【中野明海さんのメイク術】2025年最新テクニックや愛用コスメを紹介！

SK-IIの広告ビジュアルの綾瀬はるかさんのメイクを担当。綾瀬さんとは21年、SK-IIとは15年以上の付き合いなのだとか。

KATEの広告ビジュアルも長年担当。KATEの世界観に合わせた、芯のある“無敵の美しさ”をメイクで表現。

気になったものは、とことん極める性格。料理やパン作りはプロ並みで、消耗品ひとつとっても“なんとなく”で選ばないのが明海さん。「パン作りに目覚めたのは、ウー・ウェン先生の小麦粉のお教室に一度だけ伺い、小麦粉の扱いの美しさに感銘を受けたことから。消耗品も、作り手のこだわりや愛が見えるものが好き」

インスタにもたびたび登場する、愛猫メメ（11歳）。「長男がまだ小さい頃に先代の猫を亡くし、“もしも近所に捨て猫がいたら飼おうね”と約束。そこから息子はずっと捨て猫を探していたらしく、11年前に“近所に捨て猫がいない”と相談を受け、保護猫を受け入れることに。大人しく、優しい性格に家族で夢中」

「私が意識しているのは、角がなくキュッと上がっていて、全体に丸くまろやかな印象を与える球体のような顔を目指すこと。そこを念頭に置きながら、他人の視線ができるだけぷるんとした頬に向くように下地やファンデを塗ったり、顔の中の凹みをコンシーラーで底上げしたりすると、多幸感ある表情に自然と近づきます」（明海さん・以下同）

「スキンケア後の過剰な油分を最初にオフ。指先にティッシュを巻きつけてミトン状にし、小鼻や額などメイク崩れしやすい部分を中心に優しくトントンと押さえましょう」

「多幸感のある肌に仕上げるならピンクの下地を。口角より上を意識して下地を広げると、視線が上にフォーカスされてより求心顔に。さらに下地は首までしっかり。顔と首の色の差異を埋めることでファンデ浮きを回避できます」

「下地をなじませた時と同様、スキンケア感覚で頬の中央から輪郭に向かってファンデーションをなじませて。小鼻や口角などの立体的な部分は指先で丁寧に仕上げましょう」

「ファンデーションを伸ばす際には薄手のスポンジを使用。人差し指を中心にスポンジを軽く二つ折りにし、その先端を使って軽やかなタッチで力を加えず伸び広げていって」

「ノイズとなる凹みや影をコンシーラーで一掃。涙袋は目頭から黒目の外側まで、鼻根には逆三角形に。口角、小鼻のキワ、ほうれい線の始まりの影も＂バナナ色＂で底上げ」

「パウダーはパフにとったら手の甲かティッシュで一度余分な粉を払うのが鉄則。その上で、眉の中、小鼻、口周りなどテカったり崩れやすいパーツにピンポイントでオン！」

高い部分に光を集めていつでも笑顔印象に
一見、難しそうな派手色チークは、「ルースパウダーを混ぜると失敗知らず！」と明海さん。ブラシにaと手持ちのパウダーを混ぜ取り、ティッシュオフをしてから頬骨に沿って楕円形に。笑った時に高くなる頬骨の丸みに沿ってbを重ねると、笑顔が際立つ。

質感の違う2色を重ね上気したような血色へ
愛らしいピュアなムードは、明海さん曰く「求心的に入れたクリームチークのおかげ」。まずは淡いAをブラシに混ぜ取り、頬広めにON。ふんわりとしたピンクベースの肌を作る。さらに黒目下より内側に向けてBをレイヤード。ほわんとした血色感をプラス。

ベージュからピンクグラデで小顔を狙う
ベージュとピンクのチークを組み合わせることで、ヘルシーな多幸感フェイスに。生え際から耳前までBを入れ、そこからBとAを混ぜながら頬骨に沿わせて引き締め。「ベージュ系チークは特に、不要な場所に影を入れないよう、小さめブラシが正解」とのこと。

涙型の血色チークが思い通りに中顔面短縮
目頭下から斜めに入れた涙型チークがポイント。重心を下げることで、中顔面短縮をアシスト。さらにじゅわっと色づく血色カラーが、運動後のような高揚感を演出。「狙った形に入れられるのは、指づけクリームチークだからこそなせる技」と明海さん。

