185㎝の健やかな体躯で、時代ごと包み込むような包容力を感じさせる目黒 蓮。発する言葉はもとより、さりげない振る舞いにも誠実さが滲む清廉な26歳が心の中で燃やし続ける、挑戦への飽くなき思いや捨て身のマインドに迫ります。

目黒蓮 インタビュー Snow Man

心に青い炎を燃やして
美しき挑戦者 目黒 蓮

静かに燃え続ける闘争心が
Snow Manとしての原動力に

グループ内の話し合いでいつも議題に上がるのが、“何をしたらファンの皆さんが喜んでくれるか”ということ。僕らはSNSをたくさんやらせてもらっているので、どういう企画をしたら面白いか、しょっちゅう意見を出し合っています。あとはみんな結構闘争心が強いので、たくさんのアーティストの方が出演する音楽番組に出る時などは団結力がさらに高まります。いろんなパフォーマンスを見て刺激を受ける分、“自分たちも絶対に負けないぞ!”という気持ちで振り付けを固め、時には全員で言葉をかけ合うことも。激しく燃える赤い炎というより青い炎を静かに燃やし続けている感じで、それぞれの胸にあるこの炎こそが、僕らが攻めの姿勢で闘い続けられる理由と言えるかも。同時に、僕にとってSnow Manの大好きな部分でもあるんです。
僕自身も、昔から“負けたくない”っていう闘争心は持っていたと思いますが、メンバーたちといることで、さらに活性化されたんじゃないかな。そもそも勝ち負けで考えること自体が正しいのかわからないし、実際は勝ち負けなんてないのかもしれない。でも、グループで上を目指したい、グループのために上に行きたいっていう気持ちは以前に比べてすごく強くなりました。

グループの目標も個人の目標も
すべてメンバーと共有します

今の一番の目標は、Snow Manが国民的なアイドル、アーティストになること。子供からお年寄りまでみんなが僕らのことを知ってくれていて、メンバー一人ひとりの名前がわかるような存在になれたら嬉しいなって思っています。ちょっと目標がデカすぎますね(笑)。今の段階では叶っていないことはたしかで、道のりは長いなと感じています。
個人での目標は……いろいろありますが、それはおいおいってことで(笑)。この場ではまだ言わないけれど、“こういうことがしたい”という話はメンバーにはすべて伝えています。相手のため、グループのためと思えば多少言いづらいことでもちゃんと言い合える仲なので、思いついたことがあったらすぐに話しちゃいますね。普段はわちゃわちゃふざけていることが多いけれど、みんな意外とちゃんとしているんですよ(笑)。

自分を好きでいてくれる人の幸せについて、本気で考えた

闘争心を燃やすのは、自分自身のパフォーマンスに対してのみ。ファンの方に“僕たちだけを見て”というつもりは一切ありません。自分が楽しいと思える分だけ楽しんでくれればそれでいいし、Snow Manから離れることがあってもいいと思う。よくインタビューでも話しているんですが、一人ひとりが幸せな人生を過ごしてくれることが一番大事で、僕らの存在はあくまでもおまけ。“なくても大丈夫だけど、あったら嬉しい”くらいでいいんです。そう考えるようになったのは、自分を好きでいてくれる人には本当の意味で幸せでいてほしいから。何が一番ベストなのかを本気で考えた時に、そういう結論に至りました。僕自身も人生を楽しむし、みんなにも無理をせずに楽しんでほしい。ファンの方たちとそういう関係性を築くのが理想ですね。

Ren Meguro

目黒 蓮

1997年2月16日生まれ、東京都出身。2020年にSnow ManのメンバーとしてCDデビュー。俳優やモデルとしても活躍しており、第46回日本アカデミー賞で新人俳優賞と優秀助演男優賞を受賞。『わたしの幸せな結婚』の主題歌である新曲『タペストリー』が現在発売中。

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映画『わたしの幸せな結婚』が公開中
累計発行部数550万部を超える人気作品が待望の映画化。架空の近代日本を舞台に、冷徹な軍隊長・久堂清霞(目黒 蓮)と家族に虐げられた少女・斎森美世(今田美桜)の政略結婚から始まる物語をドラマティックに描く。清霞らが持つ特殊能力“異能”の描写や迫力溢れるアクションシーンにも注目。

MAQUIA5月号
取材・文/真島絵麻里 企画・構成/萩原有紀(MAQUIA)

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