スキンケアでもメイクでも隠しきれない“くま”は、美容医療でのアプローチも視野に入れて。タイプや原因によって最適解は異なるからこそ、信頼できる医師の診断がカギ。経験豊富な室孝明先生に、タイプ別の最新治療を伺いました。

【MAQUIA MENOSHITA SUMMIT 2025】
スキンケアやメイクで解決しなかったら…!くまタイプ別の美容医療

「目」「鼻」「アンチエイジング」関連の治療のスペシャリスト。丁寧なカウンセリングと確かな技術力で同業医師も信頼を寄せ、自身の治療も任せるほど。美容整形の失敗、他院治療の修正も行う。2つある日本美容外科学会「JSAPS」、「JSAS」の認定専門医。
紫ぐまの治療
ベビーコラーゲン注射
術前

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術後1カ月

極細の針を使ってベビーコラーゲンを少量ずつ細かく注入する施術。肌のハリや弾力を高めることで、くまの目立ちを改善する効果が。注入するコラーゲン製剤の乳白色が、皮膚から透けて見える紫色を緩和するため、すぐに改善実感が得られるのがメリット。
料金:1本 ¥132000、個人差はあるが1回約6力月〜1年程度持続する
茶ぐまの治療
スキンリファインピーリング
術前

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術後3カ月

PRX-T33という高濃度トリクロロ酢酸(TCA)と、低濃度過酸化水素(H202)、コウジ酸を配合したピーリング剤を使用。コウジ酸によるシミやくすみの改善、美白効果が期待できる。肌育治療との相性も◎。
料金:1回 ¥16500、月に1回の治療を3回以上行うのがおすすめ
黒ぐまの治療
ヒアルロン酸注入
術前

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術後3カ月

シワやたるみによる皮膚のくぼみに対して、ヒアルロン酸を注入し、へこみを持ち上げて目立たなくする治療。くまの大きさやくぼみの深さによって、それぞれにベストな深さ、量、位置に注入。約1〜2年持続。
料金:1本 ¥110000〜(使用する製剤、本数により異なる)
ハムラ法
術前

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術後3カ月

眼窩脂肪を目の下のへこみ部分へ移動させて固定し、下まぶたを平らに整える手術。裏ハムラ法と表ハムラ法があり、裏ハムラ法は皮膚を切開しないため傷跡が残りにくい。表ハムラ法は皮膚も切除するためたるみも同時に改善できるのが特徴。
料金:裏ハムラ法 ¥495000、 表ハムラ法 ¥550000
たるみぐまの治療
下眼瞼脱脂術(結膜側)、下眼瞼脂肪注入
術前

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術後3カ月

下まぶたの裏側から切開してポコッと出ている眼窩脂肪を除去する手術。粘膜側からアプローチするため、傷跡が目立たないのがメリット。へこみがある場合は、同時に脂肪注入を行うことでよりきれいな仕上がりに。
料金:下眼瞼脱脂術(結膜側)、下眼瞼脂肪注入 各¥330000
資料提供/ビスポーククリニック
※料金は目安です。別途、診察料、麻酔など諸経費がかかります。
※ご紹介する施術には、効果に個人差があることをご了承ください。
MAQUIA 12月号
イラスト/せかち 取材・文/藤井優美〈dis-moi〉 構成/萩原有紀(MAQUIA)
公開日:































































































さまざまな治療法があるので医師と相談を
SNSでくまに関する治療法が数多く発信されていることもあり、くま治療を望む患者さんは増えています。くま治療とひと口に言っても、肌質や骨格、筋肉の状態などによってさまざまな治療法があり、その見極めには医師が経験を積んでいる必要があります。
だからこそ、自分で治療法を決めるのではなく、医師としっかりとカウンセリングを行ってください。ここでは、当院で行われているくま治療をタイプ別にご紹介します。