「MAQUIA」6月号で連載中の『神崎 恵の恋させる瞬間 美容劇場』。おうち時間の過ごし方もセカンドシーズンに突入。自宅で心地よく快適に過ごすためのアイテムが続々と登場する中、神崎さんのおすすめ&愛用品を紹介します!
神崎 恵の恋させる瞬間
美容劇場 きゅん♡を誘う女になる
神崎 恵 Megumi Kanzaki
1975年生まれ。美容家であり、3人の息子をもつ母。ひとりひとりに合わせたメイクやビューティスタイルを提案するアトリエ「mnuit」を主宰し、美容誌をはじめ、各女性誌で連載を持つ他、コスメブランドのアドバイザーを務め、女性を美しく導く製品の開発、プロデュースなど活動の幅を広げている。書籍の累計発行部数は144万部を超え、最新刊『神崎CARE』(ワニブックス)が話題に。
SCENE:心地よく過ごすおうち時間
素が透けるヌーディな肌×頬にピュアな血色感を!
家で過ごす時間が大半になった新型コロナ2周目の年。初めは戸惑っていた家での時間も、慣れとコツをつかみ、心地よさまで感じるほどになった。雑誌の中でのマスクをしているモデルの画像にも、そこらじゅうに並ぶ「おうち時間」というワードにも、もうすっかり慣れ、新しい生活様式に目も心も体も適応している。化粧品や服も家でどう過ごすかに比重をおいた生産やPRがされている。最近では、アクセやメガネといった小物にまで「おうち映え」「オンライン映え」というキャッチがついて、「どこまでもいくな」と面白くなる。
そんな新たな選択肢の中でも、これは!と思うのがルームウエアだ。生活をする家の中で、いかにくすんだ生活感を拭い去り、キラキラとした生活感を楽しんでいくか。ある番組のアンケート調査で、女性のスッピンは好きか?というものがあった。答えた男性の90%以上が「好き」と答え、その理由の多くが「メイクを落としたときの幼い顔が好き」というものだった。こう答えた男性たちが見ている「スッピン」が、はたして本当に素顔であるかはさておき、やはりオンの時間ではない姿というものは、「かわいい」と認識される。
であれば、今のおうち時間=「かわいい」を増長させるいい時間。まず、無視できないのはルームウエアだ。肌触りはよく、リラックスした空気感はありながらも、肌も髪も体もきれいに見えるものであってほしい。そのウエアに合わせたいのは、ナチュラルストレートの髪。シャンプーの香りがしそうな髪だ。
顔の上もリラックス感は残したい。先のアンケートにもあったように、あどけなさがのこるメイクであること。肌は素肌が透けるクッションファンデでアラは隠しながらも、艶となめらかさはプラス、その上に、ピュアな血色感を与えるクリームチークを仕込む。あとはちょっと色のついたリップクリームをぬるくらい……このバランスがちょうどいい。おうち美容は清潔感とおさなさのバランスがポイントだ。
あったらいいなを全て詰め込んだ
美人ワンマイルワンピ
ルームウエアを選ぶ基準は、まず自分がリラックスできること。それが大前提にありながら、肌触りがいい、肌がきれいにみえる、体がきれいにみえる。そして、ワンマイルくらいは行ける、もしくはだれかが来たときにも、慌てなくてすむくらいのもの。ふと窓ガラスや冷蔵庫にうつった自分にがっかりしない。このあたりをクリアできることがとても重要だ。
選ぶことが多いのは、服の中で体が泳ぐような生地多めのゆったりとしたワンピース。心地よさを感じながらも、女としても気分もあげてくれるこの形はとてもバランスがいい。そこにゆるやかな髪とさらっと仕上げたメイク。この組み合わせがとてもいい。
NEWS!
神崎 恵×SNIDEL HOME
おうち時間をHAPPYにする
ルームウエアが完成!
「部屋着よりもワンランクアップして、着ていて気分が上がる大人のルームウエア」を神崎さんがプロデュース。素材やディテール、オリジナルプリントなど、すべてにこだわり抜いた4スタイルがデビュー。写真のピンク、水玉のワンピースのほか、リブ素材のセットアップ、落ち感のある素材のパジャマも揃う。
神崎流・美人レシピ
生地をたっぷり使い、肌を柔らかく見せるくすみピンクのワンピース。甘さがありながらも大人も着られるようにと、デコルテの開きや袖のボリュームも計算し、自分アゲを叶えてくれる。
おうち時間で映えるのは、肌ムラを軽く整えて頬に程よく血色を感じるすっぴん風メイク。うるおいを感じさせる艶も必須だから、ファンデーション&チークの質感選びは重視して。
a クリームチークがパウダー状に変化し、瞬時にフィット。ブロウイング フェイスカラー EX01 ¥3520/セルヴォーク(限定色) b カバー力とトリートメント効果を併せもつクッションFD。くすみを一掃して手軽に肌トーンアップ。SNIDEL ピュアグロウ コンパクト 00 SPF21・PA++ ¥4950(セット価格)/スナイデル ビューティ
髪はリラックス感と清潔感のある、さらっと軽いストレートに。毛先にはワンカールのニュアンスを残して、柔らかい印象に。おうちにいるときでも、髪表面をブローして艶をプラス。
MAQUIA 6月号
モデル・メイク・文/神崎 恵 撮影/天日恵美子 ヘア/津村佳奈〈Un ami omotesando〉 スタイリスト/松島 茜〈io〉 構成・文/若菜遊子(MAQUIA)
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。