少年ジャンプ+で連載中の漫画『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』は、スパイの主人公が正体を隠して行う、スパイアクション&ホームコメディというギャップで、幅広い年代の間で人気沸騰中の作品。そのストーリーに欠かせない存在である、主人公の妻を演じる殺し屋のヨル・ブライアのメイク、ヘア、スタイリングの全てを、3つのポイントを軸にプロが本気で再現。キャンメイク(CANMAKE)の新作アイシャドウやセザンヌ(CEZANNE)、ヒンス(hince)など¥2500以下のプチプラ&韓国コスメでヨル・ブライアになりきって、ハロウィンの注目の的に。
レースブラウス(ボウタイ付き)¥42900、レーススカート ¥49500/イザ(コート) バレッタ向かって右 ¥17600、バレッタ向かって左 ¥14300/プリュイ トウキョウ(プリュイ) カチューシャ/スタイリスト私物
美容誌やファッション誌、広告、カタログ、セレブリティなど幅広いジャンルで活躍中。高い技術と感性の持ち主で、トレンドメイクはもちろん、大人でもマネできるキャラメイクにも定評がある。漫画をこよなく愛し、『SPY×FAMILY』の愛読者でもある。
表向きは事務員、裏では圧倒的な戦闘スキルを誇る殺し屋
ヨル・ブライア
市役所で事務員として27歳。スタイルがよく顔立ちも整っていて、黒のストレートヘアが印象的。天然すぎる性格から同僚からは甘く見られているが、裏の顔は、人間離れした戦闘力を持ち、“いばら姫”というコードネームで知られるスゴ腕の殺し屋。殺し屋の仕事をするうえで、独身だと目立つという理由から結婚相手を探している最中、利害が一致したスパイのロイド・フォージャーと偽装結婚をして、心が読める娘のアーニャ・フォージャーと3人暮らしを始める。
『SPY×FAMILY』ヨル・ブライアメイクを徹底解剖
目元を中心に彩る赤で戦闘モードの高揚感や強さを
ピンクで優しさや色っぽさを表現
【Ⅰ】戦闘モードの象徴=赤
本業の殺し屋の仕事のときは、セクシーなブラックドレスとハイヒールで縦横無尽に戦い「息の根、止めさせて頂いてもよろしいでしょうか?」と表情ひとつ変えないサマは、まさにクールビューティ。幼い頃から殺人術をたたき込まれたヨル・ブライアは、牛の秘孔を突いて眠らせたり、車を蹴りで吹き飛ばしたり、と戦闘能力や身体能力はずば抜けている。狙った獲物を逃さない眼光鋭い眼差しや、戦闘モードの高揚感を赤のアイメイクで、また、指先の赤ネイルで表現。
【Ⅱ】普段はおっとり&天然な可愛らしさを持つ
殺し屋の仕事はそつなくこなすが、職場の同僚の冗談を真に受けたり、密輸組織の残党に追われたロイドが「患者がヒステリーを起こしているだけ」という苦しい言い訳も鵜呑みにする天然な性格も人気の1つ。彼女の料理を美味しそうに食べるのは弟・ユーリだけ、というくらい料理が苦手で、同僚のカミラに料理を習いに行くなど健気な一面も。アーニャが心配するほど危なっかしい側面もあり、そのなんだか放っておけないふんわりとした愛くるしさをフォギー肌で演出。
【Ⅲ】ナチュラルな色っぽさや純な乙女心
ヨル・ブライアが結婚したと聞き、相手がどんな男か、姉にふさわしいかを見極めるため、フォージャー家を訪れた弟のユーリ。その際に、ロイドとキスをするように要求された彼女は、シラフでは無理だと思い、お酒を一気飲みして、酔った勢いでロイドにキスを迫る、ちょっと火照った赤ら顔は殺し屋とはかけ離れた色っぽい表情。そんなロイドと関わるときの、乙女心全開な彼女の姿や色っぽさをジューシーなチークとリップに落とし込む。また、自宅で過ごすときの肩と背中が開いている赤のニット姿がセクシーだとファンの間で人気。
【¥2500以下】 使ったプチプラ&韓国コスメはこちら!
