30歳を迎えた中村アンさん。「MAQUIA」11月号から、心境の変化や、これからの想いをスペシャルロングインタビューでお届けします。

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これからの目標、仕事、今の心境、すべて語り尽くします
中村アン30歳の決意

雑誌のカバーや9クール連続ドラマ出演など、大躍進を遂げているアンちゃん。そんな彼女も30歳! 人生の節目を迎えた彼女に、今までのこと、そしてこれからのあれこれをじっくり語ってもらいました。


”一生懸命何かに取り組めば、それが自分の糧になる”
――from ANNE


“常に半歩先”な意識でいろいろな私を表現していきたい

 大学卒業と同じタイミングで芸能界デビューして、軌道に乗ったのが25歳。がむしゃらに走り続けていたので、気づいたら30歳に。子供の頃は、漠然と30歳って大人だと思っていたけれど、今、自分が昔思い描いていた大人になれているかどうかは、正直言ってわからない。でも、歳を重ねることにネガティブな感情はないし、逆に経験値が増すのが強みになると思ってる。どれだけ頑張って生きてきたか、どんなことを経験してきたか、吸収してきたか……それが透けるようになるのが、30代からだと感じています

 ここ2年ぐらい、ドラマのお仕事をさせてもらうようになったけれど、最初は演技に対して後ろ向きな気持ちが強くて。好きなことだけやりたいし、得意なことを生かしたい。私自身、そうやって苦手なことを避けてきた。でも、それが自分自身の幅を狭めていることに気づき、意識が大きく変わりました。

 向き不向きは確かにあるかもしれないけれど、結局、不向きにしているのは自分自身。苦手だと諦めていてばかりいたら、ここから先は発展も成長もない。「意思あるところに道は開ける」という言葉があるけれど、一生懸命何かに取り組んだのなら、たとえ、叶えられなかったとしても、その分、新しい自分になれるかもしれないし、経験することが自分の糧になるんだとわかったんです

 目標があるならば、みんなと同じ立ち位置にいては埋もれてしまう。デビュー当時はガツガツするのがカッコ悪いと思っていたけど、自分のやりたいことに正直に生きようと覚悟を決めてからは、吸収したい欲がさらに高まって。いつでも、あらゆるチャンスがつかめるよう、みんなより半歩先に行く、前のめり精神を心がけています。まだまだ私は成長過程、今後どのように発展していけるか、試行錯誤しながら楽しんでいきたいな。


MAQUIA11月号

モデル/中村アン 撮影/YUJI TAKEUCHIBALLPARK〉 ヘア&メイク/木部明美〈PEACE MONKEY〉 スタイリスト/西野メンコ 取材・文/谷口絵美 構成/若菜遊子(MAQUIA)


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