「MAQUIA」7月号では、人気メイクアップアーティスト吉川康雄さんと田中みな実さんが共演! いつの間にか創り上げられた、「これが自分!」という“らしさ”の枠にとらわれないメイクを実演してくれました。
吉川康雄×田中みな実
メイクで外せ!
私の見えないリミッター
[最新みな実Face]
生々しい質感が香り立つ
Raw=生な素肌感メイク
吉川田中さんにお会いして、香り立つような生っぽさがとても魅力的だと思って。その質感を消さないように少し手を加えて、“最高に調子が良い日の素肌メイク”を表現。カラーアイテムも使っているけれど、ポイントとして立たせるというよりも、自分から出てきた血色感に見せるって感じかな。
田中最初に、デコルテをチェックされていましたね!
吉川そうそう。質感だけじゃなくて色もそこに合わせるのが大事で。やっぱりデコルテから顔までがつながっていないとダメなんですよね。だから、スキンケアは胸元までやってくださいね!
田中私も常々“おっぱいまでが顔”と勝手に言い続けてます(笑)! 個人的に肌作りには並々ならぬこだわりがあるのですが、削ぎ落しながらも存在感のあるツヤ肌メイクは目から鱗(うろこ)でした。
Base
デコルテから顔まで
質感も色も一枚でつなぐと
印象がスムースになるんです
――by YASUO
( HOW TO )
ソリッドタイプのAをスポンジに少量とり、肌のムラや赤みなどの整えたい部分だけに薄く叩くようにのせたら、フェイスオイルのBを少量手のひらに伸ばし、顔全体にトントンと重ねてツヤの立体感をプラスする。次に透け発色のCを指にとり、頬中央からフェイスラインまで幅広い範囲にぼかして溶け込ませる。チークではなく、あくまで血色感というイメージで。
A 美容液バームをべースに、ミネラルパウダーを配合。疑似皮脂膜を形成する、クリーミィなテクスチャー。ミネラルクリーミーファンデーション 全6色 SPF20・PA++ 各¥7150/MiMC B「ツヤが長時間消えないオイル」と吉川さん。ファミュ アイディアルオイル 30㎖ ¥6600/アリエルトレーディング C ほわっと色づく発色にこだわった、マルチカラー。ファシオ マルチフェイス スティック 01 ¥990(編集部調べ)/コーセー
Eye & Lip
メイクとしてじゃなく
自ら湧き出るような
血色感として、赤みを差して
――by YASUO
( HOW TO )
筆先の長いブラシでDをとり、アイホールに軽やかにのせて血色を帯びたまぶたに。小さめのソフトなブラシにEをとり、上まぶたのキワにふんわりとのせてさりげなく陰影を加える。ビューラーで根元をカールさせてから、マスカラも同様に根元だけにつけて、スッと毛先に抜くようにFを塗布。塗り切らずに、素の質感を残すのが大事。最後にリップGを唇に直塗りし、赤みを添えて。
D 透ける鮮やかレッド。エレガンス クルーズ アイカラー プレイフル VI05 ¥1980/エレガンス コスメティックス E コクのあるツヤブラウン。サテン クラッシュ 2 ¥4620/イヴ・サンローラン・ボーテ F 美容液を74%配合した、ケア発想マスカラ。お湯オフタイプ。ファシオ パーマネントカール ケア マスカラ 01 ¥1320(編集部調べ)/コーセー G 塗る人によって発色が異なる血色リップ。モイスチャーリップスティック グロウ 01 ¥3960/UNMIX
塗り重ねなくていいんだ――。
ミニマムな工程で完成した素肌感メイクで
透き通った自分に出会えました
―― by MINAMI
Profile
吉川康雄
メイクアップアーティスト。新ブランド“UNMIX”ビューティクリエイター。自分自身を愛するためのツールとしてのビューティを発信し続け、その哲学やモノづくりで多くのファンを持つ。
田中みな実
女優、フリーアナウンサー。ドラマやCM、バラエティ等、軽やかにボーダーを超え、幅広いジャンルで活躍。また、美容に関する豊富な知識と経験から、男女問わず憧れる人が続出中。
MAQUIA 7月号
撮影/ISAC〈SIGNO〉(モデル) 橋口恵佑(物) ヘア/MIHO EMORI〈KiKi inc.〉 メイク/吉川康雄 スタイリスト/西野メンコ モデル/田中みな実 取材・文/森山和子 構成/吉田百合(MAQUIA)
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