丸顔や面長、ベース顔など、顔のカタチは人それぞれ。イガリ流・余白をうまく操るメイクテクを知れば、嫌なトコロを自然に整えて、魅力も洒落感も倍増すること間違いなし! 今回は、丸顔さんのメイクテクをご紹介。
"影"と"抜け"を操れば、お洒落顔なんてカンタン♪
イガリシノブの顔タイプ別余白コントロールメイク
顔のカタチにまつわるコンプレックスがチャームポイントに変わるよ
「メイクって、単にファンデや色を塗っていくだけじゃもったいない! 昔から私は“造形フェチ”で、必ず『余白をどうコントロールするか』に考えをめぐらせながらメイクしてます。トリックアートと一緒で、選ぶ質感や入れる箇所次第で、長い顔がきゅーっと短く見えたり、ふっくら顔がしゅっとなったり。コンプレックスだと思っている部分が、みるみるチャームポイントに変わる。鍵は、全部の余白を消さないこと。あえて光らせたり、そのままにする余白も残すことで、その人らしさをキープするんです。ぜひ取り入れて!!」
【ROUND FACE】丸顔タイプ
3Dな凹凸を"ちびちび"作って視線をぎゅーんと逸らして
A.おでことこめかみを明るくして目線外し
「顔の横幅や輪郭の丸みはシェーディングで削るより、他の箇所をハイライト②で目立たせて視線を逸らして。額中央から鼻根部分まで入れれば縦長効果が、こめかみに入れれば輪郭が締まる!」(イガリさん・以下同)
B.チークは影色を求心&下重心に
「チークの代わりにシェーディング①を使うと頬の丸みがすっきり。求心寄り&下めの位置に雫型に入れれば、さらに縦長に見えるうえ、鼻筋もしゅっとして美人度アップ」
C.鼻の穴&唇の影でシュッと感を出す
「丸い鼻や平たい唇は丸顔を強調するって、知ってた? なので、鼻と唇にシェーディングを忍ばせて。鼻の穴の上側にひとはけすると、鼻先がしゅっとすっきり。唇は山と底、両口角の4カ所に。唇がちゅんっ!と立体的になって視線が集まり、輪郭がすっきり見えるの。影色を使う範囲が狭いから、自然〜」
「丸顔さんは可愛い色のチークをまあるく入れると途端に輪郭が強調されるのはもちろん、シェーディングでガツっと丸さを削ろうとすると顔が古臭くなったり、暗くなったりするから、ビー ケアフル‼ ハイライトとシェーディングをここぞという箇所にミニマムに仕込んで、メリハリを出すのが鍵。丸い頬や輪郭から視線が逸れて、しゅっとした印象になるはずです」
KEY ITEMS
①塗ってます感が一切ない、シアー&マット発色のシェーディングパウダー。自分の肌より濃すぎると不自然に見えるので、1トーン暗い程度がベスト。マットブロンズパウダー 5240¥4840、②肌とすっと一体化しつつも、ひと塗りで透明感と明るさをぐんと上昇させてくれる。ハイライティングパウダー 5221¥4950/NARS JAPAN
MAQUIA9月号
撮影/ISAC〈SIGNO〉(モデル) 佐藤健太(物) ヘア&メイク・イラスト/イガリシノブ〈BEAUTRIUM〉 スタイリスト/永岡美夏(モデル) モデル/小島梨里杏 取材・文/中島 彩(MAQUIA) 企画・構成/吉田百合(MAQUIA)
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