ツヤやかな肌と髪、輝く瞳にメリハリのあるスレンダーなボディ。今でこそ、人もうらやむほどの美を手に入れ、様々な著名人のボディメイキングを手がけたことが話題になり、著書も大ヒットしている美人整体師・朝井麗華先生も、昔はキレイとは、ほど遠かったそう。
「子供の頃からアトピー気味だったうえ、思春期にはニキビまで勃発して。それでも楽しく過ごしていましたが、高校時代は厳しい校風がストレスで過食気味になり、体重が一気に12㎏増えてしまったんです。やっと高校を卒業して短大生になったものの、今度は上京をきっかけに全身にアトピーが出て、ニキビもさらにひどくなってしまいました。そのうえ、体型は高校のときに太ったまま。おしゃれなんて、全然楽しめませんでした」と朝井先生。
これが短大時代の朝井先生。現在の美肌からは、想像もできない!
それでも素敵な男性に出会い、22歳で結婚。幸せな生活を送っていたのも束の間、今度は結婚半年でご主人の末期がんが発覚。
「主人を少しでも助けたいと、いろいろな自然療法に自らチャレンジしました。食事療法、アロマテラピー、コーヒー浣腸などなど……。その中でも、クレイを内服するデトックスを始めたところ、半年で自分自身のアトピーが治まったんです。それがきっかけで、体から毒素を出すことの大切さに気がつきました」
ご主人亡きあとはバーテンダー、アロマセラピストとして働きながら、健康に関する知識を深めようと、整体療法について学ぶ日々。そして29歳のとき、整体師への転身を決意。
自信が主宰しているサロン「気・Reika」でのトリートメントだけでなく、講演会などでも本当の健康づくりを啓蒙中。
「私のサロンワークは、とにかく痛くて“ドS”と評判(笑)。でも、確実に体が楽になるのを感じてもらえます。講演やセミナーを行うと、いろんな人に出会えるので私のほうが、勉強させてもらうことも多いんです」
その他にも、昨年発売した『おっぱい番長の「乳トレ」』が大ヒット。今年1月には『水毒を溜めない人は美しい』を出版。
「サロン以外の場でも、より多くの方の美と健康づくりのお役に立ちたい、と考えています。
乳トレは、美乳づくりだけでなく、姿勢や内臓の調子も整えるメソッド。水毒デトックスは、体質を改善して、心も体も元気になれる究極の美容法です」
「自分のアトピーやニキビ、主人の闘病などを通して、人々に“本当の健康とは何か”を伝えることが私の仕事だと感じたんです。そこで整体師になったあとも東洋医学を中心に勉強を続け、中医学の“水毒”という概念に出会いました。サロンへいらっしゃる女性は、皆さんどこかむくんでいる。その症状を改善してキレイになるには、水毒をデトックスするのが一番。水毒デトックスは、私自身実践している、最もおすすめな美容法です」と朝井先生。
今回、朝井先生が教えてくれた、キレイを損なう「水毒」って? 次回は気になる水毒についてお教えします!
MAQUIA6月号
撮影/角田修一(朝井先生・モデル) 久々江 満(物) ヘア&メイク/中山友恵〈Three Peace〉 スタイリスト/福永いずみ
モデル/佐原モニカ イラスト/miya 取材・文/風間裕美子 構成/芹澤美希(MAQUIA)