「MAQUIA」3月号では、美容のプロたちがニキビのメカニズムと対策を徹底レクチャー。ニキビの原因を知って、正しいケアを始めるチャンスです♪
Q:春先にニキビができやすい理由は?
A:温度や湿度の上昇
「気温や湿度が上がり、さらに紫外線量も増えます。当然、皮脂分泌量や発汗量が増えますし、詰まりやすくなる。ニキビができやすい条件が揃っているのです」(髙瀬先生)
Q:ニキビ跡をなんとかしたい!
A:それならクリニックにおまかせを♪
「ニキビ跡になってしまうと、コスメだけでは改善は見込めません。クリニックでニキビを繰り返さないケアと並行して、ニキビ跡を改善する専門的なケアをするのが◎」(小西さん)
美容皮膚科タカミクリニック
●東京都港区南青山3-18-20 松本ビル3F・4F・5F ☎03(5414)6000(初診) 診10:00~19:00 ㊡水 料金/ソフトピーリング+タカミ式ビタミンCEイオン導入(顔全体+首)1回¥11473
Q:ニキビがある人はオイル保湿を避けるべき?
A:ニキビ菌の餌になるので△
「使っていけないことはありませんが、ニキビは皮脂を餌にして増殖をするので過度な油分はあまり好ましくありません。使う場合はニキビ部分を避けて」(髙瀬先生)
Q:ニキビ治療の最先端を知りたい
A:過酸化ベンゾイルという新薬がついに解禁
「この1年、ニキビの外用薬が4種類ほど認可されました。そのひとつが海外ではとてもメジャーな過酸化ベンゾイルです」(髙瀬先生)。「過酸化ベンゾイルが日本でも認可されたのはニキビで悩む人にはとても朗報ですね」(小西さん)
Q:ニキビができやすい人とそうでない人、何が違う?
A:代謝量、ターンオーバーの速度
「ご存じのとおり、皮脂分泌量が一番大きな問題です。それに付随して、実は代謝量とターンオーバーの速度も関係します。さらに細かく言えば、遺伝的な要素、食事などの生活習慣など、原因は複合的なもの」(髙瀬先生)
Q:大人ニキビと思春期ニキビの違いは?
A:思春期は皮脂。大人はホルモンが原因!
「思春期ニキビの場合は皮脂が多いTゾーンにニキビができやすくなります。30代以降になると、全体の皮脂量は減ってきますが、ストレスなどによって男性ホルモンが増え、アゴなどひげが生える部分にニキビが出現します」(髙瀬先生)
Q:髪の生え際や頭にニキビが…
A:シャンプーのすすぎ残しはありませんか?
「ケアの盲点になっている頭皮。でも皮脂分泌が多いパーツなので当然、ニキビもできます。生え際はメイク汚れの付着やシャンプーのすすぎ残しにも要注意」(髙瀬先生)
Q:背中ニキビがなかなか治りません
A:顔と同じスキンケアを!
「背中の正中線上は皮脂分泌が多い場所。刺激物や動物性脂肪を多く摂ると、こういった部分にもニキビができやすくなります。顔と同じニキビ対策のスキンケアをしてみましょう」(髙瀬先生)
(右から)薬用 クリアウォッシュ[医薬部外品] ¥1300、薬用 クリアローション[医薬部外品] 180㎖ ¥1500、薬用 クリアモイスチャー[医薬部外品] ¥1700/オルビス
教えてくれたのは・・・
日本化粧品検定協会
代表理事 小西さやかさん
ウォブクリニック中目黒
総院長 髙瀬聡子先生
「MAQUIA」3月号
撮影/当瀬真衣(モデル) 吉田健一(物) ヘア&メイク/野口由佳〈ROI〉 スタイリスト/立石和代(モデル) タカシバユミ(物) モデル/佐藤優里亜(マキアビューティズ) 取材/靍田由香
【MAQUIA3月号☆好評発売中】