「MAQUIA」11月号では、人の記憶に残るメイクセオリーを千吉良恵子さんが伝授。今回は、華やかさを演出する、肌×パーツメイクのバランスを教えます。
造形よりも、漂う「雰囲気」を磨きたい
好印象を残す 新・美人顔メイク
ヘア&メイクアップアーティスト
千吉良恵子さん
cheek one主宰。女性誌や広告撮影の現場に指名が絶えない人気アーティスト。旬顔を作るメイクテクを生み出す名手。
華やかさをまとうなら…
➡赤で作る媚びない女らしさが今っぽい
BASE メイクセオリー
ピンク色ベースで
思わず触れたくなる
ふっくら柔肌に
ベースメイクはピンク系で統一。桃色の光をまとうことで、女らしいふっくら肌に。チークはややダークトーンをチョイスして、正面から見た顔の立体感を高める。
HOW TO MAKEUP
両眉から鼻先までのゴーグルゾーンに1を広げ、2を1と同じ範囲+アゴ先までの三角ゾーンにのせる。3は頬中央にのせ、外側へぼかして。正面から見ると外側に影が落ちたようになり、立体感がアップする。
1 自然にトーンアップ。エスプリーク ブライトニング プライマー SPF50+・PA++++ 30g ¥2600(編集部調べ)/コーセー(10月16日発売) 2 スキンケア効果とトーンアップを両立。タン クラリフィック マーブル コンパクト SPF50・PA+++ 全2色 各¥7100/ランコム 3 マットな薔薇色チーク。フェイス カラー M283 ¥3000(カスタム ケース Ⅱ ¥700)/シュウ ウエムラ
EYE メイクセオリー
目尻にきかせた
赤のアクセントで
横顔まで美しく
華やかな赤を面で使いつつ、目尻にアクセントを置いて甘さもプラス。さらに、目尻の鮮明な赤マスカラが角度によって見え隠れして、色っぽい印象がアップする。
HOW TO MAKEUP
1aをアイホール、bを上まぶたキワにオン。下まぶたはcを目尻1/3のキワに、dを目尻側半分に広げた後、aを上から全体に重ねる。2は上まつ毛の目尻側半分と、下まつ毛は目頭を抜いた全体を色づけて。
1 クチュールドレスをイメージ。サンク クルール クチュール 879 ¥7600/パルファン・クリスチャン・ディオール 2 パールが輝きを添える。アートエクスプレッショニストマスカラ 02 ¥4000/THREE
LIP メイクセオリー
輪郭を引き締めて
内面の強さをアピール
唇にはレディな赤を選び、テクスチャーはマット一択。輪郭を引き立てることでセクシーさと芯の強さも表現。また、全パーツに赤みを使うときは、ツヤを封印すると好バランスに。
HOW TO MAKEUP
赤リップをブラシに取り、内側から色を塗り広げる。唇の外側は、ブラシでアウトラインを丁寧に描いて。
マットで深みのあるブラウン レッド。ルージュ アリュール インク フュージョン 836 ¥4200/シャネル
“目元の赤が華やぎを
口元の赤が強さを表現”
MAQUIA 11月号
撮影/菊地泰久〈vale.〉(モデル) 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/千吉良恵子〈cheek one〉 スタイリスト/西野メンコ モデル/森 絵梨佳 取材・文/風間裕美子 構成/若菜遊子(MAQUIA)
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