この秋話題のスキンケア新製品は、各ブランド渾身の「すんごい」技術が目白押し。でも、最先端すぎて「何それ?」なものばかり。そこで友利 新先生注目のスキンケアキーワードを徹底解説。ちゃんとわかって使えば、その「すんごい」が肌に届く!
知って使えばもっと効く!
友利 新先生監修 秋のすんごいスキンケア図鑑
エイジングの仕組みを新たに解明
【新発見】
スキンケアテクノロジーの最前線から、すんごい新発見をピックアップ。エイジングの謎を鮮やかに解明しこれまであきらめていたエイジング悩みまで解決へと導く。
外界からの悪者を取り押さえる、肌の「門番」
OBプロテイン
●肌にダメージを及ぼすストレス分子はキャッチして排出
●肌にメリットをもたらすうるおいなど良いお客さんは通過させる
“悪い刺激を排除しエイジングの火種を寄せつけない!”
「OBプロテインは肌の角層に存在し、外界から来る刺激をフィルタリング。『門番』のように悪い刺激を排除してくれるので、エイジングのもととなる肌トラブルを未然に防げるんです。肌のバリア機能を強固にする新たな存在として大注目!」
どんな製品に生かされている?
クレ・ド・ポー ボーテ
ル・セラムⅡ
OBプロテインを増やすユリの成分を配合
山岳地帯に自生するユリにOBプロテインを増やす力があることを発見し、複合成分ラディアントリリーコンセントレートを開発。洗顔後すぐつける美容液で環境ダメージを排除し、生まれ変わったような肌に。50ml ¥29700
血管から肌を立て直す「美肌遺伝子」
CCN2
●毛細血管の構造が良好になることで真皮のハリ構造が強化
●CCN2遺伝子の発現で毛細血管の壁細胞ペリサイトが安定
“血管の壁をきれいにすることで、ハリやうるおいをアップ”
「真皮の毛細血管の『壁』を良好にすることで、コラーゲンやヒアルロン酸が守られ、ハリやうるおいがアップすることを発見した資生堂。毛細血管の壁を安定化させる遺伝子、CCN2は年齢に関係なくお手入れで増やせるというから、これは期待度大」
どんな製品に生かされている?
SHISEIDO
フューチャー ソリューション LX
インテンシブ ファーミング
ブリリアンスセラム
CCN2の発現を促す緑茶エキスを配合
緑茶エキスや日本古来のエンメイソウを含むロンジェネビティーサイエンスを搭載し、美白有効成分も配合したトータルエイジングケア美容液。毛細血管にアプローチし、ふっくらハリのある輝く肌へ。(医薬部外品)50ml ¥31900
幹細胞を攻撃する血中の乱暴者
疲労物質β
●肌の立体感に欠かせない脂肪。それを生み出す脂肪幹細胞を攻撃
●脂肪幹細胞がやられるとコラーゲンも目減りしハリがダウンしてしまう
“私たちにつきまとう疲労。「疲れても老けない肌」が叶う”
「疲れていたり、睡眠不足だと感じる肌のたるみ。その関係を解き明かしたロート製薬。疲労すると血液中に疲労物質β(7βヒドロキシコレステロール)が増え、肌に悪さをしていたんです。疲労物質βに対処するコスメは、ハリを守る心強い味方」
どんな製品に生かされている?
オバジX
ディープアドバンスド
リフトセラム
疲労物質βから守るテクノロジーを採用
PQQという補酵素とメマツヨイグサ種子エキスを配合したディープリフトテクノロジー採用の美容液。疲労物質βで攻撃を受けても、脂肪幹細胞の数、コラーゲンの目減りを防ぎ、立体的なハリ肌をキープ。45g ¥8800/ロート製薬
黄ぐすみを引き起こす糖化物質は「蛍光性」
蛍光性AGEs
●黄ぐすみをケアするためには、蛍光性AGEsをターゲットに!
●糖化物質AGEsの中にも黄ぐすみと関係ない非蛍光性AGEsがある
“ハードルが高かった肌の「糖化」ケアが新発見で大躍進!”
「黄ぐすみを引き起こす肌の糖化。その糖化物質AGEsには蛍光性と非蛍光性があり、黄ぐすみは蛍光性が引き起こしていたことをエストが解明。蛍光性AGEsにしっかりターゲットを絞ることで糖化から守り、澄み渡ったハリ肌になれるなんて!」
どんな製品に生かされている?
エストG.P.
セラムイン ローション T
蛍光性AGEsをケアする複合エキスを開発
この秋リニューアルしたエストG.P.シリーズのエイジングケア化粧水。3種あるうち、「T」は精製カミツレ複合エキスを配合し糖化にアプローチ。黄ぐすみのない浄化されたようなハリ肌へ。140ml ¥13200/エスト
MAQUIA 11月号
撮影/恩田はるみ スタイリスト/山本瑶奈 取材・文/小田ユイコ 構成/萩原有紀(MAQUIA)
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