「MAQUIA」6月号では、さまざまな世代の美ボディの持ち主に取材。変わらぬ美しさをキープしている武田久美子さんの体型維持法とは?
無理しない 年齢で変える 自分を知る
この年齢だからたどり着いた幸せボディメイク論
自身を取り巻く環境や経験を通じて、体への向き合い方も日々変化していくもの。年代の異なる3名の美ボディの持ち主が今の自分に寄り添った、こだわりのボディ哲学を語ります。
51歳
西海岸仕込みのヘルシービューティを体現
武田久美子
現在はアメリカ・サンディエゴに居住。公式ブログでは食事や美容に対するこだわりや一人娘のソフィアさんとの何気ない日常など、自然体なライフスタイルを発信している。
気づいたら好物が赤い食べ物ばかりに。逆に加工したお肉は口にしません
「最近はザクロやマグロの赤身といった赤い食材ばかり食べています。栄養面でもビタミンAや抗酸化作用が高いものが多いとわかり、より意識的に赤を選ぶようになりました。その一方で、食べないと決めているのがベーコンなどの加工肉。どうせカロリーを摂るなら、美味しくて安全な食べ物で摂る方が心にも体にもいいですよね」
ザクロ、ビーツ、トマトなど、様々な赤いフードがラインナップ。「緑黄色野菜よりも見た目が華やかで、食べる時に気分が盛り上がる点も魅力的」(武田さん)
今のボディは89点。この年齢だから、
っていう固定概念にはとらわれません
「年齢を考えずに今の体の満足度を表すなら、89点。以前は『もう50だし......』と思ったこともありましたが、アメリカでは誰も年齢を気にしないので私も自分を年齢で測るのはやめたんです。こんな服は着ちゃダメ、とか落ち着いた行動をしなきゃ、という固定概念に一切とらわれなくなり、今の自分をさらに楽しめるように」
大人のボディは質感も大切。
私の人生で肌がカサカサしてるってほとんどないんです
「カリフォルニアは1年中乾燥しているので、ボディの保湿は特に気を遣います。潤い補給だと思って毎日水を2リットル以上飲み、アカすりで新陳代謝の促進も。さらに入浴後すぐにボディクリームをたっぷり塗り込み、リッチな肌に仕上げます。徹底した保湿ケアのおかげで、今までに肌のカサつきを感じたことはほぼありません」
保湿はリーズナブルなものを惜しみなく使う主義。「ニベアのビッグボトルを週に1本使い切ります。乾燥が特にひどい日は、オイルの上にクリームを重ねることも」
30代後半からバレエを再開。
1回2時間を週に2回。みっちりトレーニング
「子供の頃に習っていたバレエを本格的に再開したのが30代後半の頃。以来、約2時間のレッスンを週2ペースで続けています。代謝が下がる30代後半から太り始める人が多い中、その時期に再スタートできたのはまさにベストタイミング。体型があまり崩れることなくキープできているのは、バレエのおかげだと思っています」
バーレッスンやジャンプなど、メニュー内容はプロアマ問わず世界共通。全身の筋肉を使用するため、優雅に見えてかなりハード。
MAQUIA 6月号
撮影/增田勝行〈SIGNO〉 スタイリスト/中村日和 取材・文/真島絵麻里 企画/火箱奈央(MAQUIA)
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