年末年始に潜む暴飲暴食&運動不足の悪夢まであと2ヵ月……。エキスパートに聞いた、今からできる“太らないカラダ”作りを「MAQUIA」12月号からお届けします!
お話を伺ったのは
精神科医・作家 奥田弘美先生
精神科医としてストレスや食意識を改革する「脳ダイエット法」を提唱。著書多数。
管理栄養士 伊達友美さん
日本アンチエイジング・ダイエット協会理事。これまで5000人以上の減量栄養指導を経験。
ダイエットのすべて
食事編
私たちの体をつくるのは、日々の食生活。代謝を上げる食べ方や食材のポイントを知りしっかり食べれば燃える体も夢じゃない!
Q1 「食欲の秋」って本当に食欲がUPするの?
A 原因は季節ではなく栄養不足
「夏バテで食欲が落ち、たんぱく質不足の状態が続くと、体は生命を守るために食欲を増進させます。そこでスイーツに手を出すと一気に吸収してしまうので要注意! お肉や魚などのたんぱく質を摂ることで甘いものへの欲求もセーブできますよ」(伊達さん、以下D)
Q2 ドカ食いを防ぐコツは?
A 食べること以外で、快感を得る
「快感を得ることで、 無性に食べたい!という衝動をセーブできます。買い物やマッサージもいいですが、 体を動かすのも効果的。アドレナリンが分泌されるので、 空腹も抑えられますよ」(奥田先生、以下O)
Q3 やっぱり食事を減らさなきゃダメ?
A それが失敗の元凶です
「食事は代謝を上げるガソリン。減らせば省エネモードになるので逆効果です。そして、女性は圧倒的に量不足! たとえば1日に必要な炭水化物はごはん4〜5杯分が目安。グルテンフリーを心がけ、良質なたんぱく質も忘れずに」(D)
Q4 朝は白湯だけダイエットしてます
A 朝食で代謝&排出スイッチオン
朝は体内時計をリセットし、リズムを整えるタイミング。ウーマンウェルネス研究会おすすめの「“食”熱トレ」(管理栄養士・浅野まみこ氏監修)によると、朝食で炭水化物やビタミン、ミネラルを摂ると体の代謝&排出スイッチがオンに!
Q5 ダイエットに胃腸ケアが必須なのはなぜ?
A 必要な栄養素を吸収するため
「消費カロリーを増やすには、栄養素をしっかり吸収することが重要。胃腸が丈夫でないと吸収されないうえ、栄養が体に巡らず筋肉が作られなければ代謝も低下します」(D)
Q6 代謝の上がる食材ってどんなもの?
A 赤みの濃い肉や旬の魚、ナッツ、薬味など
「お肉の赤みは鉄分や脂肪を燃やすL-カルニチンが多い証拠。オメガ3豊富な旬の魚や、吸収率を高める分解酵素の多い薬味を積極的に」(D)
Q7 油選びはどうすれば?
A 加熱するならオメガ9系を選んで
「代謝アップに効果的なオメガ3系のオイルは熱に弱いうえ、加熱すると酸化して極悪オイルに! 加熱調理するならオリーブオイルや米油などオメガ9系のオイルを選ぶのが基本です」(D)
※ご紹介する施術には、効果と感じ方に個人差があることをご了承ください。
MAQUIA12月号
撮影/当瀬真衣〈TRIVAL〉 ヘア&メイク/榛沢麻衣 スタイリスト/藤井晶子 モデル/佐原モニカ 取材・文/国分美由紀 平田桃子〈verb〉 構成/芹澤美希(MAQUIA)
【MAQUIA12月号☆好評発売中】