“皮膚の変態”大野真理子さんが40代に入ってやめたこと、始めたことは? 心を動かされた2023年上半期のMYベストコスメも!_1

SNSを中心にスキンケアへの愛とその美肌が話題の大野真理子さん。自称「皮膚の変態」が誕生した経緯、40歳を迎えてやめたことと始めたこと、大野さんの心を掴んだ2023年上半期のベストコスメについてじっくり伺いました。

大野真理子さん

美容研究家

大野真理子さん

1979年生まれ、二児の母。家業のアパレルメーカーのPETTERS、コスメやサプリメントを企画・販売するサウルスの取締役。SNSで発信するマニアックな美容情報が注目を集め、「皮膚の変態」としてSNSで話題に。

「皮膚の変態」としてインスタをスタート。美容医療の赤裸々トークがバズる

「学生時代からスキンケアが大好きで、美容誌は創刊号から全部読んでいます。ずっとヘアメイクさんになりたかったのですが、家業が洋服屋なので、私もその道へ。長くアパレルの仕事をしているのでもちろんファッションも大好きなのですが、どんな素敵な服を見ても、職業柄どうしてもタグを凝視してしまうんですよね。この素材だと原価はいくらで……と考えてしまうんです。一方、コスメは私にとって、心から楽しめるものでした。
 
 インスタを始めたのは2018年。友人のライターさんから勧められて、美容に特化した内容にしました。“皮膚の変態”というキャッチコピーをつけたのは、面白みのあるものにしたかったから。華々しいキャッチコピーをつけてしまうと失敗しがちということを、アパレルの仕事を通して知っていたので(笑)。

 当初は美容医療をオープンにしている方ってすごく少なくて、どちらかというと“絶対シークレット”っていう感じだったんですけど、私は受けた施術に関することをインスタライブでよくお話しをしていたので、それがバズった要因なのかなと思っています。ここ4年で美容医療に対する目線も変わりましたね。継続的に受けているのは、高周波で皮膚を引き締める施術を毎月。ハイフを年に2回。ダブルジェネシスという導入はブライトアップのために。シミケアはスキンケアのみです」

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大野真理子さんが40歳でやめたことは?
「まつ毛パーマやピーリング! 美容愛ゆえの過度な負担をかけることをやめました」

「40代に入ってからやめたのは、まつ毛パーマ。年齢を重ねるとどんどんまつ毛が減っていくのに、負担をかけるのが嫌で。美容で効率良く結果を求めたいと思ったとき、最も効果が期待できるのって“予防すること”だと思うんです。髪なら30代くらいからカラーや頭皮ケアに気をつけるのがいちばんコスパが良いし、近道。まつ毛もそれと一緒です。

 ピーリングの頻度も減ったかな。以前は全身角質ケアをしすぎていたので、首なんかがかゆくなってしまってニットが着られなくなってしまったことも。それで減らしたんです。今は月2回、エンビロン ルーセントブライトセラムを使っています。ピーリング剤はスキンケアにも不意打ちで入っていることが多いので、それは気をつけるように。

 あとは、糖質オフなど極端なダイエットもやめました。人生残り半分くらいに差し掛かり、美容と同じくらい食べることが好きなのに意味がわからないなと(笑)。

 補正効果のないランジェリーもやめたことの一つ。田中みな実ちゃんからの助言がきっかけで、立っているシチュエーションが多いときはガードルを必ずはくようになりました。買い物で3〜4時間歩くときも腰痛を起こさないし、長丁場の撮影のときにも重宝しています。支えられている感じがして、疲れ方が全然違うんですよ」




大野真理子さんが40代で始めたことは?
「ちゅるんとした明るい“杏仁肌”になるべく、ブライトアップへの執着心が加速」

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「“色の白いは七難隠す”なんて言われますけど、40代になってまさにそれを実感。20代の頃は黄金比率の可愛い顔に憧れましたし、そうでない自分を認識する中で、造形よりも大事なのはキャラ立ちで、色ムラのない清潔感のある肌というのが自分を加点するのに相当役立つことに気づいたんです。色ムラの無い肌だと、“どんなケアをしているの?”など、話題作りにも役立ちますし。

 日焼けをしない生活は息子が生まれた8〜9年前から続けていますが、40代に入ってからというもの私の美白への執着心はおかしいくらいに加速(笑)。今、私が理想とする杏仁豆腐みたいな肌“杏仁肌”になるためにも、光老化ケアは徹底的に。ビタミンCとAを朝晩取り入れながら、角質ケアも。

 朝のケアは特にすさまじく、子供が起きてから送り出すまでの1時間はもう戦いです。起きた瞬間に炭酸泡で洗顔したら、炭酸パックで血流を流したあと、お風呂へ。MyNADESHICOの水素パックでさらに流して赤み抜けを狙いながら、かたつむりかっさでほぐし、髪の毛を乾かしながら赤みをケアするポーラ ホワイトショット マスク QXSで締め。お弁当を作る時間にパックをしていることも多いので、この時間が結構貴重なんです。それにパック三段活用をすると、透明感が全然違う。むくんだ顔も引き上がるし、色ムラもケアできます。

