むわっと暑い夏の通勤シーン。不快度MAXな状況でも清涼感を失わない女性こそ、「会いたい」と思われる人。「MAQUIA」8月号では、そんな暑い夏の通勤で女神になる方法を、モテのカリスマ神崎恵さんから教えてもらいました。
朝イチのベース仕込みが涼やかな通勤服の秘策
恋愛の確率を自ら下げている女に共通しているのが『○○苦しい』という要素。むさ苦しい、重苦しい、堅苦しい、見苦しい、聞き苦しい……。「苦しい」女になったとたん、恋愛圏外になってしまうという事実。「わたしは大丈夫」と思っている人も要注意。「苦しい女」には誰もがなる可能性を十分にもっている。
特にこれからの季節、なってしまう確率が高い「暑苦しい女」。気温も高まり、日に日にジメジメ、ムシムシ、ジリジリと暑さゆえの心地の悪さに浸食されていく季節。そんな中での暑苦しい女の存在は正直つらい。相手の恋愛察知能力をとたんに萎えさせる威力を発揮してしまうから。
例えば、灼熱の真夏日、通勤電車の中でむせるような重いフレグランスに、ドロドロにとけたメイク顔をしていたら。真夏というのにあらゆる部分を隠しまくった服に、ばさりと厚い黒髪で全身を覆っていたら。訪問先の受付嬢が見るからに暑苦しいメイクをしていたら。ただそれだけで確実に不快指数上昇。可愛いとか美人とかそんなことは関係なく、即刻男性から「恋愛圏外」スイッチを押されてしまう結果に。だからこそ、これからの季節は爽快感のある女が勝ち。
ただでさえ重苦しいキモチにおされ気味な通勤シーンでの清々しい女は、強力な恋愛能力を発揮する。電車にバスといった空間はもちろん、駅や道、どろんと重く溶けた空気の中でそこだけひんやり冷えているような、例えていうなら、絶頂に暑い中、冷凍庫をあけたあの瞬間の清涼感を纏うことができれば、それだけで恋に落とす可能性は確実に急上昇。キモチの悪いときのキモチのいいことは、「吊り橋理論」以上に無条件でドキドキを引き寄せる効果絶大。
ひんやりとした触れ心地を連想させる肌は、崩れレスファンデーションで仕上げ、髪はゆるりとまとめ涼しげな色気を香らせる。あとはほどよい肌見せと、歩くたびに冷風を纏うような服を着れば完璧。この夏目指したいのは、どうしようもなく近寄りたくなる清涼感のある女。
MAQUIA8月号
モデル・メイク・文/神崎 恵 撮影/菊地泰久〈vale.〉 ヘア/津村佳奈〈Un ami〉 スタイリスト/松村純子 構成・文/若菜遊子(MAQUIA)
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