服を着てからメイクするには理由がある! 全身バランスから考えるメイクロジックを河北裕介さんがレクチャー。今回は、「セットアップ」を着る日のヘア&メイクについて教えます。
「服を着てからメイクする」には理由がある
河北裕介Presents「全身で見てyes!」なメイクをしよう
ヘア&メイクアップアーティスト
河北裕介さん
スピーディかつミニマムなプロセスで本来持つ美しさを引き出し、自信を高めるヘア&メイクを得意とする。
「洋服ファーストにすると
メイクが簡単に新しく!」
服とメイクって、すっごく関連性が強いもの。もちろん気分のままにメイクから始まる日があってもいいけど、とはいえ、顔と服がちぐはぐになるのは避けたいじゃない? 実は服が全体に占める面積って広いし、ディテールとか柄とか主張も結構ある。メイクの後にテンションを合わせようとすると結構ハードルが上がると思うんだよね。洋服を決めて、そこからメイクを仕上げた方が簡単。選ぶ色や質感が自然と変わるからメイクやヘアに広がりも出て、新しい自分に出会えるはず。
By Yusuke Kawakita
セットアップを着る日
全体の色みとシルエットから
イメージを汲み取る
「セットアップは体の大部分がカバーされるから、特に色は大事。考え方はワンピースと似ていて、基本はメイクにも一カ所その色を取り入れること。そこに、シルエットがクールめなら色みをおさえたワントーン、甘めなら少し色を強調などの工夫を」
ヘアは?
すっきりまとめて美デコルテを演出。
「開襟のノースリーブで首元に主張があるから、一つにまとめるともたつかないよ」
メイクは?
ワントーンながら骨格を際立たせてメリハリをオン
「全身ベージュだとぼんやりしちゃうこともあるから、洒落感も加わるオレンジ~ブラウン系で骨格を強調させながらシンプルにまとめるのがいい。同系色って簡単にこなれるんだ」
HOW TO MAKEUP
上下まぶたをCのオレンジaで囲み、上まぶたのキワだけにbを重ねて深みを出したら、茶色のリキッドライナーBで上まつ毛のキワにラインを引いて目尻は少しハネる。Aを混ぜて輪郭に沿ってぐるりと影を加えたら、頬骨に沿ってひとはけ。リップはDを直塗りする。
A ソフトなピンクブラウン。ピュア カラー ブラッシュ 129 ¥6050/SUQQU(8月6日限定発売) B クリア発色のブラウンライナーは、にじみにくさも魅力。フジコ 仕込みアイライナー 01 ¥1628/かならぼ C 無限のパターンが楽しめる多色パレット。コンパクトアディクション “センス オブ クラリティ” 101 ¥6600/アディクション ビューティ(8月6日限定発売) D 深みで魅了するレッドブラウン。ルージュ デコルテ 26 ¥3850/コスメデコルテ(8月21日発売)
MAQUIA 9月号
撮影/吉田 崇(モデル) 新谷真衣(物) ヘア&メイク/河北裕介 スタイリスト/滝沢真奈 モデル/小嶋陽菜(マキアモデル) 取材・文/森山和子 企画/吉田百合(MAQUIA)
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。