この秋話題のスキンケア新製品は、各ブランド渾身の「すんごい」技術が目白押し。でも、最先端すぎて「何それ?」なものばかり。そこで友利 新先生注目のスキンケアキーワードを徹底解説。ちゃんとわかって使えば、その「すんごい」が肌に届く!
知って使えばもっと効く!
友利 新先生監修 秋のすんごいスキンケア図鑑
研究を極めて見出した、肌の真実 新着眼
それぞれのブランドが得意とする分野を極めるうちに到達したすんごい着眼点。これまでケアしきれていなかった「盲点」に迫り、想像もしなかった美肌の未来へ。
お手入れ時の「快感情」が肌質を向上
オキシトシン
●お手入れ時に快感情が生まれないとオキシトシンの恩恵ナシに
●心地よい感触や香りでオキシトシン量がアップし、肌質が向上
“幸せを感じれば肌は見違えることを証明”
「心地よいテクスチャーのコスメを使ったとき、ハンドプレスで丁寧にお手入れしたときに肌の調子が上向くことを科学的に証明。オキシトシンが増えるとキメが整い、色ムラが減り、ツヤのあるなめらか肌に。オキシトシンを味方につけない手はありません」
どんな製品に生かされている?
カネボウ
フュージョニング ソリューション
オキシトシンが増える仕掛けをあの手この手で
オキシトシン研究に基づく先行美容液。自分の肌に心酔するような塗膜、贅沢に配合された保湿成分、リラックス感のある香り、気分が上がる塗り方でオキシトシンを味方に。常にいいことがあった日の肌をキープ。60ml ¥14300/カネボウインターナショナルDiv.
目元たるみの原因は「筋肉炎症」にあった
筋肉やせ
●目の酷使やエイジングにより目元の筋肉に炎症が発生
●炎症により筋肉の分解が進み目元を支えられない筋肉やせ状態に
“まぶたの筋肉やせを防げばハリ感まぶたに”
「まぶたにある眼輪筋とミュラー筋の衰えが目元をたるませることは知っていたけれど、それが『筋肉やせ』で起こっていたとは興味深い! まぶたの筋肉やせを防ぐことはこれからのアイケアのスタンダードになるかも」
どんな製品に生かされている?
エピステーム
アイパーフェクトショットb
目元の筋肉炎症を防ぐ成分を配合
筋肉の炎症物質TNFαの産生を抑制するカミツレ花エキス、ユズ果実エキスからなる成分、キープアイコンプレックスを配合したアイクリーム。筋肉やせにより重だるくなったまぶたにハリ感を取り戻す。18g ¥12100/ロート製薬
細胞の休止期に、粛々とDNAの損傷を修復
F13A
●ハリのもとを生み出す線維芽細胞には活動期と休止期が
●休止期に「F13A」というタンパク質が増え、細胞のDNA損傷をメンテナンス
“実は重要! 細胞の「休止期」の秘密が新たに解明”
「コラーゲンなどハリのもとを生み出す線維芽細胞の『休止期』を研究してきたポーラ。新たに着眼したのは、休止期にF13Aというタンパク質で自らメンテナンスしていた事実。ふたたび活動期がやってきたときに、細胞をジャンジャン分裂させ、コラーゲンを生み出せるなんて、おもしろすぎ!」
どんな製品に生かされている?
ポーラ
B.A グランラグゼ O(オー)
「休止期」にF13Aを増やしてハリ肌に
休止期のF13Aを高める2種類の植物成分を組み合わせた、時計草G0エキスを配合。時間の経過とともに弾力が高まるテクスチャーがユニークな夜用クリーム。深い没入感へといざなう落ち着いた香りも特長的。50g ¥132000(10月1日発売)
眠っているあいだに肌のゴミ、活性酸素をお掃除
肌メラトニン
●酸化から守ろうと肌が起こした炎症を収束させる
●紫外線、大気汚染、多忙な生活で日中に受けたストレスによる活性酸素を除去
“肌メラトニンをサポートすれば、寝不足でも美肌をキープ”
「睡眠ホルモンとして知られるメラトニンは、実は肌にも存在。肌の炎症を抑え、活性酸素を除去してくれるんです。ロクシタンは、クチナシエキスから生成されるクロセチンにメラトニンと同様の肌効果を発見。寝不足でもたっぷり眠ったような肌も夢じゃない!?」
どんな製品に生かされている?
ロクシタン
イモーテル
オーバーナイトリセットセラム
肌メラトニンと同様の作用を持つ成分を配合
抗酸化にアプローチするクチナシエキスを新配合。抗炎症サイクルにアプローチするイモーテルディープエキスとともに、睡眠時間が十分に取れない肌を救済。6時間でハリ、ツヤに満ちた肌に。30ml ¥9790/ロクシタンジャポン(10月2日発売)
MAQUIA 11月号
撮影/恩田はるみ イラスト/中根ゆたか 取材・文/小田ユイコ 構成/萩原有紀(MAQUIA)
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