 真夏に外に出るときは、それこそ完全防備。なので、海辺やプールサイドでは、”映え”を相当失っていますね。ヤケーヌ UV CUT MASKと、つばの広いUVカット帽子真っ黒のレギンスも着用して海やプールに入るので、かなり異様な姿だと思うのですが、それでも温かく見守ってくれる家族に感謝です(笑)。

 肌管理を美容医療に依存した時期もあったのですが、スキンケアのほうが断然効くと今は言い切れる。とにかくこつこつやること! 何のためにどんなコスメを使っているのかを理解するのも大事です。成分推しが流行っているけれど、何を効かせたくて、そのためには何を組み合わせるのか。それをまずは知ることがすごく大切だと思うのですが、そこを置き去りにしているフォロワーさんがすごく多い印象です。だから私のインスタライブでは、なるべくわかりやすくお話ができるように心がけています」

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大野真理子さん的ベストコスメは?
しぼんだ肌も多幸感に満ちる! 【ハリ肌コスメ部門】

  • ポーラ B.A ミルク フォーム

    B.A
    ミルク フォーム


    「B.Aが、私の大好きな“炭酸”をフューチャリングしてくれて喜びもひとしお。血流を良くしてくれるのもそうだけど、皮膚の下層まで刺激を与えてエラスチンを強く。年齢を重ねた肌のケアには必須です」。炭酸泡状の引き締め乳液。もたつきレスな引き締まったハリ肌に。84g ¥13200/ポーラ

  • SHISEIDO オイデルミン エッセンスローション

    SHISEIDO
    オイデルミン エッセンスローション


    「肌につけたあと2呼吸くらいするともうなじんでいる。それがさすが! いつでも美容液オッケー! っていう受け入れ態勢が整います。化粧水の役割を完璧に果たす大好きな一本」ベスコスを総なめにした上半期話題の逸品。抜群の浸透力で美容液レベルのケアが叶う。145ml ¥9680

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    ランコム
    レネルジー HPN クリーム


    「ペプチドってドクターズコスメの目玉成分として入っていることが多い中、こちらには『300種類ものペプチドを入れたのよ!』と言われ、驚愕。ハリに効果的でフェイスラインのもたつきもレス。重すぎない使用感も好き」。300種の植物由来ペプチドの恵みを高濃度配合。濃密なハリ肌に導くリュクスな逸品。50ml ¥19800

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「ハリ肌スキンケアは、両手で肌を優しく引き上げるように使っています」

明るさのみならず+αの嬉しい効果も!【透明感アップ部門】

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    dr365
    V.C. メルトスクラブウォッシュ


    「ビタミンEが入った洗顔料。つぶつぶのスクラブを潰しながら使うタイプで、洗い流すとつっぱらずに透明感が! 朝晩使ってOKな生せっけんです」。ペースト化した保湿せっけんにビタミンスクラブをブレンド。毛穴、皮脂、くすみ、古い角質などをケア。100g ¥2805

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    コスメデコルテ
    ホワイトロジスト
    ネオジェネシス ブライトニング コンセントレイト


    「なんともいえない透明感がこんにちは♡ 私が理想とする“杏仁肌”に近いぷるんと感と白さをまとう肌になれ、1本使い切るとかなり杏仁感が高まります」。メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを未然に防ぐ。みずみずしいテクスチャーと高い浸透感も至福。(医薬部外品) 40ml ¥16500

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    オルビス
    リンクルブライトUVプロテクター


    「黄砂の日に突然肌が痒くなってしまい、かなり焦ったのですが、こちらに助けられました。ナイアシンアミドなど美容成分配合で、スキンケア効果もばっちり」。シワ改善しながらブライトアップ。有害ガスなど日中の肌を守る豊かな成分が話題。SPF50+・PA++++(医薬部外品)50g ¥3850

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    ファチュイテ
    リニューアレイジ グロウマスク


    「エイジングケアをしながらブライトアップ。バクチオールが入っているので、レチノールが苦手な方にも。首までフォローするタイプのパックなので、夜に使うことが多いです」。次世代レチノールとして注目を集めるバクチオール配合。毛穴レスなハリ肌へ。30ml×7枚入 ¥9790

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「ライブでいつも面白がられる日焼け止めの使い方。こんな風に指で叩くようにつけるんです」

「デパコスはブランドごとの研究の奥深さが違いますし、ドクターズコスメにも沼りに沼りました。でも、ドクターズコスメだからといってすべてが効くわけではないんですよね。いいコスメと出合うには、スマホを見ずに自分の皮膚を見る時間を増やすこと。YouTubeを観ながらクレンジングして……ではなくて、鏡を見ながらスキンケアをして肌がどうなったのか、しっかり確認。赤みが穏やかになったなとか、乾燥しているなとか、そこから得られる情報がすごく多いはずです。それで問題点が分かったら仕事と一緒で起動修正。そうすれば肌は必ず応えてくれるはず! と、信じています」

撮影/天日恵美子(モデル) 
ヘア&メイク/久保フユミ〈ROI〉
取材・文/通山奈津子  企画・構成/横山由佳〈MAQUIA〉

※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。

最終更新日:

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