MyM(マイムー)として出演いただいたMAQUIAのYouTube動画で、白湯を飲む習慣があると教えてくれた森三中の大島美幸さん。そこで今回は、大島さんの白湯ライフについてもっと深掘り! 実際の飲み方や白湯がもたらした変化など、たっぷり語っていただきました。

- きっかけは妊活。40代に入った今は白湯を通じて自分の体に向き合っています
- 朝起きたら土鍋で白湯を作り、タンブラーに入れて持ち歩いています
- 40代になって効果実感に変化。冷え性の改善を感じ、寝つきもよくなりました
- 白湯を沸かすことは、時間的な豊かさをくれた。日頃忙しくしている人にこそおすすめしたいです
きっかけは妊活。40代に入った今は白湯を通じて自分の体に向き合っています

━━白湯を飲み始めたきっかけを教えてください。
大島さん:最初に飲み始めたのは2014年頃。妊活のために休業していた時期でした。“不規則だった生活を改めて、とにかく体にいいことをしよう!”と思い立ち、まずはお金がかからない白湯から始めることにしたんです。
白湯とは何かを知るためにいろんな本を読んだのですが、その中で特に印象的だったのが「二分の一の量になるまで煮詰めた白湯は便秘の薬、四分の一まで煮詰めた白湯は万能薬」という内容。
白湯の魅力に開眼し、自分なりの方法で飲めるところも気軽でいいなと思いました。私も自分のライフスタイルに合った飲み方で取り入れることにしたんです。
━━その時からずっと飲み続けているのでしょうか?
大島さん:それからしばらく飲み続けていたんですが、子供が生まれてからはお湯を沸かしている最中に赤ちゃんが近づいてきたら危ないという思いもあり、白湯から離れた時期も。
ただ、40歳を過ぎた頃から昔よりも疲れやすくなったり、自分の体調面にいろいろと心配が出てきたりして、自分の体とまた向き合ってみようと思うようになりました。
ちょうどコロナ禍で時間もあったので、水の重要性を学べるワークショップに行ってみたんです。そこで「人間の体は半分以上が水分。冷えた水を飲むとそれを体温まで温めるためにエネルギーを奪われてしまうから、水分を摂るなら温かい白湯がいちばん体に適している」と教わって。
食べ物が自分の体を作るのは理解していたけれど、水も同じなんですよね。それ以来、コーヒーや紅茶もたまに飲んだりもしますが、基本的にはほぼ白湯ばかり飲むようになりました。
朝起きたら土鍋で白湯を作り、タンブラーに入れて持ち歩いています

「白湯づくりに愛用している瀬戸赤津焼の土鍋は、保存食の作り方を教わっている先生がおすすめしてくださったもの。遠赤外線力を持つ鉱石のパウダーが配合されていて、熱の伝導率が高いのだそうです。3合炊きでかなり大きいから、1日分の白湯をたっぷり沸かせる点が気に入っています」(大島さん・以下同)

━━大島さん流の白湯の作り方や飲み方を教えてください。
大島さん:朝起きたら、最初に白湯を沸かすのがルーティンになっているんです。まずは土鍋にたっぷりお水を入れて、中火〜強火でボコボコ煮詰め続けます。

30〜40分経つと水の量が半分くらいになっているので、それを日中持ち歩くタンブラー2本に移します。1本は水と白湯を7:3くらいの比率で入れ、もう1本は熱々のまま入れておくのが私のやり方。移し終えるとちょうどカップ1杯分くらい残るので、朝食の前にそれを飲んでほっこりしてますね。

「タンブラー(左)は、『No No Girls』の収録に行った時にいただいたもの。沸かした白湯とお水を入れて適温にした状態で持ち歩いています。『ノノガ』が大好きなので、これに入れることで白湯の力がさらにパワーアップする感じがして、頑張ろうって思えるんですよね。キノコ柄のタンブラー(右)は、知り合いのメイクさんのフランス土産。口の部分が細いから洗うのが難しいので、こちらは熱々の白湯を入れる専用に。ここからノノガタンブラーに移して飲んでいます」
日中はまず適温になっている1本目をちょっとずつ飲んで、そちらがなくなったら熱々のお湯を空になったタンブラーに移して水を混ぜ、また適温の白湯を作って飲む感じです。帰宅後も、食事中やお風呂上がりはもちろん、寝る直前までずっと白湯を飲んでいます。
━━白湯を沸かす際や飲む時のこだわりがあればお聞かせください。
大島さん:以前は鉄瓶で沸かしていたこともあるんですが、量をたっぷり沸かしたいから土鍋を使うようになりました。そして、白湯を飲む量は1日合計1.5〜2ℓが目標。喉が渇いたと思った時にはもう遅いと聞くので、合間を見つけてはちょこちょこ飲むように心がけています。
水に関しては、自宅の水道には浄水器を3個つけています。飲み水だけでなく、お風呂のお湯や食材などを洗う水も全部大切だからこそ、そこにはしっかりお金をかけた方がいい気がして。ペットボトルの水を買い続けるより、環境にもいいですしね。
40代になって効果実感に変化。冷え性の改善を感じ、寝つきもよくなりました

