グループのセンターとして眩いほどの輝きを放つ一方、演技やバラエティなど、幅広いフィールドで活躍。世間が抱く正統派なイメージにとらわれることなく自らの持つ可能性を自由に行き来する、山田涼介さんの多面的な魅力を紐解きます。
甘さと色気、光と影……幾多の顔を持つ「極める人」
新しい“王道”を切り拓く山田涼介
柔軟
お芝居やバラエティなどいろんな現場がありますが、スイッチの切り替えは意識していないんです。場所によって求められるものが変わるので、それに適した自分を出すようにしているかな。それぞれ違う山田涼介に見えるかもしれないけれど、僕の中では全部“自分”。体調によっては無理にスイッチを入れなきゃいけない時もあるけれど、基本“作る”ことはしたくないですね。僕が座長的な役割を初めて経験したのは、16歳の時。最初はただ必死でしたが、場数を踏む中で身についてきたことがあるんです。自分が怯んでしまうと、周りにも影響が出てしまう。なので、どんな場所でもドンと構えていることって大事だなと思います。
色気
自分に色気があるとは思いません。少し前までは意識的に表現する時もあったけれど、ここ最近はあまりないかもしれない。もちろん撮影のテーマがそうなのであれば、自分がやれることは頑張りますよ。個人的には色気を出すことより、笑ってって言われる方が難しい(笑)。僕が色っぽいなと感じるのは、男性でいうなら佐藤健くん。はんなりした雰囲気なのに声は低くて、色気があるなって。女性の場合は……僕、口紅の発色がハッキリした人を見ると素敵だなって感じるんですよ。ツヤツヤな感じよりも、赤リップとか強い方が好き。それで髪を無造作に流していたりするとすごく魅力的に映ります。
1993年5月9日生まれ、東京都出身。Hey! Say! JUMPのメンバー。俳優としても活躍しており、多数の話題作に出演。自身のYouTubeゲームチャンネル『LEOの遊び場』は、登録者数80万人を超える。
『親愛なる僕へ殺意をこめて』
連続殺人犯を父に持つ大学生・浦島エイジ(山田涼介)は、ある日自分が二重人格であることに気づく。別人格が殺人を犯している可能性に不安を抱え、真相を知るための行動を開始し……。フジテレビ系にて毎週水曜22時〜放送中。
MAQUIA 12月号
取材・文/真島絵麻里 企画・構成/萩原有紀(MAQUIA)
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