トレンドのウェットヘアと並行して人気なのが、ドライな質感の大きめウェーブ。ゆるやかなパーマをふわりと纏うような仕上がりには、ほどよく力の抜けたセクシーさが漂います。この質感作りのカギは、繊細なベースカットで髪の毛が柔らかく動くようにすること。全体の柔らかい質感に対し、少しワイドめのショートバングでアクセントを与えて、ラフさの中にモードな女性らしさを加えても素敵。
ベースは重さを残した胸上ロング。表面に少しレイヤーを入れ、さらにスライドカットを無造作に施して、髪全体にゆるやかな動きを与えます。前髪は眉が見える位置でやや幅広&重めにカット。パーマは大ロッドを使い、中間から2回転巻いて、大きく揺らぐウェーブをオン。カラーはツヤと透け感を両方取りできる、8トーンのラベンダーベージュがおすすめです。
根元から手グシで乾かした後、ドライな質感に仕上がるワックスを毛先からもみ込んで。その後中間部分にもみ込み、ウェーブの動きを整えます。先に毛先からスタイリングして大きな動きを作り、中間の微調整でタイトめのシルエットに仕上げるのが、ナチュラルなふんわり感を出すコツ。ドライな質感のウェーブに合わせて、メイクも少しマットに仕上げると、よりカジュアル&モードな表情が楽しめます。
スタイリスト/溝口 潤(ZACC Ao) モデル/彩 ステファニー 文/永田未来(ichigo)
ZACC Ao http://www.zacc.co.jp/shop_ao.html