━━白湯を飲み始めてからどういった変化がありましたか?
大島さん:妊活のために飲んでいた30代の頃と45歳になった今では、白湯の効果実感がかなり違っている気がします。もともと私は胃腸が弱く、氷の入った飲み物を飲むとすぐにお腹が痛くなっていたんです。
なので、常温よりも温かい白湯を飲んでいると胃腸が楽だなって感じますね。血行がよくなるからか、冷え性も改善された気がします。以前は夏でも手足が寒くて凍えていたのに一切冷えを感じなくなり、顔色や唇の血色もよくなりました。
もともとよかった寝つきもさらによくなって、ベッドに入ると目覚ましをセットする前に寝ちゃうことが多くなったかも。どんだけ早いんだっていう(笑)。メンタル面でいうと、朝から白湯を飲むと「体にいいことした!」という気分になって1日がすごく充実した感じになるんですよね。
白湯を沸かしている30〜40分の間に洗濯物を畳んだり掃除したりといった朝の家事をタイムトライアル的に終わらせるようにしているから、頭が活性化されて1日のいいサイクルを作ってくれている気がします。
━━季節や体調によって白湯の温度や飲み方は変えていますか?
大島さん:温度は特に変えていないけれど、風邪をひいた時や喉が痛い時は小さいタンブラーにショウガとハチミツと白湯をたっぷり入れて飲んでいます。ショウガはスライスでもいいし、チューブでもOK。
それ以外だと、レモンを入れることもあるかな。気分がすっきりしない日も、レモン入りの白湯を飲むとシャキッと目が覚めるんですよ。余った白湯でお茶を淹れたり、シナモンを入れてみたりと、バリエーションをつけながら楽しんでいるので飽きないですね。
白湯を沸かすことは、時間的な豊かさをくれた。日頃忙しくしている人にこそおすすめしたいです

━━白湯に関して、今後取り入れてみたいことはありますか?
大島さん:日頃持ち歩くタンブラーをもう1本増やしたいんですよ。美味しい味のお酢とかを入れた、味のある白湯もいいなと思って。または、お味噌汁を持ち歩くのもいいかも。実は、普段からお味噌汁を作る時も白湯を意識しているんです。お湯を煮詰めてある程度量を減らしてから、出汁パックとお味噌を加えるようにしています。
あとは、メンバーの黒沢(かずこ)さんが教えてくれた、タンブラーとしても使える1人用のケトルが気になっていて。海外などのロケの時にすごく便利そうなので、今度買おうかなと思っています。
━━白湯以外に体のために実践していることはありますか?
大島さん:昔から健康と自然療法にすごく関心があったので、20代の頃から漢方を飲んでいます。若い頃は効果があまりわからなかったけれど、40代に入った今は漢方を飲み続けていてよかったと感じます。
白湯も続けるうちにさらに効果を実感すると言われているので、50代、60代、そしてその先にある老後を健康で気持ちよく迎えるための土台作りのつもりでじっくりと続けていきたいですね。
ただし、実は課題もあって。最近は週2ペースでマシンピラティスをやったりして結構頑張っているんですが、大食漢なところはなかなか改善できなくて。食欲が一切衰えず、十二分目まで食べちゃうんです。お肉や天ぷらをいくら食べてももたれないのは胃腸が健康な証ではあるけれど、腹八分目で抑えることがこれからの目標ですね。

━━どういった方に白湯をおすすめしたいですか?
大島さん:日頃忙しくしている方に試してみてほしいですね。日常の中に“白湯を沸かす”っていう作業がひとつ増えるから“より忙しくなっちゃうじゃん”と思うかもしれないけれど、その時間を効率よく使うことで頭の整理ができる気がするんです。
私は、結果的にむしろ時間的に豊かになったと感じると思うので、白湯の習慣をぜひ取り入れてみてほしいなって思います。
撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/根本茉波 スタイリスト/圓子槙生 取材・文/真島絵麻里 構成/福島美歩(MAQUIA ONLINE)
Tops&Gown/ franky grow
公開日:


























































































