おうちでのケアも大切だけれど、肌悩みがある時には美容医療に頼るという手も。額のシワや目尻の小ジワ、ほうれい線など、お悩み別に適した手法をプロが教えます。
0からわかる美容医療BOOK
私のモヤモヤに最適解
お悩み別・おすすめ美容医療
【顔】編
シロノクリニック恵比寿院、表参道スキンクリニック勤務。豊富な知識を垣間見れるYouTubeも大人気。
日本形成外科学会認定専門医。ごく少量で、人に気づかれず効果を出す注入技術には特に多くのファンが。
額のシワ
→エランセ注入でふっくら可愛いオデコに
「丸くふっくらした額は女性らしい印象に。周囲にコラーゲンを誘導する注入剤・エランセを額に注入すると可愛さアップ。まぶたがたるんでいるため額のシワにボトックスを使えない人にも◎」(寺島先生)
目尻の小ジワ
→20代は肌質改善、
30代以降はボトックスなどを
20代におすすめ
イオン導入とピーリングで折りジワ撲滅
「20代ならイオン導入や軽いピーリングで肌質改善すれば目立たなくなります」(友利先生)。セルフケアでは難しい高濃度ビタミンを真皮層まで浸透させるので、くすみやニキビ、シミにも効果が。
30代におすすめ
状態に合わせボトックスでメンテ
「眉間やおでこ、目尻のシワは定着してしまうととれなくなるので定期的なボトックスを。思い切り笑えばシワが入る程度に留めれば自然ですし、筋肉が弱るのでシワができにくい肌に」(寺島先生)。
ほうれい線
→原因が脂肪かたるみか見極めて
「20代なら脂肪溶解注射でOK。30代で面長ならハイフ、丸顔ならサーマクール」(友利先生)。「お肉がなく落ちて生じるほうれい線ならヒアロ注入、マリオネットラインもあるならスレッドリフトで引き締めを」(寺島先生)
注入は適材適所!
部位で使い分け
オリジナル注射針を開発していた“注入の鬼”寺島先生。「ヒアルロン酸は安いけれど、水を吸うと膨らむので柔らかい組織には不向き。ふやけないエランセやベビコラ、コラーゲンを作らせる作用のあるスネコスなどを使い分けています」
ゴルゴライン
→注入で“ちょい消し”が基本
「靭帯につながっているので、レーザーなどではなくエランセかベビーコラーゲンの注入が基本。完全に消そうとヒアルロン酸を大量に入れるケースがあるのですが、笑うと頬が過度に丸くなるので不自然に」(寺島先生)
MAQUIA 5月号
撮影/三宮幹史〈TRIVAL〉 イラスト/熊野友紀子 構成・文/高見沢里子 摩文仁こずえ 企画/萩原有紀(MAQUIA)
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。
※同じ治療でもクリニックによって呼び名や金額は異なる場合があるので、きちんと診断を受け、相談して選んでください。また施術の効果や痛みの感じ方、ダウンタイムには個人差があります。