美肌づくりに定評のある4人のアーティストが、この春取り入れるべき推し肌とそのつくり方を公開! 今回は、AYAさんの美肌メイクテクニックをお届けします。
計算し尽くされたツヤとカゲで、肌も顔立ちも驚くほど変わる
人気アーティスト4人の鉄板美肌見せメイクテク
AYAさんは
薄膜レイヤーで透け肌に
「使用アイテム数は多いのですが、それぞれ必要な箇所にだけ重ねるので厚ぼったさはナシ。下地やコントロールカラーを効果的に使い分けているので、プロセスを追うごとに肌のトーンが整い、透明感のある美肌に変わっていきます。肌の色が沈むとシミやシワなどのアラも目立ちやすいので、いかにトーンアップできるかが勝負!」
STEP1 下地
たっぷり仕込んでまずはツヤ出しを
化粧下地はスキンケアと心得て、保湿効果の高い日中用クリームを。毛穴ノイズにはスムースな下地を投入し、凹凸のないツヤ肌に。
A 日中の乾燥から肌を守る。カネボウ クリーム イン デイ SPF20・PA+++ 40g ¥8800/カネボウインターナショナルDiv. B 肌のキメを整えて毛穴レスに。薬用CリンクルホワイトUV[医薬部外品] SPF50+・PA++++ 30g ¥3960/ドクターケイ
1 Aを手にたっぷり取り、両頬、額、顎、鼻周りと、パーツごとに塗り広げる。こりやすい頬下はほぐしながら、最後は耳の後ろから鎖骨にかけてさすり流すように伸ばす。
2 Bを少量指に取ったら、小鼻や顎先、頬など毛穴が気になる部分にくるくると塗り込んで。
POINT
STEP2 ハイライト
早い段階で仕込んでより自然な立体感に
ハイライトはFDの前に入れると、まるで肌そのものの立体感に。FDの下に透けるツヤが、骨格までも補正したかのように錯覚させる。
上品なツヤが自然に溶け込む。ピンポイントで狙えるスティック型。ボーム エサンシエル スカルプティング ¥6050/シャネル
1 眉間、鼻先、唇の上、上まぶたのくぼみ、目尻下、顎と、立体感の欲しい部分にハイライトを。
2 小さめのブラシでパーツごとにオン。ぼかしすぎず、狭い範囲に入れることでメリハリが出て効果的に。
POINT
STEP3 コントロールカラー
悩みに合わせて色をセレクト
部位ごとに異なる色悩みには、色補正アイテムの使い分けを。体調などによってくすみ状態も変わるので、見極めることが大切。
A ナチュラルなイエロー。カラーファンデーション 04 SPF6・PA+ 20ml ¥4950/RMK Division B 白浮きしないラベンダー。トップ シークレット インスタント トーンアップ ラベンダー SPF50・PA++++ 40ml ¥7150/イヴ・サンローラン・ボーテ C ヘルシーなコーラル。カラーファンデーション 03 SPF9・PA+ 20ml ¥4950/RMK Division
1 クマが気になる部分にAを少量ずつのせ、指の腹でトントンとやさしくなじませる。
2 透明感を高めたいときは、頬にBを薄く広げてトーンアップ。血色が欲しいならCを同様に。
STEP4 ファンデーション
前の工程を活かした薄膜塗りに
パーツごとに仕上げてきた下地&コントロールカラーを一体化させるように、FDは薄膜に重ねるのが鉄則。ブラシ使いで丁寧に。
溶け込むような質感でありながら、肌にピタッとフィット。ロングラスティング リキッドファンデーション SPF22・PA++ 全10色 30ml 各¥9900/アンプリチュード
1 FDをブラシに取ったら、額、頬、顎先は、内側から外側に向けて広げる。小鼻や目周りは小刻みに。
2 スポンジをフェイスラインに沿わせ、FDの境界をなじませる。内側はパッティングしてFDを密着させる。
STEP5 コンシーラー
悩みと質感で使い分け
ラスティング力を重視して、よく動く目元にはクリーミーなもの、皮脂の出やすい鼻周りにはソリッドタイプのものをセレクト。
A 自分の肌に合うジャストカラーを選んで。ディオールスキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー 全7色 各¥4620/パルファン・クリスチャン・ディオール B 絶妙な硬さでヨレにくさを叶える。スキンリフレクト フレッシュ コンシーラー 002 ¥4950/アディクション ビューティ
1 Aをブラシに取り、下まぶたのキワは外してクマが気になる部分にのせる。キワはスポンジで薄く伸ばすことで、自然な立体感が。
2 B-aとFDを1:1の割合でブレンド。小鼻の赤みとほうれい線の始点にのせて、ブラシでなじませる。
STEP6 パウダー
質感チェンジで小顔印象に
生え際、フェイスライン、額を中心に、顔全体に無色のパウダーをのせて、質感にメリハリを。FDを定着させる効果もあり。
肌本来の自然な色をブラッシュアップする無色のパウダー。エアリータッチ フィニッシングパウダー 01 ¥4950/RMK Division
1 パウダーをパフにもみ込み、生え際、フェイスライン、額をしっかり押さえる。
2 目元、頬、鼻周りは、パフを滑らせて薄くなじませ、ほんのりツヤを活かすように仕上げて。
STEP7 シェーディング
噛み合わせ部分から扇状に影をプラス
顔の中心部に立体感が出るように、シェーディングを。耳前の噛み合わせ部分を始点に扇状に入れ、フェイスラインにも伸ばして。
上品なパールでさりげなく引き締め。ディオール バックステージ フェイス&ボディ パウダー3N ¥5610/パルファン・クリスチャン・ディオール
1 ブラシにパウダーを含ませ、耳の前から扇を描くようにシェーディングを。
2 眉頭下から目頭にかけて、小さめのブラシでノーズシャドウを入れると、より陰影の利いた顔立ちに。
“過不足のない色選びで
光が透けるような
繊細なツヤ肌が叶う”
MAQUIA4月号
撮影/菊地泰久〈vale.〉 久々江 満(物) ヘア&メイク/AYA〈ラ・ドンナ〉 スタイリスト/平田雅子 モデル/上西星来 取材・文/野崎千衣子 構成/若菜遊子(MAQUIA)
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