柔らかなムードに潜む凛とした意思、つかもうとするとはらりといなくなってしまいそうな儚い雰囲気。そんな唯一無二の魅力に溢れる俳優・有村架純さんが、最新作への思いを語ってくれました。
1993年2月13日生まれ。兵庫県出身。2010年、『ハガネの女』でドラマ初出演。数々の話題作に出演し、2021年公開の映画『花束みたいな恋をした』で、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。来年公開予定の映画『ブラック・ショーマン』への出演が決定。
有村架純を彩るHer Favorites
AND MORE……
大切な人を想いながら、
大切な人と観てもらいたい、
そんな作品ができました
「はっきりとした意思を持っている方に出会うと、カッコいいといつも思ってしまう。言葉に嘘がなくて深い愛をくれるような気がして、近づいてみたくなるし、好きだなと思うんです。『さよならのつづき』の登場人物は、まさにそんな設定の役柄が多かったように思います。私が演じたさえ子は、私と同じようにいわゆる“中堅”の立場で、そこに至るまでの経緯や将来への心構えなど共感できるところが多くありました。このドラマは、観てくださる方によって感じ方がすごく違うと思います。でも愛されたことや愛したことはずっと記憶に残り続けていく、そんなストーリーなので、きっとすべての皆さんがご自身の人生と重ねて観ていただけるはず。それぞれが過去にあった出来事や過去に想った人たちを思い直せる、そんな作品になっていればいいなと思います」
INFORMATION
Netflixシリーズ 『さよならのつづき』(Netflixにて独占配信中)。有村さんは、プロポーズされたその日に恋人を交通事故で亡くし、悲しみに打ちひしがれながらも、前を向いて歩きだす女性・さえ子役を熱演。
MAQUIA 1月号
撮影/菊地泰久〈vale.〉(モデル) ヘア&メイク/尾曲いずみ〈STORM〉 スタイリスト/瀬川結美子 取材・文/通山奈津子 構成/吉田百合(MAQUIA)
トップス¥71500/アディアム 東京ミッドタウン店(アディアム)
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。