敬遠しがちなメンズライクなセットアップも神崎さんの手にかかれば、魅力的でおしゃれな着こなしに一変！ このスタイルがこなれて見える秘訣を、完全解説します。
神崎 恵の恋させる瞬間 美容劇場
きゅん♡を誘う女になる
Scene セットアップを着る日
MAKEUP
メイクは余白埋めと立体感出しが最重要
着こなしがカチッとしている分、アイメイク＆リップはこっくりとリッチな雰囲気に。さらに、肌に溶け込むようになじむチーク＆シェーディングで、顔の余白を削ぎ落とし、洗練された印象を後押し。
（右）チークは頬骨に沿ってシャープに。塗っているかわからないぐらいにうっすら仕上げでOK。ピュア コンプレクション ブラッシュ 11 ￥3630／RMK Division （左）パレット右のカラーをフェイスライン、あご下にブラシでのせて顔周りをすっきりと。3D チークメイト アンズ ゼリー ￥8580／シュウ ウエムラ
HAIR
振り切ったカーリーヘアが好バランス
髪の根元10cmあたりから毛先まで、細めのヘアアイロンでカールを。その毛束をほぐしながら全体のボリュームを調整。ブラシよりも手ぐしでざっくりとほぐす方が、カールの立体感がキープできるのでおすすめ。
FASHION
メンズ要素にレディライクを潜ませて
引き続き、「ハンサムスタイル」が気になっているという神崎さん。さらっと着こなせるチェックのセットアップに、おじ靴をセレクト。そこへ、クセありインナーで女っぽさをプラスして。
しっとりメイクと大胆ヘアで
着こなしを「あり」にシフト！
ハンサムな、というより、ちょっと懐かしいおじさん風セットアップ。さらりとTシャツに合わせたり、ネクタイをしめてみたり、フリルブラウスを合わせたり、テイストをミックスして着るのがこの秋の気分。今回は、ピタリと肌に重なりながらも溶けるような透け感もある大胆なトップスをイン。この明確なコントラスト。個性のある服も、一見難しい組み合わせも、「あり」にする鍵は、いつだってヘアとメイクだと言い切れる。
例えば、試着をして「なんか似合わない？」と思っても、似合わない理由は自分ではなく大体が髪とメイク。だから、服を着たら全身を鏡で映し、髪をまとめてみたり、おろしてみたり、耳をだしてみたり、隠してみたり。さらには、リップの色を変えてみたりしながら、似合うバランスを探すだけ。
今回のこのコーデ、自分に似合わせるためにまず決めたのは、ふわふわ細かく巻いたカーリーヘア。センシュアルなトップスをカーリーヘアでカジュアルにひっぱりつつ、セットアップのカチッと感も程よく崩す。その分、顔の上はちょっとだけエレガントなムードを加えると、大人らしい美しさが加わる。深みとコクのあるリップはブラシで丁寧に輪郭をとりながらたっぷりと色付け、アイラインも横幅を広げるように長めに流す。
そして、メイクの最大のポイントは肌のニュアンスと立体感。余白を埋め、溶け込むような影を仕込み、チークもまた肌になじみ込む色を淡く淡く広げる。存在感を出したパーツメイクとニュアンスにとどめる肌、この掛け合わせが全身の雰囲気をいい具合に完成させる総仕上げ。
髪、顔、肌、服、小物、テイストをミックスしながら個性を作りだす。この楽しみを存分に味わえるセットアップ、センスを鍛えるように着まくりたい。
MAQUIA 10月号
モデル・メイク・文／神崎 恵 撮影／岡本 俊 ヘア／赤羽麻希〈Un ami〉 スタイリスト／黒崎 彩〈Linx〉 構成・文／若菜遊子〈MAQUIA〉
ジャケット¥104500、パンツ¥57200／ボウルズ（ハイク） インに着たトップス ¥13200／ショールームリンクス（ナイスナイスモーメント） ピアス¥49500、ネックレス¥101200／ボウルズ（エンドカスタムジュエラーズ×ハイク） リング ¥2750／ロードス（ヘンカ） シューズ ¥96800／ボウルズ（ビューティフルシューズ×ハイク）
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。
公開日：
MAQUIA2025年11月21日発売号
集英社の美容雑誌「MAQUIA(マキア)」を無料で試し読みできます。マキア1月号の大特集は「この冬、私は〇〇買い」。通常版の表紙は田中みな実さんです。
