通勤前のメイクが夕方までキープできたら。「MAQUIA」4月号では、千吉良恵子さんが時間が経ってもフレッシュな、美人顔長持ちの秘訣をレクチャー。
Time
夕方まで崩れない
”いつでも完璧な私”メイク
Miki's Eye
「メイク崩れが気になって夕方はそわそわしちゃう」(30代・OL)、「ようやく一息つく17時頃、こんな疲れ切った顔で患者さんに接していたのかと思うと余計にぐったり」(30代・ナース)と、“夕方”の自分の顔が気になる、という声が多数。日中、メイク直しができないほど多忙を極める女性たちにとって、通勤前のメイクが夕方までキープできたら、ストレスがひとつ減るのかも!
Keiko's Answer
崩れが目立ちやすい目元は、重ね方と色の工夫で物理的にも視覚的にも崩れを予防できますよ。クリーム、パウダー、ジェル、リキッドと、質感違いのアイテムを重ねることでアイライナーのもちを完璧に。シャドウも、崩れるとくすむブラウンより、透明感を上げるラベンダーを主役にすれば時間が経ってもフレッシュ! ファンデーションとパウダーチークの間に挟む仕込みのクリームチークも、美人顔長持ちの秘訣です。
クリーム→パウダー→リキッド→ジェル→パウダーの5層のミルフィーユ仕立てで、崩れやすい目元も鉄壁に。リップもティントで色みキープ。
ルポライター
千吉良美樹が
働く美女子を徹底取材
↓
ヘア&メイクアップ
アーティスト
千吉良恵子が
あるあるニーズに対応
ルポライター
千吉良美樹さん
月刊誌『サイゾー』の編集者を経て、フリーランスに。女性の社会問題などの取材を行う。千吉良恵子さんの姪。
ヘア&メイクアップアーティスト
千吉良恵子さん
ハッピー感溢れるメイクが大人気。トレンドを取り入れつつ、読者のニーズに寄り添ったメイク提案が支持を集める。
TPPOを意識すれば
もっとメイクが楽しく!
タイム、パーソン、プレイス、オケージョン。読者のTPPOメイクをリアルに割り出すべく、今回はルポライターの千吉良美樹さんが下取材。シーン設定と分析を担当してくれました。
美樹 改めて話を聞いてみると、みんなTPPOに気を使いつつも、やっぱり自分が満足できるメイクをしたい!っていうのが根底にあって、実は分析がすごく大変でした。自分が満足する、自分のためのメイクってそれぞれ違いますから。
恵子 私も、今回はいつも以上に悩んだなあ。みんなそれぞれ「こうなりたい」っていう女性像はすでに持っていて、じゃあどうしたら共通する悩みに答えてあげられるのかな?って。色とかコントラストのバランス、濃淡の変え方で、簡単、かつガラっとイメージが変わるものにしようと思ったんだけど、仕上がりを見てどうだった?
美樹 全部普段使いできるメイクなのに、少しのテクで全然違う印象になってびっくりした! 例えば、朝寝坊して時間がない時は眉だけ描いて出かけるっていう声が多かったけど、むしろ眉よりも唇が大事っていうのも目からウロコでした。
恵子 これも、実はバランスを変えただけなんだよね。眉もアイメイクも細かいから、時間がかかるでしょう? そこを最小限にした分、リップでメイク感を出せば、顔全体のメイク度がアップする。アイラインもマスカラもしなくていい。その代わりに、マットで肌になじむルージュを使うことで、フルメイクしたかのようなバランスになるの。オレンジなら顔色もよく見せられるよ。
美樹 あと、女性上司に可愛がられるメイクでは、目力を強くするのも意外でした。
恵子 女性同士なら、「この子は仕事を任せたらちゃんとやってくれるな」って思えるハンサムな子のほうが、職場では好感度も高いんじゃないかな。仕事に打ち込む覚悟も、女性らしさも持っている。クールではっきりとした目元は、そのアピールにもなるよね。
美樹 みんな本当はTPPOなんて気にしたくないけど、いい大人だから意識せざるを得ないし、そもそも自分の普段メイクだけだとワンパターンで潤いがなくなっちゃう。それならいっそ、TPPOをあえて意識して、日常にちょっとした変化を作って楽しむのも、ありだなあと思いました。
恵子 今回私が提案したメイクも、エッセンスとして取り入れてもらえたらと思ってます。強弱のつけ方を変えるだけで全然違う顔になるし、制約のある職場でもいろんなメイクを楽しめるはず。ぜひ、皆さんも試してください。
ルポライター 千吉良美樹調べ
働く女子のTPPOあるある
MAQUIA4月号
撮影/中村和孝〈まきうらオフィス〉(モデル) 久々江満(物) ヘア&メイク/千吉良恵子〈cheek one〉 スタイリスト/後藤仁子 モデル/藤野有理 イラスト/蘭木流子 取材・文/千吉良美樹 長田杏奈(メイク) 構成/山下弓子(MAQUIA)
【MAQUIA4月号☆好評発売中】