自他ともに認める美容マニアで、音声メディアVoicyやInstagramなどで自身の美容体験を惜しみなくシェアしている俳優のMEGUMIさん。40代に入ってからは慢性的な疲れと、そこからくる肌のくすみに悩まされてきたそうですが、最近はその悪循環を断ち切り、不安を手放す自分なりの方法を手に入れたといいます。「40代美容は圧倒的に効果を実感できるから面白い!」と語るMEGUMIさん流の、“今のMYベストケア”についてお話をうかがいました。
- 「過度なトレーニングはやめて“整える”方向へシフト」
- 「マツエク熱が急に冷めて、自まつ毛を育て始めました」
- 「化粧品はライン使いせず、自分にとっての“いいもの”を選び取るように」
- 「話題のフェムテックケアで、ていねいに自分を労っています」
- 「NMN点滴は月1のお楽しみ! 美容仲間と一緒に行くことも」
- 「オリジナルブレンドのハーブティーで“巡る体”に」
■MEGUMIさんが40歳を機に「やめた」ことは?
「過度なトレーニングはやめて“整える”方向へシフト」
30代の頃から定期的なワークアウトを続けてきたMEGUMIさんが、体の変化に気付いたのは40代に入る少し前。それまでは筋トレ、加圧トレーニング、スイミングなどのハードな運動を中心に行ってきましたが、徐々に今の自分には合っていないかも……と感じるように。
「年齢を重ねたせいか、朝起きてめっちゃ元気!という日がほとんどなくなってしまって。なんとなく疲れた感じがベースにある上に、きついトレーニングをすると、さらに疲労が積み重なってなかなか取れない。これは方法を変えたほうがいいなぁと思い始めたときに、年上の女友だちから『ピラティスは体の軸ができて、体調もよくなるよ』とオススメされ、さっそく通い始めたんです。すると、初回から呼吸が深くなって、体がふっとラクに! そもそもピラティス自体、人間が一番いいマインドになる動きを追求した運動なので、精神に効くところも合っていたみたい。ひどく疲れたり、ダメージが大きいときにこそ、あえてレッスンに行くことで、100だったツラさが60くらいに減る感じがしています。不調の波も度々やってくるけれど、そんな風に確実に自分の状態を上げてくれる場所を持っている安心感はすごく大きい! 今は週2のピラティスと、週1のゆるい筋トレ、そして鍼が私の精神安定剤ですね」
「マツエク熱が急に冷めて、自まつ毛を育て始めました」
芯のある強さに加えて、最近はすべてを包み込むような優美さを感じさせるMEGUMIさん。その理由は、目元のメイクにもありそう。
「実は、若い頃からずっと続けていたマツエクをやめたんです。40代に入った途端、過度に長いまつ毛だと、余計に老けて見えるように感じて。むしろ、役者なのに今までなんで着けてたんだろう?という気分に(笑)。きっと、不安だったんだと思います。昔は『自分の顔ってなんて地味なんだろう!』と思っていたから、それをカバーするために、そのときの私にとってマツエクは必要なものだったんですよね。でも、今は自分のまつ毛に美容液を塗って育てる方が楽しい。日々のタスクはひとつ増えたけれど、自分をケアしてその効果を実感するのってすごく楽しいですね。それと、最近は人と比べなくなったというのも大きいかな。昔は『負けねぇ!』みたいな変なプライドがあったけれど、今はみんながみんな、それぞれいいよねって思えるように。気合は入っているんですけど、変な食いしばりはなくて、肩の力を抜いて色んなことを軽やかに楽しめている気がします」
ドレス/パーミニット(パーミニット)ピアス¥29700、リング¥26400/フォーヴィレイムカスタマーサポート(フォーヴィレイム)
「化粧品はライン使いせず、自分にとっての“いいもの”を選び取るように」
情報通な上に、行動力があるMEGUMIさんは、これまでもいいと聞いたあらゆる化粧品やサロンを試してきたといいます。けれど、最近はその経験値が上がって、自分だけの視点でアイテム選びができるようになったのだとか。
「好奇心旺盛なので、『このブランドがいい』と言われたら、それを鵜呑みにして片っ端からトライしてきました。でも、当たり前ですが、教えてくれた方には合っていても、私とその方は肌質も違うし、ライフスタイルだって異なる。だから、誰かにとっての『いい』が、イコール自分の『いい』とは限らないんですよね。今は自分は人より乾燥しやすいから保湿系がいいとか、オイル美容が合うということがわかっている。だから、化粧品も洗顔料から化粧水、クリームなど、アイテムによって使うブランドはバラバラです。肌の状態によりケアを変えていますが、朝晩必ず取り入れているのは、シートマスク。長時間着けっぱなしにせず、3~5分乗せて肌の奥が冷たくなったと感じたら、完全に浸透した合図です。何より“続けること”が大事なので、手軽に買える価格のものを継続して使うようにしています」
ネロリラ ボタニカ
アースマスク
65g ¥4620沖縄の海底泥「クチャ」と九州はシラス台地の「シリカ」、そして竹炭を使用した、肌洗浄のためのクレイマスク。くすみをオフし、透明感をUPしてくれます。
ルルルンプレシャス
GREEN(バランス)
7枚入り ¥550ゆらぎがちな大人の肌を整え、しっとりと安定した質感に導いてくれるデイリー用シートマスク。保湿効果に加えて、古い角質を除去する働きも。つるんとなめらかな肌作りにオススメ。
「夜はクレンジングバームを使って、スチームをかけながらメイクをしっかりオフ。プラスして、お風呂でネロリラ ボタニカのクレイパックをして、古い角質をはがしていきます。ほこりやメイクの残りが蓄積すると、それが肌のくすみになり、重みからたるみが発生するのだそう。大人になった今こそ、汚れを落とすことの大切さを実感しています。朝晩のシートマスクは、買いやすいルルルンのものが定番!」
■MEGUMIさんが40歳を機に「始めた」ことは?