「小鼻の横から耳元に向かって線を入れ、そこから口角の下まで斜めに。この線をはみ出ないように唇に向かって色をなじませます。このエリアがワントーン落ちることで頬の高い位置に視線が集中して自然とリフトアップ！」

「目の下の通称“ゴルゴライン”や気になるモヤモヤシミ、口角の横のマリオネットライン付近に色をのせ、指先でなじませて」

「ふわふわな肌当たりが最高のロージーローザのパウダーファンブラシを使って、眉の中にもお粉を。そのまま小鼻のキワのテカリもふわりと押さえて。頬の高いところは光を集めたいので、お粉は打たずそのままで！」

「こうすると立ち上がったまつ毛がフィックスされ、時間が経ってもカールが落ちない美フォルムがキープできます」

「顔の中で唯一メイクができない場所が瞳。これを装着すれば光の環境に左右されず、いつでもうるみ目に！とっても自然になじむし、お試しセットもあるので気軽にトライしてみてください」

冬用のヒョウ柄ポーチには、ベースからお直し用アイテムまで盛りだくさん！

NARSとプラダのクッションファンデにザセムのコンシーラーは0.5、チークはSUQQUとエレガンスのスリーク フェイス NのPK101を愛用。ケイトの眉パレットにマスカラとメイベリンのマットリップの117、HERAのミストと雪肌精 BLUEの美容液は保湿用。

A.うぶ肌に仕上げるうちわ型パウダーブラシ
「とっても軽やかなブラシで、ふわっとパウダーをのせられます」側面と先端で塗り分けられるうちわ型。全パウダーに対応。パウダーファンブラシ ¥1210／ロージーローザ

B.狙い通りの仕上がりを叶えるミニマムブラシ
「チークブラシとして愛用。先が細くなった形状のブラシなので、狙ったところに入れやすい」柔軟性がある極細毛を使用。コントゥアリング ブラシ ¥3850／コスメデコルテ

C.油分の多いリップは天然毛でムラなく綺麗
「リップは天然毛との相性が◎。毛の厚みや長さが絶妙」リップの含みや伸びを格段にUP。熊野筆 メイクブラシ リップブラシ ¥4620／アルティザン・アンド・アーティスト

D.お疲れ感が出やすい白目の濁りをクリアに
「白目の濁りや充血にはこの目薬！」乾きをケア。ロートリセ リッチプレミアム ［第2類医薬品］ 13ml ¥1628（編集部調べ）／ロート製薬（マツキヨ・ココカラファイン限定）

E.メイクをしたまま目洗いができる点眼液
「花粉などが目に入ってしまった時に即目洗いが可能」点眼型だからメイクしたままでも使える。ウェルウォッシュアイ^® ［第3類医薬品］ 10ml ¥495（編集部調べ）／参天製薬

F.一度使うと差がわかるハイクオリティ綿棒
「繊細な部分にも優しくフィット。ヘタらないところも優秀」コットン100％で毛羽立ちにくい綿球と丈夫な紙軸を使用。ジョンソン® 綿棒 200本入り オープン価格／Kenvue

G.目の形やまぶたの厚みを選ばずどんな人にもマッチ
「支柱のないフラット設計だから、まぶたに高密着。さっしーのこだわりと愛を感じます」キワのまつ毛も逃さない。リリミュウ アイラッシュカーラー ¥1980／コージー本舗

H.静電気を抑え、扱いやすい髪に整える
「ブラシは色々使っていますが、ツヤやまとまり感を出したい時はコレ」特殊表面加工により静電気を抑制。ラブクロム （R）K24GPツキ ゴールド ¥11880／YC・Primarily

I.ひび割れや皮むけなど荒れが気になる時に
「スティック型はプライベートで愛用。敏感に傾いた時も安心」密着コート処方で潤いをキープ。キュレル リップケア クリーム [医薬部外品］4.2g ¥935（編集部調べ）／花王

J.リップケアをしながら香りで気分転換
「こちらも普段使いしているリップ。柑橘系の香りが爽やか」保湿力は高いのに、ベタつかない仕上がり。retaW fragment design （w） lip balm 2.8g ¥1650／blender

