肌のカサつきやヒリヒリ感など、春先はさまざまな不調が続出。「MAQUIA」4月号では、そんな春の“ゆらぎ”の解決術をプロが回答。これで季節の変わり目も怖くない!
肌も、心も、ヒリヒリ カサカサが勃発
春先ゆらぎ脱出100問100答
教えてくれた方
皮膚科医
山崎まいこ先生
まいこホリスティック スキン クリニック院長。酵素栄養学も学び、体の内外から診療。
春先はなぜ肌トラブルが増えるの!?
ゆらぎ肌の基礎知識
春先に肌がゆらぐ理由とは? ゆらぎ肌になった場合の対処法は? まずは基本情報からご紹介。
Q.ゆらぎ肌と敏感肌はどう違うの?
A.ゆらぎ肌は普段、敏感肌でない人もなります
「敏感肌は普段から敏感な状態ですが、ゆらぎ肌は普段は敏感肌でない人でも一時的になることがあります」(山崎先生)
Q.ゆらぎ肌になりやすいのはどんな人?
A.冬にスキンケアを怠った人
「肌の乾燥が進む冬に保湿を怠った人は、肌のバリア機能が落ちた状態で春を迎え、ゆらぎ肌になる可能性大」(山崎先生)
Q.花粉症だと、ゆらぎ肌になりやすい?
A.なりやすい傾向があります
「花粉症の人は花粉飛散の時期に肌も荒れ、かゆみや湿疹が起きる人が多いようです」(山崎先生)
Q.春先に増える心のストレスも、ゆらぎ肌の原因?
A.Yes
「ストレスが増えると体内で活性酸素が増えて血流も悪くなり、ゆらぎ肌にもなりやすく」(山崎先生)
Q.ゆらぎ肌を悪化させる3大タブーは?
A.乾燥、摩擦、熱いお湯
「肌が乾燥するほどバリア機能が落ちるので乾燥させたままにしておくのはご法度。熱いお湯で洗顔すると必要な潤いも落ち、乾燥が進むのでNGです。また、刺激に過敏になっているのでゴシゴシと肌をこするのも厳禁」(山崎先生)
Q.ゆらぎ肌ってズバリ治るの?
A.きちんとケアすれば治ります
「もともとの敏感肌と違い、ゆらぎ肌は一時的に起こっている場合がほとんどなので十分に保湿をするなど毎日のスキンケアをしっかりすれば改善します」(山崎先生)
Q.風邪をひいてもゆらぎ肌になりやすい?
A.なりやすい
「風邪をひくなど体調が悪いときは免疫力が低下しているときで、皮膚のトラブルも起きやすいので、ゆらぎ肌にもなりやすいといえます」(山崎先生)
Q.気をつけるべき花粉以外のアレルゲンは?
A.ハウスダストやダニ
「春は花粉以外にも、ハウスダストが舞いやすくなったり、ダニの活動も活発になるので、それらにアレルギーが起きやすい人は要注意です」(山崎先生)
Q.ゆらぎ肌と生理周期って関係ある?
A.生理前に悪化しやすい
「生理前に女性ホルモンのプロゲステロンの分泌が増えるとニキビが出やすくなったり、肌の潤いも減るのでゆらぎ肌になりやすくなります」(山崎先生)
Q.アトピーもゆらぎ肌のひとつ?
A.アトピーとゆらぎ肌は違います
「アトピーはもともとの体質に環境因子などが加わって起こるもので、ゆらぎ肌とは違います。ただアトピー体質の人は乾燥肌なので肌がゆらぎやすいとはいえます」(山崎先生)
Q.都会と田舎でゆらぎ肌の出現率は違う?
A.都会のほうが出現しやすい
「都会のほうが大気汚染の影響を受けやすく、都市型生活はストレスも多いので、田舎よりゆらぎ肌になる可能性は高いと考えられます」(山崎先生)
Q.ゆらぎ肌の原因を自分で作ってしまう
場合もあるってホント?
A.ホント
「保湿を怠るなど間違ったスキンケアをしていたり、油抜きダイエットをしていたりすると、肌が乾燥してバリア機能が低下し、自らゆらぎ肌を招くことに」(山崎先生)
MAQUIA4月号
撮影/資人導〈vale.〉 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/榛沢麻衣 スタイリスト/武田亜利紗 モデル/樋場早紀 イラスト/本田佳世 取材・文/高見沢里子 和田美穂 構成/髙橋美智子(MAQUIA)
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