【Ⅰ】 深みのある赤を重ねて強さと高揚感を演出
aまぶたに密着するしっとりパウダー。ローズ×ブラウンで色っぽく。キャンメイク シルキースフレアイズ M02 ¥825/井田ラボラトリーズ b汗や皮脂、こすれに強いウォータープルーフ。インラインも描きやすい程よい硬さと発色のよさ。ブラウン。セザンヌ ジェルアイライナー 30 ¥550/セザンヌ化粧品 c元からまつ毛が長かったような仕上がりを演出するコーム型マスカラ。マジョリカ マジョルカ ラッシュエキスパンダー ロングロングロング EX BK999 ¥1210(編集部調べ)/資生堂 d濃密な発色のジェルライナー。血色を宿す赤みブラウン。アイエディション(ジェルライナー) 01 ¥1320/エテュセ e赤みを帯びたブラウン。お湯と洗顔料でするりとオフ。ディーアップ パーフェクトエクステンションマスカラ for カール チェリーブラウン ¥1650/ディー・アップ f眉を1本1本固定して、立体感を与える眉マスカラ。女っぽさが増すレッドブラウン。シグネチャーブロウシェイパー G005 ¥2200/ヒンス gレッドパールが眩いディープレッド。キャンメイク カラフルネイルズ N61 ¥396/井田ラボラトリーズ
【Ⅱ】 サラッと軽いパウダーで優しげなフォギー肌に
h繊細パウダーを採用し、ふんわり美肌に。天然ミネラルや15種の美容成分配合。キャンメイク マシュマロフィニッシュパウダー SPF50+・PA+++ MO ¥1034(セット価格)/井田ラボラトリーズ
【Ⅲ】 血色チーク&リップでナチュラルな色っぽさを
i肌にのせた瞬間、クリームからパウダーに変化。赤とピンクの2色セット。インテグレート メルティーモードチーク RD483 ¥1320(編集部調べ)/資生堂 j自然な血色を宿すティント処方。クリアな発色の赤。ファシオ ティント リップ UV 03 ¥990(編集部調べ)/コーセー
『SPY×FAMILY』ヨル・ブライアメイクのやり方を解説!
赤の囲み目できりっと強めな目力を演出
aの①と②をブレンドして、アイホール全体に塗布。下まぶたの目頭~目尻2/3に②と③をプラスして赤で作る囲み目にすることで、きりっと強めな眼差しを演出。
ブラウンライナーを仕込み目元に強さを
bのブラウンアイライナーで、まつ毛とまつ毛の間を埋めるように、インラインを引いて目力UP。この後マスカラをしっかり塗るので、目尻手前まで引く、あえての隠しラインがポイント。
上向きカールでエレガントなまつ毛に
ビューラーでまつ毛をカールアップ。cのコーム型のマスカラで、根元から毛先へとかすようにマスカラ液を絡ませて、セパレートした上向きカールに。カールが効く、黒マスカラをセレクトすると◎。
濃密な赤みブラウンで、目元に高揚感をプラス
dの赤みブラウンのライナーで下まぶたのキワを埋める。こっくりと濃密な発色の赤みブラウンを選ぶことで、肌になじんで自然な高揚感が生まれる。
黒目下のブラウンマスカラでさらに目力がUP
eのブラウンマスカラを下まつ毛全体に塗る。特に黒目の下のまつ毛にはたっぷり重ねれば、先ほど引いた赤みブラウンのライナーと相まって、より印象的な目元に。
自眉よりも明るめの色味でストレート眉に
fのカラーマスカラで、眉頭から眉山までをカラーリング。目元に視線が集まるように自眉よりも明るめにし、ストレート眉で意志の強さをアピール。おすすめのカラーは、赤味のあるブラウンの眉マスカラ。
深みレッドを重ね塗りして指先に塗布
gのネイルを二度塗りして、深みのある赤色に。血色を感じる赤のネイル選びがポイント。
ピュアで愛らしいふんわり肌に仕上げる
hのパウダーを顔の中心から外側に向かって、くるくると円を描くように優しくパフを滑らせる。ふわっと柔らかい印象ながらも、光沢感のある肌に。パウダリータイプのファンデーションがおすすめ。
湿度のある血色感を頬に宿す
じゅわっと色付くような、血色感のあるクリークチークをチョイス。iのチークの2色をブレンドして指にとり、頬骨を囲むイメージで広範囲にON。
ふと見せる色っぽさはうるっとしたグロスで
jのグロスをブラシにとり、リップラインに沿って塗る。上唇の山はやや丸く、下唇の中央にたっぷり重ねて、艶めかしい口元に仕上げる。ツヤ感があり、シアーな赤系リップが◎。
“いばら姫”ヨル・ブライアのヘア&スタイリング
殺し屋のときも、日常生活でもヨル・ブライアを語るうえで欠かせない、カチューシャをポイントにしたシニヨンスタイル。顔まわりの毛束をざっくりと残し、後ろの髪を低い位置でひとつにまとめて、太めのカチューシャと両サイドにバレッタを足す。殺し屋のときは、セクシーなブラックドレス。透け感の切り替えやボリュームスリーブなど、旬のエッセンスを利かせるのがヨル・ブライアに近づくカギ。
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。
撮影/神戸健太郎 ヘア&メイク/𠮷﨑沙世子〈io〉 スタイリスト/古田千晶 モデル/中澤瞳 取材・文/佐藤梓 企画・構成/鈴木里緒(MAQUIA ONLINE)
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