いま改めて見直したいのが、自分の手を使ったスキンケア。「MAQUIA」9月号では、ハンドスキンケアのメリットや、手の使い方のポイントを水井真理子さんが教えます。
手は最高のパートナー
コスメがもっと効く!肌が喜ぶ♡
万能ハンドスキンケア
肌と向き合う時間の大切さに気付かされる今、 美肌へ導く最高のテクニックとしていま一度見直したいのが自分の手を使ったスキンケア。 寄り添い美容を提唱する美肌請負人の水井真理子さんに手を使った効果的なケア方法をご指南いただきました。
トータルビューティアドバイザー
水井真理子さん
エステティシャンとして培った経験を基に、肌を見ただけで普段の生活のクセまで見抜く審美眼を持つ。寄り添いスキンケアを提案。
“スキンケアにとって手は最高のパートナー”
やわらかさやみずみずしさ、ザラつきなど、肌状態をつぶさに感じ取れる手。その使い方次第でケア効果を高めることができます。つまり、手はきれいを引き出す相棒なんです。
“ケアするときは 必ず両手で。
心も満たされることで癒やし効果も”
片手では肌に接するときの力が強くなりがちなので、力が適度に抜ける両手でのケアが基本。スキンケア中の手の力加減は6〜7割で。また、両手でのケアにより感じられる心地よさでコスメの浸透も高まります。心が満たされれば、肌はもっと美しくなれます。
“まずは7日間向き合ってみる。
14日で人からも褒められる肌に”
手を意識したケアを7日間も続ければ、キメが整い、みずみずしさや柔らかさを実感することができます。さらに14日ほど継続すれば他人から見ても肌の変化がわかるように。
“肌と手のコミュニケーションで
美しい肌が生まれる”
「この化粧水、みずみずしい」とか、「美容液が浸透している」など、ケアのたびに肌とコミュニケーションすることで確実に肌に変化がもたらされます。こうして手で育んだ肌こそが、本当の意味で“手作りの肌”に。
水井真理子考案! 自分の肌を愛するために
ずっと覚えていて欲しい「手にできること」
まずは手だからこそできることをおさらい。さらに、ハンドスキンケアの効果を高めるために、ケア前には「効かせる手の作り方」を取り入れて。
“ピンポイントで効かせたい”とき
点 指先の腹
顔には指先の腹がフィットする細かなパーツがいっぱい。指先に神経を集中するとタッチが優しくなり、ケアが丁寧になる利点も。
“ケア効果を高めたいとき”
線 3本指の腹
肌状態をチェックするセンサー機能はもちろん、老廃物を流したり、浸透を高めたりと、かなりの働き者。
“温め、浸透、引き上げたいとき”
面 手のひら
ちょっと使いづらいけれど、温もりで浸透を高めたり、圧で循環をよくしたり、引き上げにも効果的。
1. 肌の状態を確認する
2. 化粧品の効きを高める
3. マッサージ効果
“手を使ってケアする”ということは、すなわち“肌を意識したケア”。手でのケアは、肌がコスメをゆっくりと咀嚼する時間を作っているのと同じです。
効かせる手の作り方
1 最初に手全体の巡りを高め、こわばりをリセット。親指とひと差し指が交わる付け根にあるツボを3秒押す。
2 反対の手で親指が手のひら側になるよう挟み、手のつけ根の“手根”を中心に、放射線状に手のひらをほぐす。
3 左右の手指を1本1本ぐるぐるともみほぐす。さらに、ハンドクリームを塗り、手の甲と指にすり込む。
どんなアイテムもこの手順を守って!
ハンドスキンケア基本のSTEP
化粧水、美容液、クリームなど、どのアイテムを使うにしてもこの3つが基本。目周りなど細かい部分は指の腹を使って同じ要領で行って。
内側→外側へ、指の腹から第2関節までを使い顔全体に広げる。“浸透させる”のではなく“塗布”するイメージ。
指の腹全体を使ってゆっくりゆっくりと。手の力が強かったり、たたいたりすると肌が緊張するためNG。
手の温度を肌に伝えるイメージで、顔を手のひら全体を使って包み込み3秒。場所を変えながらゆっくり行う。
MAQUIA 9月号
撮影/岩谷優一〈vale.〉 ヘア&メイク/甲斐美穂〈ROI〉 スタイリスト/コギソマナ〈io〉 モデル/佐藤さき(マキアビューティズ) 取材・文/藤井優美〈dis-moi〉 企画/火箱奈央(MAQUIA)
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