20代後半から美容やボディメンテナンスにより打ち込むようになったという岡本さん。その甲斐あって30歳の壁は余裕でクリアしたものの、33歳で迎えた妊娠・出産で肌にも体にも変化が。34歳を迎えた岡本さんが取捨選択した美容とは?
美容家
岡本静香さん
ライターアシスタント、化粧品会社のコンサルティング、美容講師の経験を経て美容家に。「楽しむ」をモットーにした美容法で、同世代の女性たちから支持を集める。美容誌やファッション誌で活躍するほか、noteで公開している2分動画も人気。
●岡本さんが30代になって、年齢を感じたエピソードはありますか?
エイジングに備えたケアもむなしく33歳で迎えた妊娠・出産で肌も体も変化が。
「30歳の壁については先輩方からよく聞いていたので(笑)、27歳頃からエイジングケアをスタート。おかげで肌もボディもベストコンディションで30歳を迎えることができたのですが、33歳の妊娠を機に色々なことができなくなり、産後はボディラインを見て涙したことも……。産後1年が経ち、食事も生活リズムも子供中心の生活になったことで、今は自然とヘルシーな状態をキープできています」。
●30歳の壁を乗り越えるためにはじめたこと、やめたことは?
SKIN CARE
「おもしろそう♪」からアイケアをスタート!
「正直20代の頃はアイケアの必要性を感じていなかったのですが、ちょうど30歳になる頃に各メーカーからユニークなアイケアアイテムが続々発表されたんです。興味津々で使ってみたら、目元がパッと明るくなって、心なしかハリも出て、あぁ、エイジング始まってたんだなって実感しました。今では毎晩欠かさない大事なルーティンです」。
ハリ、クマ、むくみにアプローチ
「くすみがちな目元がパッと明るく整う」。目元の血流に着目。くすみのない明るい目元へと導く。インテンス リッチ アイ クリーム 13g ¥18000/SUQQU
まぶたのたるみを許さない
「翌朝のまぶたのハリが全然違う!」目もとの土台にアプローチし、ハリと立体感のある瞳に。B.A アイゾーンクリーム 26g ¥18000/ポーラ
スキンケアを欲張りすぎるのをやめた
「20代の頃はフルコースでスキンケアを頑張ると翌日は疲れてオールインワンにしたり、お手入れに波があったんです。でもそうすると、肌状態が安定しないと気づいたんです。今は自分の肌に必要な物がわかるようになったから、化粧水、美容液、クリームと、スキンケアが届く土壌を整える導入美容液を、毎日欠かさずに続けています」。
タイトな膜感で肌を引き締める
「肌がふっくらしてハリが出る」。肌を耕しながら、キュッと引き締める効果も。モイスチャー リペア エッセンス N 50ml ¥12000/SUQQU
キメが整ったしなやかな肌に
「使うほどに肌が再生していくよう」。角層深部に潤いと弾力を与え、肌の質を高める。コアエフェクター 18ml ¥7300/ファンケル(8月20日発売)
BODY CARE
パーソナルトレーニングでボディもリフトアップ
「30歳の誕生日に友達とハワイ旅行に行ったのですが、そこで撮った写真に愕然。ヒップが垂れて脚が短く見えて、これじゃダメだ! とパーソナルトレーニングに通うように」。
「妊娠前は『ブレンダジム(現・レヴィアス)』に週2で通っていました」。
「ヒップ、バストのリフトアップと、背中とおなかを引き締めるトレーニングを重点的に続けていました。ジム通いは妊娠を機にやめてしまったけど、今も家でトレーニングを続けています」。
30歳からはランジェリーに投資!
「服をキレイに着るには、胸のふくらみってちょっと邪魔だと思っていたんです。だから20代までは当たり前のように締め付ける下着をつけていたのですが、30歳の頃に出合った下着屋さんで概念が激変。服に合わせてワイヤーレスのものや総レースのランジェリーにも挑戦するようになったら、すごく心地よくて。肩こりもなくなったし、体に負担なくボディラインをキレイに見せられるっていうのは革新的でした。今では自分の体を労ってくれる、大切な相棒です」。
「イタリアンのインポートが充実しているマリー六本木がお気に入り。最近はバストをリフトアップするキャリオカ型のブラが気に入っています」。ブラジャー¥28000・ショーツ¥16000/マリー六本木
HAIR CARE
トリートメント重視のヘアケアは27歳で卒業
「つやが欲しくて毎日トリートメントをたっぷり使っていたのですが、28歳頃から白髪が気になり始めたんです。それを機に、外側から与えるケアから頭皮の土台を育てるケアにシフト。頭皮を気遣うようになってからは、髪全体の質感が整って、ツヤやコシも高まりました」。
3本のブラシで頭皮と髪のケアをスタート
「頭皮ケアでこだわっているのはブラシ。毎日のお手入れに、3本のブラシを使い分けています。適材適所のブラシを使うことで、頭皮の巡りが良くなり、髪の毛も健康に。根元からハリが出て、若々しい印象に変わりました」。
A.「ブラッシングだけで髪のツヤがアップ」。メイソンピアソン ハンディブリッスル ¥19000/オズ・インターナショナル B.「入浴前に髪の絡まりをオフ」。プロパドル ディタングラー ¥1800/ウェットブラシ C.「頭皮のマッサージに」。ふかふかのクッションが頭皮を刺激。ベントパドルブラシ ¥3200/ジョンマスターオーガニック
●大人のエイジングとの向き合い方は?
落ち込むことも含めて美容。美しくありたいという思いを捨てなければ、キレイになれる!
「子どもの頃からお化粧への憧れがあって、気づいた頃には美容に夢中になっていました。20代まではスキンケアもメイクもただただ楽しくて、ちょっと違和感があっても若さで押し切れちゃう勢いがあった。でも、30歳を過ぎるとそうもいかなくて、抗えないエイジングに落ち込むことも。でも、それでいいんだと思うんです。一度ちゃんと落ち込んで、そこからどう向き合っていくか。それを積み重ねていけば、キレイは続いていくはず。美しくいたいという気持ちさえあれば何歳からでもキレイになれるから、オトナの美容をもっと前向きに楽しみましょう!」
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取材・文/野崎千衣子
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