「MAQUIA」9月号では、SK-Ⅱとのパートナーシップを発表した競泳・池江璃花子選手にインタビュー。「生きていることは、奇跡」。その気づきから、私たちは何を学べるだろうか?
池江璃花子
This Is Me
“ありのままの私″でいる強さ
他の誰でもない、
「私でいること」の美しさ
日本競泳界のエースとして、中学生時代から数々の記録を塗り替え続けてきた池江さん。伸びやかな肢体から繰り出される力強いストロークで滑るように水面を進む美しさ、そして表彰台での屈託のないチャーミングな池江スマイルは日本中を魅了した。そんな彼女が白血病であることを告白したのは昨年の2月。世界の第一線で勝負するアスリートの肉体とメンタルの強靭さは想像に難くないけれど、約1年を経て、再び目にした彼女から感じたのは、タフネスだけではなく、しなやかな強さだった。病気が発覚したちょうど1年後の2月8日のトレーニング中に、「夢を絶たれた日が記念日になった」とインタビューで語る彼女の瞳には、泳ぐ喜びと新たな挑戦への想いがあふれていた。
困難な状況に立たされることは誰にとっても辛いことだ。けれど、池江さんは全てを受け入れ、自分自身と向き合い、確かなものを手にして、再び新たな一歩を踏み出す。
「病気になっていなければ、こういうポートレートを撮ることはなかったかもしれない。そういう意味では良い経験ができたと前向きに考えています。自分は、これからまたアスリートとしての運命を切り拓いていく。そのスタートのひとコマとしてすごく大事な写真になると思います」
RIKAKO IKEE
2000年7月4日生まれ。#changedestiny_運命を、変えよう。を掲げるSK-Ⅱとパートナーシップを結び、今年5月、退院後初となる姿をhttps://sk-ii.jp/rikakoikeeで公開し話題に。ブランドメッセージである「逆境に負けない、強さとしなやかさの中に宿る美」を体現した。
MAQUIA 9月号
構成/伊藤かおり(MAQUIA)