女性の大敵「老け」と「疲れ」は毎日の食事で防ぐことが可能!「MAQUIA」12月号では、管理栄養士の松村和夏さんが老けない食材と食べ方をアドバイス。
食材・食べ方次第でカラダは変わる!
大人女子のための
老けない・疲れない食べ方
教えてくれたのは…
管理栄養士 松村和夏さん
調理師。食生活アドバイザー。看護学校や大学院の講師や、飲食店のメニューアドバイザー、スポーツ選手の栄養指導など幅広く活躍。
最新の著書は『太らない疲れない老けない 大人女子の食事術』(主婦の友社)。
老けない食べ方は?
バランスよく食べ、
老けない食材も取り入れて
「老けないためには、まず、いろいろなものをバランスよく食べることが大前提。栄養素はほかの栄養素と共に働いて効果を発揮するので、いくら体にいいと言われる食品もそればかりとるのはNGです。特にたんぱく質、脂質、糖質という三大栄養素は体を作るうえで不可欠です。またカロリーをとり過ぎると内臓に負担がかかって機能が低下し、老化を進めるので食べ過ぎは厳禁。この基本の食べ方を守ったうえで、以下のような“老けない食材”を意識的に取り入れましょう」
ビタミンA・C・E
抗酸化作用によってシミやシワを防ぐのがビタミンA・C・E。ビタミンCは美肌を作るコラーゲンの生成にも不可欠。柑橘類などの果物や野菜から補給を。
アスタキサンチン
アスタキサンチンはサーモンやいくら、エビなどに含まれる赤い色素成分。ビタミンEの1000倍ともされる抗酸化作用があり肌や体の老化を予防。緑黄色野菜などに含まれるβ-カロテンもカロテノイドの一種で高い抗酸化作用がある。
DHA
青魚などに多く含まれる不飽和脂肪酸のDHAは、目や脳の構成成分でもあり、これらの機能を健やかに保つ効果が。血中の中性脂肪を減少させ生活習慣病も予防。
ミネラル
骨の老化を防ぐカルシウムや、たんぱく質の合成や新陳代謝に関わる亜鉛などのミネラルも老化予防には必須。カルシウムは乳製品や大豆食品、小魚、小松菜などに、亜鉛はあさりなどの貝類に豊富。
大豆イソフラボン
女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするのが大豆イソフラボン。大豆水煮や豆乳、豆腐などの大豆製品に豊富。エストロゲンは加齢とともに減っていくので大豆イソフラボンをとってカバーを。
たんぱく質
皮膚や筋肉、髪などの材料になるのがたんぱく質。たんぱく質の約30%は肌をみずみずしく保つコラーゲンで美肌の維持にも必要。肉や魚、卵、乳製品などから補給を。
MAQUIA12月号
撮影/sono〈bean〉 スタイリスト/竹中紘子 料理・レシピ/松村和夏 取材・文/和田美穂 企画/髙橋美智子(MAQUIA)
【MAQUIA12月号☆好評発売中】