一見、難しそうに見えるコスメや、やってみたいけど自分には違うかも……と思っていたメイクをもうあきらめない。お洒落だけど、決して奇抜にならない林さんのバランス感覚に学べば、自信を持って楽しめる！
「私には似合わなそう……」を「素敵！」に変える
洒落感メイクのバランス学
Q 色で遊びたいけどまとまらなそう…
A
カラーというとプレイフルな色を思い描きがちですが、少しくすんだなじみ系のカラーをチョイスしてみて。色のトーンが揃っていれば顔全体に数色使っても顔から浮かずにすんなりまとまりますよ！ーBy Yukari
[EYE] Cの右上と左下を混ぜてアイホールに。目のキワにグラデーションになるように右下を。下まぶたは目頭から2/3まで左列2色を混ぜて使用。Bは黒目の上から目尻側1.5cm長めに描き、色を主張。まつ毛はAを上まつ毛のみ2度塗り。
[CHEEK] 頬の高めの位置から目尻へ向かって引き上げるようにEをふわっとのせる。
[LIP] ぴたっと密着するDのリップを唇の輪郭に沿ってしっかりのせ、色も質感も活きるように。
１. メインアイテムを決めよう！
「まずは使ってみたいカラーをセレクト。今回はブレンドベリーの透けメタリックのアイライナーが可愛い！ と、ときめきつつ、キスのピスタチオカラーも気になったので、この2品をチョイス。どちらもくすみ具合が似ているのでマッチしそう。（林さん、以下同）」
A 浮かずに洒落る少しくすんだピスタチオカラー。キス ラスティング カールマスカラX 02 ￥1430／KISSME（伊勢半）（限定品） B 透けメタリック質感がメイクのスパイスに。ブレンドベリー プレイフル リキッドアイライナー M 054 ￥1430（編集部調べ）／コーセーコスメポート
２. サブアイテムの組み合わせをシミュレーションしてみる
「メインアイテムを効かせながらヘルシーな雰囲気に寄せたかったので、セザンヌのオレンジやイエローが入ったパレットをピックアップ。ここで合わせるシャドウによってモード、キュート、洒落感などニュアンスが変わるので、仕上がりを想像しながら選びました。」
C イエローとコーラルの優しげコンビ。3種の質感で陰影も。セザンヌ ベージュトーンアイシャドウ 04 ￥748／セザンヌ化粧品
３. 主役の目元を引き立てるのはどんなリップ？
「目元のカラーを引き立てるには、リップの色とのバランスがすごく大切。ベージュ系のリップも考えたけどバランスを整えるのが難しい色でもあるので、塗るだけで締まるNARSのブラウン系に決定。これならカラーメイクながら日常メイクにも落とし込めそうだなと。」
D スムースなつけ心地のマット。こなれ度満点。エアーマット ウルトラリップティント 317 ￥4070／NARS JAPAN
４. 顔全体のバランスを調整
「カラーで遊ぶ場合は1点盛りメイクが最も簡単ですが、今回はカラフル感を出したくて目元＆リップの2点盛り。だからこそ、チークは肌なじみを最優先にしてアイカラーと同系色に。陰影や立体感とともにほのかなつやとカラフルさも高まってメイク感がUP。」
E ブラウンをひとさじミックスさせた黄み系オレンジ。ピュア コンプレクション ブラッシュ 02 ￥3630／RMK Division（4/7発売）
MAQUIA 5月号
撮影／髙木健史〈SIGNO〉（モデル） 橋口恵佑（物） ヘア&メイク／林 由香里 スタイリスト／平田雅子 モデル／森 絵梨佳 イラスト／green K 取材・文／通山奈津子 企画・構成／横山由佳（MAQUIA）
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。
最終更新日：
MAQUIA2024年11月21日発売号
集英社の美容雑誌「MAQUIA(マキア)」を無料で試し読みできます。マキア1月号の大特集は「絶対、失敗しない！ベストコスメ2024下半期」。通常版の表紙は有村架純さんです。