K.ファンデのなじみを高めるソフトなスポンジ
「若手時代に出合ったスポンジを“お母さん”的にずっと愛用。下地やファンデを広げる時に」リキッド＆クリームファンデ用。資生堂スポンジパフ ソフト 110 ¥770／資生堂

L.まつ毛の根元から立ち上げて美カール続く
「3種類のコームで毛流れを微調整。マスカラ後、フラットな面で根元から押し上げると放射状に立ち上がります」明海さんが開発に参加。ホットアイラッシュカーラー グラマラスレッド ¥2640／貝印

A.心地よいとろみ感で肌を包む至福ローション
「最近気に入っているスキンケアシリーズ」多重構造のマイクロカプセルと微細乳化技術を搭載。肌の奥まで潤いをデリバリー。エッセンスローション n 200ml ¥22000／ザ・ギンザ

B.肌表面に薄い疑似膜を作って潤いを逃さない
「ずっと触れていたくなるほど、なめらかな肌へ」体温でとろける油分を配合。角層奥深くまでなじみ、肌ふっくら。エッセンスエマルジョン n 150ml ¥24200／ザ・ギンザ

C.肌コンディションを常に“いい状態”へ整える
「均一に整え、生命力が溢れる肌へ」ジェルとオイルのハイブリッド。マッサージと併用すればさらに巡りUP。ハイブリッドジェルオイル n 100ml ¥29700／ザ・ギンザ

D.20年以上愛用！ 優しく引き上がる美顔器
「前日に泣く演技をした俳優さんの腫れ感も、即スッキリ。ピリピリ感がないところが◎」微弱電流がハリを高め、筋肉疲労からも回復。フルジェンテ ¥272800／ラヴェリータ

E.メイク中にも活躍！ スマートなハンディファン
「猛暑のロケ現場はもちろん、まつ毛のカールの固定にも大活躍。カラビナ付きで持ち運びにも便利です」大風量と静音性を両立。SILKY WIND Mobile 3.2 オープン価格／リズム

F.低周波による刺激で目元がパッチリ！
「髪をとかしながら頭皮を刺激することで、血行を促進！」低周波刺激でコリをケア。エレクトロン デンキバリブラシ® 2.0+ボディ ¥217800／GM コーポレーション

G.バランス力に優れたコスパ抜群のコットン
「柔らかすぎても使いづらいし、高価だと胸が苦しい……。そんな気持ちに寄り添う、質の高さが魅力的」肌あたりふかふか。大きめコットン 72枚入り ¥352／ロージーローザ

H.メイクチェックしやすい7倍の拡大鏡がセット
「手鏡にも、付属のスタンドを使えば卓上鏡にもなるところも優秀。もうこれ以外の鏡は愛せません！」等倍ミラーと7倍の拡大鏡の両面タイプ。両面鏡 ¥1390／GOTOFINE

気づけばメイクが“ルーティン化”してしまっているなら、色と質感の力を借りてみて。ちょっぴりポップなアイカラー使いは、「メイクって楽しい！」をあらためて思い出させてくれるはず。

現れた瞬間、まるで輝く季節が訪れたかのような、そんな眩しさと心地よさで空間を満たした杉咲さん。柔らかな表情も、そよ風のような声もすべてが清々しく、見つめるだけでどんどん心が洗われていくよう。その存在は、まさに朗らかに咲く花そのもの。

まとっている本人はもちろん、見る人さえも幸せな気持ちで満たされる。中野明海さんのメイクは、そんな不思議なパワーでいっぱい！まるで“多幸感”を具現化したようなハッピーに満ちあふれるメイク。

誰もが目を奪われる圧倒的な美しさを持ちながら、風のように軽やかなムードを纏う齋藤飛鳥さん。

「お風呂から上がったばかりの肌が一番きれい！ と思うこと、ありませんか？ そんなイメージで作った、果汁をたたえたフルーツみたいにジューシィなメイク。山田さんの肌の可愛らしさや清潔感を最大限に生かしつつ、火照り、つや、透明感、瑞々しさをメイクで引き出しました」（中野さん）

春の喜びや息吹を感じるような、生命感溢れるカラー。過剰なラメ・パール感はなく、パステルカラーも甘さ控えめ。彩度低めのパステルやスモーキーピンク、つやんとした厚膜のベージュリップで彩れば、自分も、そして周りの人も浄化するような多幸感溢れる顔に。