一生モノの審美眼を手に入れよう。「MAQUIA」11月号では、美容ジャーナリストの齋藤 薫さんが、これからの人生を共に歩むべきコスメを厳選。今回のテーマは、ベースメイクについて。

「肌印象には人格が宿る」齋藤 薫さんが提案! なりたい自分から選ぶベースメイク_1

一生モノの審美眼を手に入れよう
美の請負人・齋藤 薫が選ぶ
新しい時代を生きるための100名品

齋藤 薫さん

美容ジャーナリスト

齋藤 薫さん

女性誌編集者を経てフリーに。数多くのメディアで連載エッセイをもつほか、美容記事の企画やアドバイザーなどとしても活躍。その的確な視点で常に美容界の潮流を捉え、力強く発信し続けている。『“一生美人”力』(朝日新聞出版)など著書も多数。

KAORU'S EYE


エイジングサインにとらわれず、
自らの可能性
をコスメで探る
コスメを選ぶとき。あなたは何を基準に考えている? これからの時代は、未来への自分、想いと素直に向き合うことが大切なのかもしれない。


新しい化粧品のシリーズが世に出て行く時、必ずメッセージを発信していること、気づいていただろうか。なぜそれは生まれ、誰に使って欲しいのか? どんな美しさを目指していくのか? 能書にもそのメッセージは紹介されているはず。それをできる限り見て欲しいのだ。化粧品は薬ではない、必ず意志を持っていて、女性像を持っている。そこに“共鳴”が生まれると、その製品を使う喜びがまず倍増する。そして、自分をなりたい女性に導いてくれるという信頼感で、当たり前の仕上がりが当たり前でなくなる。メッセージが持つ不思議な引力を侮ってはいけないのだ。
その最たるものが香り。香りは人に暗示をかけ、なりたい女性像に導いていったり、記憶や憧れの旅をさせてくれたりする。そういう力を、ほぼ全ての化粧品が備えていること、忘れずにいたいのだ。カラーコスメはもちろんのこと、ファンデーションも明快な女性像を持っている。それを感じながら選び、感じながら纏うことで、その人はただ美しいだけではない、映画のヒロインのようなドラマを持った印象美と言うものを無意識に描き出す。ネイルは常に自分の視界に入っているから、知らず知らずその色の通りの女性に導かれるのだと言われるけれど、チークだって、おしろいだって同じ。その化粧品のドラマにちゃんと導かれてこそメイク。いつもの色をただぼんやり塗るのではもったいない。毎朝なりたい女を纏って出かけよう。


“ベースメイク”で可能性を纏う
肌の質感、印象には“人格”が宿る。どう見せたい? どうなりたい? 理想の自分は肌づくりから始まる。


エネルギッシュに、
自分や時代を切り開く人に

シャネル ボーム エサンシエル スカルプティング

1
シャネル

ボーム エサンシエル
スカルプティング
「コスメ史に残るほど骨格を美しく際立たせる」。絶妙なツヤで肌のいきいき感を演出するハイライト。¥5500

2
ローラ メルシエ

ブラッシュカラー 
インフュージョン 04
「日頃、ブラウン系チークが苦手な人でさえハマる、大人気のチーク」。6g ¥3500/ローラ メルシエ ジャパン

3
ジバンシイ

タン・クチュール・クッション
「これぞクッションファンデの進化系。テンション効果でリフトアップ」。SPF20・PA++ 全6色 各¥7100/パルファム ジバンシイ



シンプルに生きたい人に

エレガンス ラ プードル オートニュアンス I

4
エレガンス

ラ プードル オートニュアンス I
「魔法のおしろいは、紛れもなく自分にとって一生もの」。崩れにも強い。¥10000/エレガンス コスメティックス

5
コフレドール

スキンイリュージョンプライマーUV
「高次元の技で、肌作りをシンプルにする下地」。SPF50+・PA+++ 25ml ¥2800(編集部調べ)/カネボウ化粧品

6
アンプリチュード

コンプリートフィット
パウダースティックファンデーション
「素肌感×カバー力。独自の“透き通る感”で叶うクールビューティ肌」。さらりと仕上がるスティックFD。SPF25・PA++ 全9色 12g 各¥7600


いつまでも笑顔が素敵な印象の人に

ナーズ ナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーション SPF50 PA+++

7
ナーズ

ナチュラルラディアント
ロングウェア
クッションファンデーション
SPF50 PA+++
「自然なのに何だか華やか。日中ずっと笑顔でもシワが目立たないラスティングも嬉しすぎ」。全6色 12g 各¥6300(セット価格)/NARS JAPAN

8
ジルスチュアート

ムーンリット デュー ハイライター
「月の光を模した濡れ艶にも、ジルスチュアート一流の芸術性が見え隠れ」。全9色 10g 各 ¥3200/ジルスチュアート ビューティ

9
イヴ・サンローラン

ラディアント タッチ
「目の下からこめかみへ、すーっと一本“美人の線”を引くだけで、アデやかな顔に」。全6色 各¥5000/イヴ・サンローラン・ボーテ


どんな時代も揺るがない、
芯の強さを持った人に

THREE シマリング グロー デュオ

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THREE

シマリンググロー デュオ
「コントゥアがブームになる前に名品化。どう使おうと失敗ない洗練されたメリハリ顔に」。影と光を演出。01 ¥4500

11
ボビイ ブラウン

インテンシブ スキン セラム
ファンデーション SPF40
「カバー力と艶めく発光感、という“矛盾”も、この美しい仕上がりの鍵」。PA++++ 全13色 30ml 各¥6900

12
ポール & ジョー

プロテクティング
ファンデーション プライマー
「肌の色の美しさ、透明度、凛とした印象は唯一無二」。SPF50+・PA++++ 全2色 30ml 各¥3500/ポール & ジョー ボーテ


Column
齋藤薫の審美眼
「ミチコ ドット ライフ、ブリリアージュ 。メイクの名手が“自ら作って売るコスメ”の下地系は半端なく凄い」



MAQUIA 11月号
監修・文/齋藤 薫 撮影/松本一芭〈TRIVAL〉、東 晃司(物) 野田若葉〈TRON〉(モデル) ヘア&メイク/中山友恵 スタイリスト/郡山雅代〈STASH〉(物) コギソマナ〈iO〉(モデル) モデル/鈴木えみ(マキアミューズ) 取材・文/小田ユイコ 松井美千代 構成/吉田百合(MAQUIA)


※本記事掲載商品の価格は、本体価格(税抜き)で表示しております。掲載価格には消費税は含まれておりませんので、ご注意ください。

MAQUIA書影

MAQUIA2024年11月21日発売号

集英社の美容雑誌「MAQUIA(マキア)」を無料で試し読みできます。マキア1月号の大特集は「絶対、失敗しない!ベストコスメ2024下半期」。通常版の表紙は有村架純さんです。

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