ファンデーションの仕上がりや形状が多様化する今、ベースメイクはその日の予定に合わせて選べる時代に。シーンごとに見せたいイメージを叶えつつ、快適さを担保するベースの選び方を指南!

長井かおり ベースメイク

今日の肌は「過ごす場所×目的」で選びたい
長井かおりが教える
[ライフスタイル別]快適ベースメイク

教えていただいたのは…
長井かおりさん

ヘア&メイクアップアーティスト

長井かおりさん

実用&トレンドを盛り込んだデイリーなメイクが人気。近著『今日はどのかわいさでいく? メイク大全』(日経BP)も好評発売中。

仕上がりの肌を形状から選ぶ時代はもう終わり
「今シーズン、FDで一番感動したのは仕上がりのボーダレス化。パウダリーの粉っぽさを感じさせないツヤ感や、逆にリキッドのみずみずしさを抑えたマット印象など、形状=質感ではなくなっているのを実感しました。自分の使いやすい形状のアイテムで、なりたい肌感を手に入れられるのは嬉しいですよね。今回はシーンに合わせて、ストレスフリーな肌でいられるアイテム&テクニックを紹介。マットだけど乾きたくない、ツヤだけど崩したくないなどの欲張り願望も叶えます!」

\美人見え&快適を叶える/ アイテム選び4箇条

1 そのシーンにふさわしい仕上がりを吟味する

「シーン別の肌作りに欠かせないのが、場面ごとにマッチする質感の見極め力。オフィスシーンではきちんと感のあるセミマット、カジュアルなおうち時間ではみずみずしいツヤ肌など、場をわきまえた違和感のない仕上がりを知っておくことが何よりも重要です」(長井さん・以下同)

2 相手にどう見られたいかを明確にする

「ポイントメイクも大切だけど、マスクを外す機会が増えてきた今、顔の印象を決定づけるのはやはり肌。隙のないハイカバー肌、カジュアルな透け肌、可愛さが垣間見える血色肌など、相手にどう見られたいかを具体的に考えることも大事」

3 環境に合わせて「崩れなさ」の指標を

「どんな環境でどう崩れるのかを把握するのも、快適肌を保つ重要なカギ。エアコン下で乾燥しやすいなら保湿力の高いベース、皮脂や汗が出やすいシーンではオイルブロック力の高いベースを選ぶなど、環境と肌質を考慮してみて」

4 質感MIXで必ずどこかに抜け感を

「マットやグロウなど、仕上がりの指標が決まったら、その質感にちょっぴり異なるテクスチャーをプラスして。例えば、全体はマットに仕上げるけど、頬骨上にだけハイライトでツヤ増しすることで、今っぽい抜け感が現れます」

MAQUIA 4月号
取材・文/野崎千衣子 構成/若菜遊子(MAQUIA)

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