使えばブラシ代わりに（写真上）。薄く裂いた間にパウダーを入れればパフ代わりに（写真下）」（水井さん）

ニキビのNG習慣を避けるだけでも違う！
肌によかれと思うケアでも、意外とニキビを悪化させることが。ニキビがあるときのNG習慣をアップデートして。

圧出
「自分で膿を押し出すのは厳禁！近年はニキビ内に溜まる組織液でゆっくり治す方がきれいに治るという説が有力」（髙瀬先生）

熱いお風呂
「熱い湯船は血流を促進して炎症が悪化。37度前後くらいのぬるめの湯船なら、副交感神経を優位にするのでOK」（水井さん）

触る＆マッサージ
「ニキビは触らないこと。だから顔マッサージもNG。マッサージは脇の下のリンパ節など、顔から遠い場所を」（水井さん）

マスク時は“換気”を習慣にしよう
「嫌気性のニキビ菌。人のいない場所ではマスクを外し換気を」（髙瀬先生）。ただし、「マスクを外すと肌の水分が急に逃げたり、汗でバリア機能が乱れたりも。清潔にする&うるおい補給も忘れず」（弓気田さん）。