「話題のフェムテックケアで、ていねいに自分を労っています」
マロア フェミニンソープ
280ml ¥3080
デリケートゾーンのpHに合わせた弱酸性で、自浄作用を守りながら優しく洗い上げ、透明感のある肌に導いてくれる専用ソープ。天然成分由来の上品でさわやかな香りも好評。
多方面へアンテナを張っているMEGUMIさんは、フェムテックに関する知識も豊富。40代の“なんとなく不調”を乗り越えるために、さっそくデリケートゾーンのケアも取り入れているそう。
「入浴したときに専用ソープでやさしく洗浄し、そのあとオイルを使って指で膣マッサージをします。デリケートゾーンのくすみが取れてうるおうだけでなく、日常生活でいつの間にか凝り固まってしまう首や頭までも、ふぁーっとほぐれていく感じ。改めて、体って下から上まですべてが繋がっているんだなぁと思いますね。更年期をソフトランディングするためにも、女性ならではのケアはなるべく早く始めたほうがいいそう。海外の女性にはすでに当たり前になっている習慣ですが、日本人にはまだまだ浸透していないので、もっと広めていきたいですね」
「NMN点滴は月1のお楽しみ! 美容仲間と一緒に行くことも」
先進的な美容医療も積極的に取り入れる派のMEGUMIさんが、「今、一番頼りにしている」と言うのが、NMN点滴。ビタミンに似たNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)という成分がサーチュイン遺伝子に働きかけ、体内の様々な組織を修復してくれるという、注目のアンチエイジング療法です。
「2年前くらいから通い出したのですが、あまりの効き目に毎回びっくり。体の内側からうるおいが出てくる感じがして、肌がやわらかくもっちりとした質感に。透明感もUPするような気がします。また、頭がシャキーンと冴えて、だるさが一掃される感じも気持ちがいい。価格がちょっと高いし、効き目も強いので、私は月に一度のスペシャルケアとして取り入れています。ちなみに、施術の日は点滴仲間と一緒に病院に行き、まるでカフェでおしゃべりするかのように、針を刺したままあれやこれやと美容の情報交換するのが楽しくて(笑)。女性って、若いころはライバル心を燃やすけれど、年齢を重ねると美容を通して“戦友"みたいな関係になっていくのが面白いですよね。連帯感が高まって、みんなで楽しみを共有できるのも、40代美容の醍醐味のひとつだと思います」
「オリジナルブレンドのハーブティーで“巡る体”に」
実は今年に入ってから、原因不明の体調不良に悩まされた時期があったというMEGUMIさん。ピラティスの先生に相談して、試してみたらと勧められたのが、自分だけのハーブティーをブレンドしてもらう植物療法だったそう。
「とにかくだるい毎日が続いていたので、少しでも解消したくて、ネロリハーブというところで、オリジナルのハーブティーを作っていただきました。漢方の処方と同じで、膨大なアンケートに答え、それをもとに私専用のブレンドをしていただくんです。朝作った1.5リットルのお茶は、ボトルに入れて持ち歩き、仕事先などでも頻繁に飲むように。始める前は半信半疑だったんですが、これがガツンと効いて一気に体調が復活。すごく助けられましたね。低調が続いてやる気が出ないと、仕事も母親業もうまくいかないので。もともと水分をあまり摂取しない生活を送っていたのですが、ハーブティーを強制的に飲む習慣ができてからは、循環する体ができたみたい。ピラティスなどの効果も相まって、最近は30代のときより調子がいいかも、と感じています。今40代になって切に思うのは、とにかく元気な50代になりたい!ということ。周りを見渡すと、めちゃくちゃ元気な50代と、しょんぼりしている50代がいて、そのどちらになるかは、今の過ごし方次第。やっぱり元気な50代の方が楽しいに決まってますから! 真剣に美容に取り組んで、いい10年後を迎えたいですね」
撮影/岩谷優一〈vale.〉 ヘア&メイク/エノモトマサノリ スタイリスト/藥澤真澄〈TRON〉 取材・文/栗田瑞穂 企画・構成/織田真由(MAQUIA ONLINE)
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