乾燥と寒さが厳しい冬に油断すると、肌トラブルは一気に進行してしまいます。「MAQUIA」12月号の「たるみとシワの100問100答」には、日々の食・生活習慣で役立つネタから都市伝説的なウワサまで情報満載。
お話を伺ったのは
アオハルクリニック院長 小柳衣吏子先生
診療のかたわら、学会やセミナーで知識と技術を磨くことにも熱心。たるみ専門外来も担当。
トータルビューティアドバイザー 水井真理子さん
佐伯チズ氏に師事後、独立。幅広い知識を持ち、誰もが真似しやすい実践的なメソッドを提案。
宝田歯科医院 院長 宝田恭子先生
日本アンチエイジング歯科学会理事。エクササイズで自身や患者のエイジレスな美を育てる。
アヴェニュー六本木クリニック 院長 寺島洋一先生
卓越した技術と知識に多くのファンが。最新の治療にも精通しており医師からの評判も高い。
日々の生活もやっぱり重要
食・生活習慣・都市伝説で、なんとかする!
日々のライフスタイルでもシワやたるみを防げる!? 今すぐ役立つ小ネタから、都市伝説的なウワサまで。
Q1 寝不足でシワができるって本当？
A 間接的にはＹＥＳ
即効でシワにはならないけれど、と前置きしつつも「寝不足だと脱水ぎみになるので、その結果シワっぽくなることが。睡眠時間が少ない日は水分をしっかり摂って」（寺島先生）。
美肌のカギを握る時計遺伝子に着目。睡眠中のダメージ修復を促す。エンリッチナイトクリーム リペア&リフト 50g ￥3200／DHC
Q2 シワやたるみのできやすさ、やっぱり遺伝するの？
A 遺伝の影響大
「遺伝的な要因はやはり大きいですね」（小柳先生）。「皮膚の性質や骨格のタイプは必ず遺伝します。両親を見ると自分の将来像がわかりますよ」（寺島先生）
Q3 肩コリが顔のたるみやフェイスラインのゆるみにつながるって本当？
A 大いに関係あります！
口元やあごの筋肉は、広頸筋によって肩につながっています。肩コリがあると下に引っ張られるので、顔がたるむ元に」（宝田先生）
Q4 日本人は顔の筋肉をあまり使わないのでたるみやすいと聞きました
A 可能性はあり
日常生活で使われる表情筋の割合は、アメリカ人が約60%なのに対し、日本人はわずか20%ほど（クリニーク調べ）。筋肉は使わないと衰えていくものなので、セルフケアで補うべし!
Q5 マラソンしすぎはたるみの元？
A 気になるなら抗酸化ケアを
「重力に引っ張られるので胸やお尻が垂れるというデータがあるので、顔もたるむのかもしれませんね。日焼け対策と抗酸化ケアをして、スポーツを満喫して」（小柳先生）
Q6 夕方の電車の窓に映った顔、どうしてあんなにたるんで見えるの？
A 実際に朝よりたるんでいるんです
下の2枚は、1日の肌変化のシミュレーション画像。ポーラが夏肌の研究のために測定した結果では、朝から夕方にかけて真皮層の弾力は約12%もダウンしていたそう。
Q7 腸の状態が悪いと、シワやたるみにつながるって本当？
A 腸は肌を映す鏡
「腸の状態が良い人は肌もキレイ。シワやたるみに限らず、肌トラブルやエイジングが進行しにくくなるはずです。腸内環境を整えるヨーグルトやお掃除役の食物繊維を積極的に摂りましょう」（水井さん）
Q8 たるみが出にくい職種があると聞きました
A ズバリ、CAとアナウンサー！
「たるみが出にくい方は、皆さん姿勢がキレイ。背筋を伸ばして美しいお辞儀をすることが多い職業の方、特にCAとアナウンサーはなかなかたるみませんね」（宝田先生）
背筋をスッと伸ばしたまま、脚の付け根を折るようにお辞儀をする。日常でこんな所作が身についている人は、顔がたるみにくいそう。
MAQUIA12月号
撮影／押尾健太郎（モデル） 橋口恵佑（物） ヘア＆メイク／清水美知 スタイリスト／石田 綾 モデル／樋場早紀 イラスト／miya 齋藤よしこ 取材･文／高見沢里子 摩文仁こずえ 構成／山下弓子（MAQUIA）
【MAQUIA12月号☆好評発売中】
MAQUIA2024年11月21日発売号
集英社の美容雑誌「MAQUIA(マキア)」を無料で試し読みできます。マキア1月号の大特集は「絶対、失敗しない！ベストコスメ2024下半期」。通常版の表紙は有村架純さんです。
